国際恋愛中の東京外大生が教える!外国人と恋愛する上で大切なこと4つ<言葉編>【学生記者】 2ページ目

BLACK IRIS

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4.言葉に抱くイメージや意味の強さに差があることを意識する


こればかりはネイティブかその土地に長く住んだ人でないと体得できないものですね。私自身の例を出すと、「詐欺」という言葉で彼とかなり険悪ムードになったことがあります。それは食事時に彼が「ご飯を食べ終えたらお皿洗いをする」と言っていたのに食事後「水が冷たいからまた今度にする」と発言したときのこと……。

BLACK IRIS:「え、やるやる詐欺じゃん!」
彼:「詐欺? 本当にそう思ってるなら別れよう。」

そのとき彼は本気で怒っているようでした。私の頭の中は「?」でいっぱい。どうしてここまで彼を怒らせてしまったのか最初は見当もつきませんでした。しかしとっさに思い当り、

BLACK IRIS:「待って、アラビア語(彼の母語)で「詐欺」にあたる単語って、厳密にどういう意味?」
彼:「人をだましてお金をまきあげることだよ。それ以外に何があるんだよ?」
BLACK IRIS:(なるほど……。)

詐欺という言葉は日本だと特に若者の間では「実物や実際と全く違う様子」や「単に約束や言葉を守らないこと」といったニュアンスで比較的ソフトな使い方もされていますが別の国の人だと異なるようです。彼はこれらの表現やコンテクストを知らず「詐欺」を原義そのままに覚えているだけなので、彼からしてみれば非常に語感の印象が強く到底パートナーに投げかけるような言葉ではないだろうと感じて怒ったのでした。

このように、特に異文化圏出身者とのコミュニケーションでは、お互いが知っている言葉や表現だとしても、それに抱くイメージや使用する場面などは共通のものではないという可能性が高くなりますので言葉の選択、使用には細心の注意を払う必要があります。誤解が生じているのではないかと思ったら自分の発言意図と、相手が受け取ったニュアンスのずれを調整することが不可欠です。


まとめ

いかがでしたか? 「言葉ってこんなに複雑なものだったっけ」、と感じた読者のみなさん、これも1つの外国人のパートナーとお付き合いするメリット。自然と自分の言葉に気を付けるようになります。とはいえ、外国人彼とのお付き合いの中で異文化理解には言葉以上に大切なものがあるんだなと学ぶことが多いのもまた事実です。さて、次回は生きていく以上避けられない行為、「食事編」をお届けします。お楽しみに!!

文・Black Iris

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