野村周平「どれだけ現場でイヤなことがあっても『オレ、カッコいいことしてるからいいや』って(笑)」#ボクらの時代コラム
様々なジャンルで活躍する著名人の方々によって繰り広げられるトーク番組『ボクらの時代』。あえて司会者を置かない本番組では、ここでしか聞けないトークが盛りだくさん。人生の先輩であるみなさんのお話は、きっと学生のみんなにきっかけやヒントを与えてくれるはずです。
フジテレビ提供
11月28日(日)に放送された『ボクらの時代』では、GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐さんと関口メンディーさん、そして俳優の野村周平さんが登場。同じグループの2人が以前から親しくしているという野村さんを鼎談相手にオファーし、子どもの頃の思い出やこの世界に入ったきっかけ、恋愛観や趣味についてなど、幅広いテーマで語り合いました。
小さい頃から異文化交流していたから考え方は広がった
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白濱さんと野村さんは高校2年生の頃から付き合いがあるそうで、そのきっかけを「ウチの高校の文化祭に周平が来て…」と明かす白濱さん。また、メンディーさんも野村さんとは何度か会ったことがあるそうですが、仕事よりもプライベートで会うことの方が多いんだとか。
そんな3人の共通点は、それぞれミックスルーツだということ。野村さんの母親は中国人で、「キレたときハンパないの」と明かす野村さん。メンディーさんに「反抗期はあった?」と聞かれると、「何回か“クソババア”って言ったくらいかな。10〜12歳の頃ってまだオカンに勝てないじゃない?だからあんまり反抗期はなかった」と冗談交じりに話し、笑いを誘います。
アメリカ生まれで、両親がナイジェリア人と日本人というメンディーさんは、小学4年生の時、クラスが学級崩壊していたといい、授業参観のときに後ろを向いて友だちと話していたら、「家に帰ってから『そんな子に育てた覚えはない』って母にめっちゃ怒られて。そこからちゃんとするようになった。あのときは(周りに)流されてたなぁ」と振り返ります。
一方、白濱さんは「お母さんはフィリピン人なんだけど、おばあちゃんはスペインの血も入ってるし、フィリピンの方のひいじいちゃんは中国の血が入ってるのよ。だからオレは毎週末絶対教会に行って異文化交流してたというか。いろんな人種の子がいる中で、礼拝もするし、パーティーがあったら全然言葉が通じない子どもたちとも遊んでたり。小さい時からそういう環境で育ったから、視野というか考え方は広がったと思う」と、異文化の中で育った子ども時代を明かしていました。
大学に行ってなかったら今ここにいないと思う

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高校1年生のとき、オーディションがきっかけで芸能界に入ったという野村さん。「高1のとき、オヤジが勝手に応募してて、全然知らなくて。それで3万人の頂点に立ちました」と話す野村さんに、白濱さんも「カッコいい(笑)!」と合いの手を入れます。「でも、そこで芸能界に入らないという選択肢もあったわけじゃない?なんで入ろうと思ったの?」というメンディーさんの質問には「いやそれは安易に…『オレも芸能人になれんのかな?』って(笑)」と正直に明かし、2人を笑わせる野村さんでした。
GENERATIONS from EXILE TRIBEに加入する前は大学(日本体育大学)に行っていたというメンディーさんは、ダンスを始めたのは大学に入ってからだったそう。「もともと高校まで野球をやってて、大学でも野球をやりたかったんだけど、日体大で自分の技術を見てもらったときに『推薦では取れない』って言われて。そこで野球を諦めて、体育の先生を目指そうと思って通い始めた」と話すメンディーさん。GENERATIONSに入ったのは大学でダンスサークルに入ったことがきっかけだといい、「EXPGっていうEXILEのダンススクールに通ってる先輩がいて、その先輩の紹介でEXPGに入らせてもらって。たぶん、大学に行ってなかったら今ここにいないと思う」と振り返ります。

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一方、EXPGに入るまではEXILEに興味がなかったというメンディーさんとは対照的に、中学生の頃から「ド級のEXILEファンだった」という白濱さんは、中学生のときに「EXILEになりたい!」と思い、学校で進路先を聞かれても「EXILEです」と言っていたら、いつのまにかあだ名が“シラザイル”になっていた、と笑います。それを聞いた野村さんは「でも、それで実際に夢が叶ってるのってすごいよね」と感心していました。
現場でイヤなことがあっても『オレ、カッコいいことしてるからいいや』って思える
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現在、趣味が充実していると話す野村さんは、白濱さんに「まだBMXやってるの?」と聞かれ、「やってるよ。スケボーもスノボもBMXも車もバイクも釣りも。釣りは今日も行ってきたから」とその多趣味ぶりを明かします。この日は2時起きで釣りをしてきたという野村さんに、メンディーさんが「すごい!」と感心すると、「でも、仕事の8時(起き)と釣りの2時(起き)は全然違うの」と話す野村さん。「仕事の8時の方がキツい」と明かし、2人を笑わせます。
「でも、ストレスはない。どれだけ現場でイヤなことがあっても、それこそ(SNSで)炎上して、それがニュースになったりしてても、別に『オレ、カッコいいことしてるからいいや』って(笑)」と話す野村さんの言葉を受けて、白濱さんも「最近、『最終的には自分の人生だから好きなことやんなきゃな』って思い始めた」と、自身の心境の変化を明かしていました。
今は収入のほとんどを趣味に費やしてしまうという野村さん。でも、「そのために仕事を頑張ったりするじゃない? そういうやる気にはなるから、やっぱり好きなことはあった方がいいと思う」と、趣味が仕事のモチベーションになると話す姿が印象的でした。
野村さんの「なんと言われてもブレない」自信に満ちた姿を見ていると、仕事でも趣味でも、なにかひとつだけでも“自分の好きなことができている”という自負さえあれば、周りからなんと言われてもたいていのことは気にならなくなるような気がします。大学生のみなさんも、「ブレない自分」、目指してみては?
『ボクらの時代』フジテレビ系(毎週日曜7:00~7:30)
放送日:11月28日(日)
白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)×関口メンディー(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)×野村周平
『ボクらの時代』公式ホームページ
<次回の放送>
12月5日(日)7:00~7:30
浅田美代子×清水ミチコ×中園ミホ
文:落合由希
編集:学生の窓口編集部