一人暮らしに最適なカーペット・ラグ・マットの選び方! 素材やサイズはどうする? 2ページ目
■カーペット・ラグ・マットの選び方2.一人暮らしにおすすめの素材
一人暮らしで楽しみなインテリア選びに、ぜひ加えたい「カーペット」や「ラグ」選び。色やデザイン、さまざまな手法で作られたものがあるので、部屋にあうもの、個性的なもの、使い心地のよいものをさまざまな素材からみてみましょう。
<カーペットやラグに使われる素材と特徴>
カーペットやラグは、綿(コットン)や麻(リネン、ヘンプ)、絹(シルク)、毛(ウール)などの天然繊維で作られています。また、ナイロンやアクリル、ポリエステルなどの化学繊維で作られているものもあります。それぞれに特徴があり、たくさんの種類があるので、お気に入りのものを選べるかもしれません。まず、ライフスタイルに合わせて、どんな素材から選んだらよいかチェックしてみましょう。
・綿(コットン)
衣類やタオルなど、「肌ざわり」のよいことで知られるコットン。ラグやマットに使用されているので、身近な素材のひとつです。静電気が起きないことや、アレルギー物質が含まれないことで、デリケートな体質の方にも向いているといえます。さらっとした感触は真夏の暑いときでも、保温性があることを考えると冬でも使える素材と言えるので1年中使える素材でしょう。
・麻(リネン、ヘンプ)
天然繊維の中でも、機能に優れているといわれる麻は、吸水性のよいことや、速乾性、防カビ、静電気を抑える素材として注目されています。夏の素材と思われがちな麻ですが、温度調節機能、つまり、サーモスタット機能もあります。そのため、さらっとした感覚やざっくりした素材感はありますが、寒い冬にも快適に過ごせるカーペットのひとつです。
・絹(シルク)
スカーフやセーターなど、衣類の素材で知られる絹も、カーペットで使用されています。でも、一人暮らしで気軽に使うにはちょっと高級すぎるかもしれません。カーペットが世界で普及し始めたころ、ペルシャやトルコから伝わったのが、絹で仕上げられた絨毯でした。大きなサイズでは数百万~数千万するものもあるほどの高級品。一人暮らしのお部屋には向きませんが、小さなものならインテリアのアクセントとして飾ることもできるかもしれません。
・毛(ウール)
冬には暖かく、夏には涼しげに、さらに、色やデザインのバリエーションも幅が広いのは、ウールです。近年では、シックハウス症候群のもとになる物質を吸着する効果があることでも注目され、カーペットやラグの素材になっています。新品の使い始めは、遊び毛が出ることもありますが、使うほどになじんでくる素材です。
・ナイロン
強く、軽く、傷みにくいことでも知られていて、カーペットの素材で人気があるのは、ナイロンでしょう。防虫機能や耐摩擦性に改良されているものが多いので、畳の上に敷いたり、子ども部屋や廊下でも使用したり。しかし、ナイロンという化学繊維の特徴上のために、タバコの火にはとても弱く、すぐに焦げ跡が付きます。また、静電気も起きやすいので、ライフスタイルに合わせて購入前にチェックが必要です。
・アクリル
一人暮らしや冬用のラグとして人気のある素材といえば、アクリルです。高級感もある素材で、カフェテーブルやベッド付近のラグとして、最適な素材かもしれません。防カビや害虫予防がされているものも多くあります。しかし、遊び毛が出やすいことや、けば立ちやすいなども特徴もあるので、広い面積や人の往来が多い場所での使用は控えることがおすすめ。もちろん、化学繊維なので火や熱にも弱く、食べこぼしを拭いたりすると、汚れを取っても固くなってしまったりすることもあります。
<素材に合わせた毛足の長さ>
インテリアの飾りにしている場合は気にならない素材感も、毎日使用する場所であれば毛足の長さもカーペット選びにはポイントになります。
毛足の長さは大きく分けて2つ、カットタイプとループタイプのカーペットやラグに分かれます。素材によっても毛足のタイプは変わりますが、耐久性に優れているといわれるのがループタイプ。
10ミリ未満でカットタイプのものは、一般的なカーペットに使用されているタイプで、広い面積でも使用できます。
さらに、長さが10ミリ以上あるものや、25ミリを超えるものなどもラグに使用されることが多く、高級感があります。毛足が長いので、家具によっては配置した時の安定感をチェックする必要。とはいえ、ラグを使ってインテリアを楽しみたいというときは、最適なアイテムになります。