公共料金もクレジットカードで払えるの!?そのメリットと注意点を解説 |学校では教えてくれない「お金の授業」
クレジットカードはスマートなライフスタイルを送るための、現代社会の必需品です。
毎月の公共料金の支払いでもクレジットカードで支払うことができるのをご存知でしたか?
ショッピングや各種支払いなど、クレジットカードはさまざまなシーンで重宝されますが、その中でも公共料金は、毎月支払いが発生するため、トータルにすると大きな金額になります。
公共料金をクレジットカードで支払うことで、どんなメリットがあるのでしょうか。今回は、クレジットカードで公共料金を支払うメリットや注意点などをご説明します。
また、加えてクレジットカードはコンビニで使えるのか?についても解説しますので、是非参考にしてみてください。
公共料金はクレジットカードで支払えるの?
結論から言うと、ほとんどの公共料金は、クレジットカードで支払うことができます。 公共料金の支払いは、ひと昔前では銀行やコンビニの窓口で直接支払うか、口座振替(自動引落)しかできませんでした。 しかし現在では、ほとんどの公共料金がクレジットカードでの支払いに対応しています。 クレジットカードで支払いが可能な公共料金としては、以下のものが挙げられます。
クレジットカードで支払える代表的な公共料金
・電気代
・ガス代
・水道代
・電話代(固定電話、携帯電話)
・インターネットプロバイダー使用料
・新聞代
・NHK受信料
※一部利用できないところがあります。
公共料金をクレジットカードで支払うメリットは?
公共料金をクレジットカードで支払うと、さまざまなメリットがあります。ケースに分けてご説明しましょう。
クレジットカードのポイントが貯まる
公共料金をクレジットカードで支払う最大のメリットは、ズバリ、クレジットカードのポイントが貯まることです。 公共料金を現金で支払っていても、それで何か特典がつくことはありません。しかし、クレジットカードで支払えば、その支払い金額に応じてクレジットカードのポイントが付与されます。それぞれ単独の料金は微々たるものかもしれませんが、公共料金は全てまとめると、それなりの金額になります。
実際にシミュレーションをしてみましょう。
総務省統計局が2021年2月に発表した統計資料によると、2020年12月の2人以上の世帯で、1世帯当たり1ヵ月間の公共料金の月平均額は、以下のようになっています。
・光熱・水道費 21,393円(税込)
・通信・交通費 38,408円(税込)
仮に、この水道光熱費と通信費を合算した金額(59,801円)を、すべてクレジットカードでの支払いにしたとしましょう。
ポイント還元率が0.5%のクレジットカードで支払ったとしたら、貯まるポイントは 59,801×0.005=約299円分 と、なります。
例えばこれが12ヵ月(つまり1年間)続とすると、3500円以上のポイントが貯まるわけです。実際は、これに新聞代や NHK受信料、wowowなどの有料放送の料金も加算されると考えると、貯まるポイントはもっと多くなります。
貯まったポイントで、好きなアイテムに交換するなど有効に活用することができるので、お得ですね
公共料金の管理がしやすい
毎月支払う公共料金は、大抵の場合、金融機関の口座から自動的に口座振替されています。 実際に目の前で“お金が動く”わけではないので、「何の公共料金にいくら使っているか」という意識が希薄になりがちです。
公共料金をクレジットカードで支払うようにすれば、電気やガス、水道などそれぞれの使用料を、毎月の支払い明細でまとめて把握することが可能です。 個別の支払いのように、何枚もの領収書を見比べる必要がなくなります。
公共料金の支払日を1日に集約できる
公共料金をバラバラに支払っていると、支払日の設定が公共料金ごとに異なります。 そのため、それぞれの支払日ごとに口座残高を確認する必要があります。
しかし、公共料金の支払いをクレジットカードに集約すると、支払日を1日に集約することができます。 それぞれの支払い日ごとに確認する手間が省けるので、管理の手間が大幅に軽減されます。
クレジットカードで公共料金を支払うときの注意点
メリットが多いクレジットカードでの公共料金の支払いですが、注意点もあります。
公共料金をクレジットカードで支払いができない場合がある
公共料金は一部地域によってはクレジットカードで支払えないところもあります。 不安な時、また引越しの際は、まずお住まいの地域の電力会社、ガス会社、水道局のホームページなどにて確認しましょう。
引越しの際には解約連絡が必要
引越しが決まったら、不要なお支払いをしないよう、電力やガス会社、水道局などに解約連絡をしましょう。
料金の支払いをクレジットカードに変更するにはどうすれば良い?
公共料金の支払いを、口座振替からクレジットカード払いに変更する方法は、簡単です。変更方法としては次の2つがあります。
各カード会社のホームページなどから申し込む
公共料金によっては、カード会社のホームページなどから申し込むことが可能です。
公共料金の窓口にカード払いへの変更を申し込む
電力会社、ガス会社、水道局など、公共料金の窓口に直接申し込みましょう。 また公共料金によっては、ネット上で手続きを完了できるところもあります。
コンビニの支払いでもクレジットカードを利用できる?
