部屋のレイアウト・コーディネートのコツ! すぐ真似できる簡単テクニック 3ページ目
ワンルームはキッチンとの間仕切りドアがなく、ひとつの空間となっているタイプの部屋です。しかし、部屋の広さは物件によってさまざま。6帖程度のワンルームから広めの8帖タイプ、10帖タイプもあります。ワンルームのインテリアレイアウト・コーディネートも、やはり広さによって違ってきます。例えば6帖タイプのワンルームは、とにかく広く見せるレイアウトやコーディネートが優先されます。しかし8帖タイプ以上の広さがある場合、レイアウト・コーディネートの幅も広がるでしょう。ここでは、それぞれのワンルームタイプにポイントを分けてご紹介します。
◎6帖タイプのワンルーム
6帖のスペースで就寝・食事・勉強などをすることになりますから、どんな作業をするにおいても無理がなく、快適に行えるインテリアレイアウト・コーディネートが求められます。そのため、可能な限りスペースを有効に使い、尚且つ広く見せるテクニックが必要でしょう。その際のポイントは以下の通りです。
・広く見せるために、部屋の色を壁に近い色で統一する(同系色を使用する)
・明るい部屋は広く見えるため、できるだけ窓を塞がないようにレイアウトし、自然光を多く取り入れる
・コンパクトな家具を選び、無駄な物は置かないようにする
・フレキシブルに対応できる家具を選ぶ
・なるべく床に物を置かないで床面を多く見せるレイアウトをする
・入口から部屋の奥まで視線を遮らないように家具をレイアウトする
・隙間収納や収納スペースを増幅させるグッズを活用し、キッチン周りの雑多な物が見えないような工夫が必要
◎8帖タイプ以上のワンルーム
8帖以上あるワンルームタイプはスペースに余裕があるため、自分の思ったようなインテリアスタイルを創りやすくなります。また、部屋の色使いにおいても、部屋を広く見せようと神経質になる必要が少なくなるでしょう。そのため、よりおしゃれな配色を追求することも可能です。
とはいえ、やはりスペースには限りがあります。少し余裕があるからと大きな家具を置いてしまうと、すぐに狭く感じてしまうことになるので注意してください。8帖タイプのワンルームのレイアウト・コーディネートのポイントは、以下の通りです。
・コンパクトな家具を選ぶ
・状況に応じて部屋をセパレートできるようなゾーニングを考える
(ゾーニングとは「区分」という意味。部屋におけるゾーニングとは、例えば就寝ゾーンとくつろぎのゾーンに分ける、就寝ゾーンと学習ゾーン・くつろぎゾーンに分けるなどを示します)
・家具を両サイドかコーナーに配列すれば、スペースを有効に使えてゾーニングもしやすくなる
・場合によっては、キッチンを隠すためのパーテーションやロールスクリーンを効果的に採用する
・おしゃれなインテリアにするには全体的な統一感を重視する
6帖・8帖どちらのタイプのワンルームでも、インテリアコーディネートの基本的なポイントは同じです。どのようなスタイルの部屋にするか考え、イメージカラーを決めましょう。そのうえで部屋のサイズに合った家具を選び、効率的に配置します。その際、広く見せるための配色や照明効果、鏡の効果などを利用しましょう。
部屋の広さは変えることができませんが、部屋の印象を変えることは可能です。インテリアレイアウト・コーディネートの目的は、まさにこの部屋の印象をつくること。そして部屋の印象をつくるには、最初に明確なコンセプトが必要です。