R-指定 全国3連覇という偉業を成し遂げても「周りの全員が敵に見えていた」#ボクらの時代コラム

編集部:あこ

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様々なジャンルで活躍する著名人の方々によって繰り広げられるトーク番組『ボクらの時代』。あえて司会者を置かない本番組では、ここでしか聞けないトークが盛りだくさん。人生の先輩であるみなさんのお話は、きっと学生のみんなにきっかけやヒントを与えてくれるはずです。

フジテレビ提供

10月31日(日)に放送された『ボクらの時代』では、オードリーの若林正恭さん、Creepy NutsのR-指定さん、DJ松永さんの3人が登場。公私ともに親交があるという若林さんとCreepy Nutsの2人が、出会ったきっかけやその頃と今との違い、それぞれの仕事についてなどさまざまなテーマで語り合いました。

『たりないふたり』のお礼を言いたくてDJ松永の連絡先を辿っていった


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もともと、若林さんと(南海キャンディーズ・)山里亮太さんの漫才ユニット・たりないふたりの大ファンだったというCreepy Nutsの2人。2016年に発売された彼らの1stミニアルバム、その名も『たりないふたり』は、まさに“たりないふたり”へのリスペクトから生まれたものだったと言います。

特に松永さんは、「“人見知り”ってそれまでネタにできなかったけど、(たりないふたりが)ネタにしてるのを見て、『オレらもやろう』って」と、その影響の大きさを明かします。

一方、15歳の頃から日本語ラップが好きだったという若林さんは、そのアルバムの存在を知り、「ただタイトルが被ってるだけかと思ったらジャケットも(ユニットの)サンプリングっぽかったじゃん。『たりないふたり』を聞いて、めっちゃよくって。嬉しいじゃん?だからオレはお礼を言いたくて松永の連絡先を辿っていったのよ」と、人づてに連絡先を聞いたことを告白。


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当時、若林さんが日本語ラップを好きだということをまったく知らなかった松永さんは、そのことを「まさかあの若林さんがオレの連絡先を調べてくれて、連絡をくれて、メシに連れていってくれるなんて、奇跡みたいな話だった」と笑顔で振り返ります。

それ以来、折にふれて連絡を取り合っていたという若林さんとCreepy Nutsですが、若林さんは「でも、それから5年でめまぐるしく変わったね」と感慨深げに振り返ります。「だってオレ、オリンピックの閉会式なんか(DJ松永が出ることを)知らなくて、テレビつけたらやってたから『いい加減にしろ!』って思ったもん(笑)」とテレビにツッコんだことを明かし、2人を爆笑させていました。

成功を手に入れたとたん「何したらいいんだっけ?」と思った


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現在、超多忙な日々を送るCreepy Nutsの2人。しかし、松永さんは少し前まで人知れず苦悩していたことを明かします。「なんとか自分が生きるために、のし上がるためにDJやってて、夢中でやってたらちょっと結果がついてきて、最高の相方に恵まれ、DJの大会も、それこそオリンピックも、テレビもラジオも、求めてる以上のことで…」と、自分の想像以上に結果がついてきたことで、逆に「今年の春ぐらいに激落ちしたんですよね」と話す松永さん。

いざそうなると「あれ?オレ、何したらいいんだっけ?」と思ってしまったといい、「曲作るのも楽しいし、別に楽しくないことなんてなんにもないんだけど、新たにほしいものはなんにもない。なんにもなさすぎて、ホントに自律神経ぶち壊れたんですよ。で、次どうしようってなったときに、31歳でやっと『やばっ、オレ、いい人間になりたい』って思って」と明かす松永さんに、若林さんは爆笑して「なんだよこの話!」とツッコみながらも「いいじゃん。もらった分、DJで返していけばいいじゃん」と賛同します。

すると、松永さんと同じ時期にやはり気持ちに浮き沈みがあったというR-指定さんが、「横でおまえがそんなに成長してるとき、オレは最終的に『覇王になりたい』って思ってた」と明かし、2人を爆笑させていました。

全国3連覇という偉業を成し遂げても「周りの全員が敵に見えていた」


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しかし、実はその『覇王になりたい』発言にはいろんな思いが込められているようで…。

自分がこれまでラップしてきた(言ってきた)ことにケリをつけなきゃと思っちゃったんですよ。これまでめっちゃ言い切ってきたし、MCバトルでも極端なことを言ってきた過去の自分の言葉が、今、自分が前に進んでいくにあたってまた自分に返ってきて。『あの頃言ってた言葉が、今のオレに刺さっとるがな』って」と、過去の自分の言葉と闘う必要があったというR-指定さん。

以前、MCバトルの全国大会「UMB GRAND CHAMPIONSHIP」で優勝し、全国3連覇という偉業を成し遂げたR-指定さんですが、「そんときもオレ、死にそうになってた。周りの全員が敵に見えてたんです」と当時の心理状態を明かし、どんなに活躍してもいろいろ言われてしまうことから、「マジで『世界一ラップがうまくなって、覇王になるしかない』という思考に至った」ことを明かしていました。

ラップを始めたキッカケは、「ただ本当にラップをしたかったから」というR-指定さん。「結局自己を肯定するものにもなったし、人生を変えてくれたりもしたけど、たぶん人生変わってなくてもラップしたかったと思う」と言い、「極端に言えば、言いたいことがなくなっても、ラップという行為自体が楽しい。快楽でもあるし、気づいたらやっちゃう生理現象でもあるし、ときに自傷行為でもあるんです」と、ラップのリリック(歌詞)を書くことは昔の自分と向き合うこと(=自傷行為)であるとも話します。

「でも、それ(リリック)を吐き出すことによって癒されたりもする。自分で傷つけて自分で癒して、自分で気持ちよくなって、みたいな、全部を支えてくれるんです」と話すR-指定さんに、「ラップは自分にとっての魂へのご褒美なんだね」と感嘆する若林さんでした。

日本3連覇のラッパー・R-指定さんと、世界一のDJ・松永さん。そんな最強のHIP HOPユニットである彼らが、今も人知れず悩んだり落ち込んだりすることがあるなんて、意外なようでもあり、でもやはり頂点に立つものならではの苦悩を感じた鼎談でもありました。

大学生のみなさんも、将来なりたいものや就きたい職業があって、幸運にもその仕事に就くことができて、夢に描いていたことが実現したとしても、それで「ゴール!」…とは思えないということは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。というよりもむしろ、そこからが本当のスタートと言ってもいいくらいだと思います。でも、そこから始まる本当の仕事の楽しさや辛さは、自分を成長させてくれ、想像以上の世界へと連れて行ってくれるのではないでしょうか。

『ボクらの時代』フジテレビ系(毎週日曜7:00~7:30)

放送日:10月31日(日)
若林正恭×クリーピーナッツR-指定&DJ松永
『ボクらの時代』公式ホームページ

<次回の放送>
11月7日(日)7:00~7:30
仲野太賀×勝地涼×柄本時生

文:落合由希
編集:学生の窓口編集部

編集部:あこ

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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