「怒り新党」で話題の「共感性羞恥」って知ってる? 経験したことがある大学生は〇割
みなさん、「共感性羞恥」という言葉は知っていますか? 共感性周知とは、ドラマの恥ずかしいシーンや、他人のミスを目の当たりにしたときに、あたかも自分の失敗のように感じてしまう感情のことを指します。『マツコ&有吉の怒りの新党』の番組内でとりあげられ、話題になったこの感情。大学生のなかにはどのくらい経験者がいるのでしょうか? 実際に聞いてみました。
「共感性羞恥」とは?
共感性羞恥を一言で言うと、「見たものに共感することによって生じる羞恥心」のこと。例えばドラマの恥ずかしいシーンやドッキリ番組、実生活では他人のミスなどを目の当たりにした時、「あたかも自分のことのように」「恥ずかしい」「ツラすぎる」と感じてしまう心理を指します。
『マツコ&有吉の怒り新党』の番組内では、視聴者からの「もうすぐ恥をかきそうなドラマのシーンを観ることができない」というメールを取り上げました。マツコさんは「わかる!」でしたが有吉さんは「?」でした。
この「他人の失敗なのに自分の失敗に感じる心理」は、過去に同じような失敗をした経験があったり、自分と境遇が似ていたりすると起こりやすいようです。
「共感性羞恥」について大学生に一斉調査
大学生たちはこの「共感性羞恥」を経験したことがあるのでしょうか。実際に調査してみました。興味深い経験エピソードも沢山出てきましたよ。
「共感性羞恥」を経験したことがありますか?
はい 146人(49.3%)
いいえ 150人(50.7%)
なんと!約半数もの大学生がこの「共感性羞恥」を経験していました。他人が恥をかく姿を見ていられないというこの感情、いったいどんな場面で経験したのでしょうか?続いて、経験者にエピソードを聞いてみました。
「共感性羞恥」を実際に経験した際のエピソードを教えてください
誰かが注意されているのを見て
・兄弟が失敗をしてどんなに嘆かわしく恥ずかしいことかと親が激怒して親に叱られているとき(女性/21歳/大学4年生)
・友達が人に怒られているのをみて逃げたくなった(男性/21歳/大学4年生)
・プールで他人が注意されているのを見て自分も反省する気持ちになった(男性/19歳/大学2年生)
・自分にはまったく関係のないことで他人が叱られているのを見るだけで胃が痛くなり冷や汗が出る(女性/20歳/大学2年生)
・道の駅で子どもが親に大きな声で注意されていて、大勢のお客さんがいる前だったので叱られている子どもはさぞ恥ずかしい気持ちになっているだろうと感じ、思わず目をそむけてしまっていた(男性/20歳/大学1年生)
・まわりに迷惑をかけているのに気づかない友人が、案の定注意を受けたりすると非常に心が痛む(女性/22歳/大学4年生)
ドラマのワンシーンを見て
・ドラマで、これからその人が振られるってわかっている時に、見られなかった(女性/23歳/大学院生)
・ドラマで何か隠し事がもうそろそろばれてしまいそうな瞬間が近づいてきているときに、すごいそわそわしてみるのをやめてしまいそうになる(男性/24歳/大学院生)
・テレビのドラマで恥をかく場面やドッキリで騙されている人の映像とかを見ると、いたたまれない気持ちになってチャンネルを変える(女性/23歳/大学院生)
・ドラマで主人公がクサいセリフを言ってまわりからバカにされているのを見たとき、恥ずかしくてテレビを消した(女性/21歳/大学3年生)