一部のローカルチェーンを除き、コンビニの支払いでもクレジットカードが利用できます。いわゆる大手のコンビニでは、利用に関しては何の心配もいりません。
クレジットカードが利用可能な主なコンビニチェーン
・セブン–イレブン
・ファミリーマート
・ローソン
・ミニストップ
・サークルKサンクス
・デイリーヤマザキ
・セーブオン(ローソンに転換中)
・スリーエフ(ローソン・スリーエフ)
・セイコーマート
・ポプラ
コンビニでクレジットカードを利用するメリット
コンビニでクレジットカードを利用するメリットは、たくさんあります。 どんなメリットがあるのか、説明しましょう。
小銭を持ち歩かないで済む
コンビニでのお買物といえば、ソフトドリンクやお菓子、アイスクリーム、雑誌など、比較的少額の商品がメインです。 たまたま紙幣(お札)しか持ち合わせていないときは、会計でお札を崩すことになり、たくさんの小銭で財布が膨れるのは、どうも見た目がよろしくありません。 そんな悩みを解決してくれるのが、クレジットカードです。コンビニでの支払いをクレジットカードに切り替えれば、現金払いよりもはるかにスマートにお買物できます。
現金払いよりもスピーディー
コンビニでクレジットカードを利用する場合、よほど大きな金額でない限り、サインの記入や暗証番号の入力は必要がありません。 会計時、お釣りのやり取りなどの手間が不要になるので、現金払いよりもはるかにスピーディーな支払いができます。 レジが混んでいるときや、急いでいる時などには、時間短縮になるのでたいへん便利です。
クレジットカードのポイントが貯まる
コンビニでクレジットカードを利用すれば、使った金額に応じてクレジットカードのポイントを貯めることができます。 1回だけならわずかな額にしかなりませんが、日常的にコンビニを利用するなら、知らず知らずのうちにポイントが貯まります。
おサイフケータイ(Apple Pay、Google Pay)と連携できる
スマホをおサイフケータイとして使えば、コンビニのショッピングがさらにスマートになります。 iPhoneならApple Pay、AndroidならGoogle Payにクレジットカードを登録すれば、スマホ本体だけでコンビニの支払いを済ますことができます。
小銭はもちろん、クレジットカードの持ち歩きすら不要になるので、たいへん便利です。 また、カード会社によっては各種新規入会キャンペーンを行っているので、チェックしてみてください。
コンビニでクレジットカードを利用するデメリット
コンビニでクレジットカードを利用する上でのデメリットは、正直あまり存在しませんが、「強いて言えば」というレベルのデメリットをご紹介します。
コンビニでクレジットカードを出すのが恥ずかしい
「100円や200円のドリンクやアイスを買うのに、クレジットカードを出すのはあまりに大げさ」。 「カッコつけてると思われたらイヤ」。そんな恥ずかしさから、コンビニでクレジットカードを使うことをためらう人がいます。
しかしクレジットカードの普及により、今では少額の支払いでもクレジットカードの利用をためらわない人が増えてきています。 コンビニのスタッフからも、お釣りを用意するより楽だと評判です。 また、クレジットカードの利用に関しては、日本よりも外国の方がはるかに進んでいます。 外国では、犯罪防止のためにそもそも現金を取り扱わない「クレジットカード専用」のお店も少なくありません。
高額のお買物ではサインが必要になる
コンビニでクレジットカードを使うときは、数百円単位の少額というケースがほとんどでしょう。しかし、たくさんお買物をする機会もあります。 通常はサインレス決済のコンビニですが、一定以上の金額を超えると、クレジットカードのお買物にカード名義人本人のサインが必要になります。
クレジットカードの支払いは1回払いのみ
コンビニでクレジットカードを利用する場合、1回払いのみとなります。 分割払いやリボ払いはできません。 もちろん、リボ払いに支払いを変更することもできます。 コンビニで高額のお買物をする場合は、注意しましょう。
コンビニではクレジットカードで購入できない商品がある
コンビニで取り扱っている商品は、すべてクレジットカードで支払えるわけではありません。 一部の商品は、クレジットカードで支払いができないので、あらかじめ現金や電子マネーを用意しておく必要があります。
【クレジットカードで支払うことができない主なコンビニの商品】
・プリペイドカード(クオカード、iTunesカードなど)
・切手やはがき、年賀状、収入印紙など
・各自治体指定のゴミ袋
コンビニと連携したクレジットカードなら、ポイントも連携取得できる!
コンビニでクレジットカードを利用した場合、クレジットカードのポイントが利用金額に応じて貯まります。
セブン–イレブンではnanacoを、ファミリーマートではTカードを、ローソンではPontaカードを提示してカードで支払えば、両方のポイントが貯まります。
ちなみに、セゾンカードなら事前にカード番号を連携させることで、nanacoの提示がなくても両方のポイントが貯まるサービスがあります。
まとめ
公共料金は生活に欠かせない「固定費」なので、毎月支払っているとその金額は意外なほど大きくなります。 クレジットカードで公共料金を支払い、ポイントで還元すれば節約につながります。
また、コンビニでクレジットカードを利用すると、たくさんのメリットがあることもお分かりいただけたかと思います。 今まで公共料金の支払いやコンビニでクレジットカードを利用していなかった人も、ぜひ試しに利用してみてはいかがでしょうか。
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編集:マイナビ学生の窓口編集部
提供:クレディセゾン