地域創生ってどういうこと? その意味や地方創生との違いもわかりやすく解説

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地方創生とは、それぞれの地方が少子高齢化社会に対応し、「まち・ひと・しごと」を活性化させていこうという政策のことです。地方創生によって、各地方が将来にわたり活力がある状態を持続させていくことが目的になっています。

地方創生と似たような意味合いの言葉に「地域創生」「地域共創」「地域活性化」といったものがあり、それぞれの違いや使い方で困るシーンが出てきています。

ここでは、地方創生の基本的な意味と地域創生などの類似表現との違いを紹介します。

地域創生と地方創生の違いとは

地域創生と地方創生は本質的には同じことを意味しています。地方創生の意味は、「まち・ひと・しごと創生法」の目的をそのまま引用すると

ーーーーーー
少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくために、まち・ひと・しごと創生(※)に関する施策を総合的かつ計画的に実施する。
※まち・ひと・しごと創生:以下を一体的に推進すること。
まち…国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営める地域社会の形成
ひと…地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保
しごと…地域における魅力ある多様な就業の機会の創出
ーーーーーー

となります。

これを簡単にいうと「少子高齢化が進むにつれて表出してくる問題に対応するために、各地方・地域で「まち・ひと・しごと」を活性化させていきましょう」ということになります。

地方創生と地域創生は創生活動をする団体の大きさの違い

地方創生と地域創生の違いは、創生活動をしている団体の大きさの違いです。

  • ・地方創生:地方公共団体が創生活動をする
  • ・地域創生:地方公共団体の中の一地域が創生活動をする

のように覚えておくといいでしょう。

地域創生は「地域活性化」「地方共創」とも呼ばれる

地域創生は、「地域活性化」や「地方共創」とも呼ばれます。

地方創生、地域創生、地域活性化、地方共創は、同じ意味合いで使われることが多く、厳密な使い分けが必要というシーンは少ないです。使い分けに関してはあまり意識しなくてもいいでしょう。

ただし、地域の人の中には「地方」という言葉に、「都会から下に見られているような気がする」とネガティブなイメージを持つ人もいます。地方で「地方創生」という単語を使うときは、多少の気遣いが必要です。

地方創生4つの基本目標と三本の矢とは

地方創生は2015年度から2019年度までを区切りとした第1期、2020年度から2024年度までを区切りとした第2期があります。

それぞれに国・地方の長期ビジョンと総合戦略があり、4つの基本目標と地方創生版・三本の矢が設定されています。

ちなみに、地方創生版・三本の矢とは第96代首相安倍晋三氏による「アベノミクス」の基本方針の3つの柱になぞらえて呼ばれています。アベノミクスが経済政策であったため、地方創生の柱には「地方創生版」がつきます。

地方創生第1期の長期ビジョン・総合戦略など

第1期の長期ビジョンと総合戦略、4つの基本目標と地方創生版・三本の矢はこのように設定されていました。

国の長期ビジョン・総合戦略

  • ・2060年に1億人程度の人口を維持する中長期展望を提示
  • ・第1期の政策目標・施策を策定

地方の長期ビジョン・総合戦略

  • ・各地域の人口動向、将来人口推計の分析や中長期の将来展望を提示
  • ・各地域の人口動向や産業実態等を踏まえ、第1期の政策目標・施策を策定

4つの基本目標

  1. 1.地方にしごとをつくり、安心して働けるようにする
  2. 2.地方への新しいひとの流れをつくる
  3. 3.若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
  4. 4.時代に合った地域をつく安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する

地方創生版・三本の矢

  • ・情報支援
  • ・人材支援
  • ・財政支援

地方創生第2期の長期ビジョン・総合戦略など

第2期の長期ビジョンと総合戦略は第1期のものと大きな変更はなく、地方の長期ビジョンに関しては国のビジョン・総合戦略を踏まえ切れ目なく改訂されることになっています。

4つの基本目標や地方創生版・三本の矢に関しても従来の枠組みを維持しつつ、必要な強化を行うことになっています。

4つの基本目標

  1. 1.「地方への新しいひとの流れをつくる」の取組の強化:第1期4つの基本目標の2
  2. 2.「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」について、子ども・子育て本部等と連携:第1期4つの基本目標の3
  3. 3.「人材を育て活かす」「誰もが活躍する地域社会をつくる」観点を追加
  4. 4.新たな視点に重点をおいて施策を推進
    ・新しい時代の流れを力にする(Society5.0等)、人材を育て活かす等

参考:地方創生の現状と今後の展開

地方創生にSDGsの理念を取り込んだ地方創生SDGsとは

地方創生にSDGsの理念を取り込むことで、政策全体の最適化・課題解決の加速化が期待できるため、SDGsを原動力とした「地方創生SDGs」も推進されています。

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、脱酸素社会など環境方面の話題で耳にすることが多い言葉です。17のゴールと169のターゲットが設定され、進捗状況を測るための指標も提示されています。

内閣府では、地方創生SDGs達成のために

  • ・SDGs未来都市:優れたSDGsの取組を提案する地方自治体
  • ・自治体SDGsモデル事業:特に優れた先導的な取組

を選定し支援しており、「地方創生SDGsホームページ」や「地方創生SDGs官民連携プラットフォームウェブサイト」などで情報提供や啓発に努めています。

地域創生と地方創生は根本的には同じこと

地域創生と地方創生は根本的には同じことです。地域が本来持っている力を引き出し、少子高齢化に負けない持続可能な社会発展を目指す政策のように覚えておけばいいでしょう。

4つの基本方針・三本の矢、地方創生SDGsなど覚えるべきポイントはあるものの、「まち・ひと・しごと」の活性化のためのキーワードであることに違いはありません。

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