北村匠海「『こんなはずじゃなかった』って、たぶんみんな社会に出て思うんだよ」#ボクらの時代コラム

編集部:あこ

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様々なジャンルで活躍する著名人の方々によって繰り広げられるトーク番組『ボクらの時代』。あえて司会者を置かない本番組では、ここでしか聞けないトークが盛りだくさん。人生の先輩であるみなさんのお話は、きっと学生のみんなにきっかけやヒントを与えてくれるはずです。

フジテレビ提供

12月19日(日)に放送された『ボクらの時代』では、俳優であり、ダンスロックバンド「DISH//」のボーカルとしても活躍中の北村匠海さん、女優の黒島結菜さん、ミュージシャンのはっとりさん(マカロニえんぴつ)が登場。12月31日(金)に公開される映画『明け方の若者たち』で共演している北村さんと黒島さん、映画の主題歌を担当しているマカロニえんぴつのはっとりさんの3人が、映画のテーマに通じるような思いや経験について、またこの仕事を一生やっていこうと決めたタイミングなどについて語り合いました。

『こんなはずじゃなかった』って、たぶんみんな社会に出て思う


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東京に生きる若者が突然出会った人生最大の恋と、何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を感じながら成長していく姿を描いた『明け方の若者たち』のテーマにちなみ、自身の「こんなはずじゃなかった」と感じた経験を語り始める北村さん。

『こんなはずじゃなかった』って、たぶんみんな社会に出て思うんだよ。オレ自身も20歳とか21歳のとき、役者の仕事の比重がすごく多くなって、でもバンドとしてはまだまだもがいてる時期っていう心のバランスが悪いとき…はっとりくんと出会った時期もそうなんだけど、あの時期って、自分の中でそういう時間だったと思う」と話す北村さんに、はっとりさんは「どうりで。目がギラついてたもん。人を信用しない目をしてた(笑)」と当時の北村さんの印象を明かします。

続けて、「みんな嫌いだった(笑)。なんかこう、自分の心を鉛筆削りでゴリゴリに尖らせるみたいな時代だったから、その尖った芯が大人になってポキっと折れるという感じがあって。当時ははっとりくんもそうなんだけど、わかり合える人と飲んだりして、泣ける歌を歌ってボロボロ泣くみたいな時期だった」と振り返る北村さん。するとはっとりさんは「でも、そういうのって自己陶酔もあるよね。売れない状況に抗っている時って気持ちがいいじゃない?環境に言い訳をしたい、みたいな。だからトントン拍子にいきたいとも思わないというか。逆に順風満帆だったりすると、そういった幸福感から逃げたくなっちゃうような性質なんですよ」と自身を分析します。


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はっとりさんに「『失敗したい』って思うことはありますか? 成長するための失敗であればちょっと挫折したい、とか」と聞かれた黒島さんは、「うまくいきすぎてたときに、ちょっと自分を苦しめたいと思った時期はあるんですけど、『ムダじゃない?』って思ったんです。だって、自分からわざわざ苦しみにいって、本当にどん底に落ちて上がれなくなっちゃうかもしれないことを考えたら、『今をもっとよくすればいいんじゃないか』って」と答えます。

そんな黒島さんに「絶対そうだと思う(笑)」と賛成した北村さんとはっとりさん。でも、「僕ら(北村さんとはっとりさん)みたいなネガティブなタイプは、絶対そういう時代はあるよね。自分たちの首を絞めることに命を賭けてるみたいな(笑)。今思えば、すごく青春のときだったな、って。それこそ“人生のマジックアワー”というか」と感慨深げに振り返る北村さんでした。

ユニコーンっていうバンドを見て『バンドやりたい』って思ったのがきっかけ


フジテレビ提供

俳優や音楽の仕事を一生やっていこうと決めたタイミングについて、「19歳のときに『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞の新人俳優賞をいただいたときに、『あぁ、初めて親孝行できた』っていう感覚があって、ある種そこで腹を括ったというか。自分はすごくいい仕事に8歳のときから就いてたんだ、って、12年経って初めて気づいた」と話す北村さん。

北村さんとは対照的に、「これまでそう思ったことはない」と話す黒島さんは、「ずっと目の前のお仕事を一つひとつやって今があると思っていたので、『この作品が』とか『このタイミングが』っていうのはなくて」としながらも、「たぶん、個人的には来年ぐらいかなって思ってます。朝ドラをやって、終わって、そこでたぶん変わる気がしていて」と、2022年前期のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインを務めることで、自分が変わるかもしれないと思っていることを明かしていました。

一方、「どこで腹くくったんだろうっていうのが、考えても考えてもわからない」と話すのははっとりさん。「オレは憧れでやってるから。ユニコーンっていうバンドを見て『バンドやりたい』って思ったのがきっかけで、それが今も続いていて。『バンドやったらちょっとぐらいはモテるかな』と思って高校から音楽やってたんだけど、スポーツ刈りのボーカルはやっぱモテないね(笑)」と話し、2人を笑わせていました。

趣味を確実に仕事に繋げたいっていうハングリーな気持ちがある


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「将来何がしたい?」というテーマに話が及ぶと、「カレー屋さん開きたいな、とか思う」と笑顔で話す北村さん。「オレの特性として、趣味を確実に仕事に繋げたいっていうハングリーな気持ちがあって……。雑誌のカメラマンをたまにやるとか、カレーとかサウナも番組に呼んでもらったりとか(笑)」と、趣味を仕事に繋げていることを明かします。

さらに、「オレは今役者と音楽と両方あって、そうなると仕事とプライベートの分別ってゼロになってくるんだよね。なんでも全部材料になっちゃうというか。全部が絡み合ってるので、すごい疲れる」と、仕事と私生活の境界がないからこその悩みを吐露する北村さん。

そんな北村さんとは対照的に「仕事は仕事、プライベートはプライベートで分けたい」という黒島さんから、「どうやって休むんですか?」と聞かれると、北村さんは「オレも教えてほしいんだよね(笑)」と笑います。「ひとりで家で飲んだりとか、お酒に頼っちゃったりすることもある。だから、役者だけで生きてる人たちとか、音楽だけで生きてる人っていうのがものすごくカッコよく思えていて。自分はこうやって(と左右に足をバタバタさせながら、二足のわらじで歩いている感覚を表現して)歩いている感じというか。そうするとどうしても足どりは遅くなるし。でも、そこを自分が切り開いていきたい感覚もある。そういうのがちょっと夢でもあるし」と、自身の活動についての思いを率直に話す北村さんでした。

自身の辛かった時期を「今思えば“人生のマジックアワー”だった」と振り返る北村さんのように、辛い時期の真っ最中はとてもそんなふうに思えなくても、あとから「青春だったなぁ」と懐かしく思えることはあるもの。大学生のみなさんも、この先心が折れるような辛いことがあったとしても、「もしかすると今が人生のかけがえのない時間なのかもしれない」と思うことで、乗り越える勇気が湧いてくるかもしれません。

『ボクらの時代』フジテレビ系(毎週日曜7:00~7:30)

放送日:12月19日(日)
北村匠海×黒島結菜×マカロニえんぴつ・はっとり
『ボクらの時代』公式ホームページ

<次回の放送>
12月26日(日)7:00~7:30
山田裕貴×遠藤憲一×勝地涼


文:落合由希
編集:学生の窓口編集部

編集部:あこ

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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