ウン万円の製品がなんと半額! 学生のうちに購入しておくと絶対オトクなあの商品
大学生協などで、パソコンソフトに「アカデミック版」「学生・教職員向け版」と書いてあるのを見たことはありませんか? パソコンソフトは、お金に余裕のない学生のうちから使ってはじめて、将来にわたって使い続けてもらえるよう、安価な学生向けパッケージを用意していることが多いのです。安く入手できてソフトの使い方を勉強する時間がある学生のうちに購入することで、将来これらのソフトを使いこなす必要がある職種につく際に有利かもしれませんよ?
マイクロソフト(価格はいずれも参考価格、税別)
Windows版のオフィスソフトでは、「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「Access」などがセットになった学生向けパッケージ「Office Professional Academic 2016」が27,800円で購入できます。一般向けパッケージの「Office Professional 2016」59,800円、「Word」「Excel」「Outlook」だけの「Office Personal 2016」が29,800円ですから、だいぶおトクですね。ただし、「Office Professional Academic 2016」は、店頭でカードを購入してそれに記載されているコードを入力するという仕組みの「POSA」(Point of Sales Activation)という形態でのみの販売となり、Amazonや通販サイトでの取り扱いはないようです。家電量販店や大学生協の店頭で購入することになりますね。
「Office Professional 2016」59,800円→「Office Professional Academic 2016」27,800円
また、Mac版のオフィスソフトでは、「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」がセットになった「Office Academic 2016 for Mac」が16,800円。同様の構成になる「Office 2016 for Mac Home & Business」が34,800円、「Word」「Excel」「PowerPoint」で構成される「Office 2016 for Mac Home & Student」が23,800円なので、これもずいぶん割安です。Mac版もWindows版と同様にPOSAでの販売のみですが、オンラインのApple Storeでの取り扱いがあり、通販での購入が可能です。
「Office 2016 for Mac Home & Business」34,800円→「Office Academic 2016 for Mac」16,800円
アドビ システムズ(価格は税別)
「Photoshop」「Illustrator」をはじめとする同社の個人向けクリエイティブソフトすべてを月額課金で利用できる「個人版Creative Cloud コンプリートプラン」が、初年度月額1,980円(通常4,980円)で加入できます。23,760円の一括払いも可能。また、ドローグラフィックツール「Illustrator」の単体プランは、月額980円(通常2,180円)。なお、学生向けの「個人版Creative Cloud コンプリートプラン」で価格が割引になるのは初年度(12カ月)のみで、2年目以降は契約が自動延長され、通常の年間プラン価格が適用されるので注意しましょう。どちらのプランも、アドビ システムズのWebサイトから購入できます。
「個人版Creative Cloud コンプリートプラン」通常4,980円/月→学生・教職員向け1,980円/月(初年度のみ)
「Adobe Illustrator単体プラン」通常2,180円/月→学生・教職員向け980円/月
また、パッケージで販売されている「Photoshop Elements & Premiere Elements」「Acrobat DC」にもアカデミック版が用意されており、一般よりも安価に利用可能です。
「Photoshop Elements & Premiere Elements 14」通常版19,800円→学生・教職員版9,800円
「Acrobat Pro DC(永続ライセンス)」通常版54,800円→学生・教職員版18,600円
ジャストシステム(価格は希望小売価格、税込)
ワープロソフト「一太郎」、日本語入力ソフト「ATOK」をはじめとするジャストシステム製品にもアカデミック版の設定があります。例を挙げると、「一太郎2016」(パッケージ)が通常版20,000円のところ8,000円、「ATOK 2016 for Windows[ベーシック]」が通常版8,208円のところ5,400円など。これはスタンダードなパッケージの価格ですが、「一太郎」は機能が追加されたプレミアム版にもアカデミック版が用意されています。
「ATOK 2016 for Windows[べーシック]」通常8,640円→教育機関向け5,400円
「一太郎2016 スーパープレミアム」通常版41,040円→アカデミック版30,240円
「一太郎2016 プレミアム」通常版27,000円→アカデミック版16,200円
「一太郎2016 プレミアム」通常版27,000円→アカデミック版16,200円
ファイルメーカー(価格は税別)
データベースソフト「FileMaker Pro」の個人購入(シングルライセンス製品)も、教育機関向けの価格が設定されています。基本パッケージの「FileMaker Pro 14」が通常38,000円のところ22,800円、開発ツールやカスタマイズツールが付属する「FileMaker Pro 14 Advanced」が通常価格63,000円のところ37,800円。なお、上記はいずれもダウンロード版のみの価格で、インストール用のDVDが必要な場合は通常版・教育機関向けともプラス3,000円となります。購入はファイルメーカーのWebストアからとなりますが、「FileMaker Pro 14」はApple Store一部量販店、大学生協などでも取り扱いがあるそうです。
「FileMaker Pro 14」通常38,000円→教育機関向け22,800円
「FileMaker Pro 14 Advanced」通常63,000円→教育機関向け37,800円
モリサワ(価格は税別)
人気フォント全975書体を自由に選んで使えるフォントパッケージ「MORISAWA PASSPORT」。学校等に導入するのにも安価な教育機関向けライセンスがありますが、学生の個人PCにインストールするためにアカデミック版も用意しています。通常版が49,800円/年のところ、アカデミック版は22,000円/年。美術・造形・デザイン系の学校を中心に認定されている「モリサワ認定校」の在校生は、さらにオトクな12,000円/年で提供されます! ただし、アカデミック版の使用目的は教育目的に限られ、営利目的での使用はできませんで注意してください。
「MORISAWA PASSPORT」通常49,800円/年→アカデミック版22,000円/年、モリサワ認定校の場合12,000円/年
上記のような有名どころのほかにも、グラフィックソフト「Canvas」「CorelDRAW」「Painter」、3DCG作成ソフト「Shade 3D」、音楽ソフト「Cubase」「Pro Tools」「SONAR」、ビデオ編集ソフト「VideoStudio」など、多数のソフトでアカデミック版/学生・教職員向け版が用意されています。パソコンソフトを購入することになったら、まず学生向けの安価なパッケージがないか、確認してみましょう!