地方から首都圏にかけて遠方就活する上で、もっとも気をつけなくてはならないこととは何なのでしょうか。土地勘がない首都圏での就活は想像以上に大変かもしれません。今回は、遠方就活をする上で、事前にチェックしていただきたいことをご紹介したいと思います。必要なことをマスターして、ぜひ首都圏での就職活動に活かしてみてくださいね！

■目的意識を持つべし！

首都圏で就職したい理由は人さまざまでしょう。地元では良い企業がない、一人暮らしがしてみたい、など漠然とした都会への憧れもあるかもしれませんね。どうして首都圏で就職したいのかをよく考えてみてください。もしも、首都圏の就活に疲れてしまった場合に、目的意識があることで、モチベーションを高く保つことが可能です。また、首都圏に来る機会には、目的を達成させるために、自ずと必要なスケジュールを組むことが可能です。

例えば、首都圏で就職したい理由が「給料が高い」から、だとします。初任給は高いかもしれませんが、その後の給料のベースアップは果たして本当に高いのでしょうか。就活の最中にOBにアポイントメントをとり、実際の給料が就職した後どうなのか、を各企業ごとに確認する機会を持つことができるでしょう。高い給料の企業に就職したいという目的であれば、実態を調査することは必要になってきます。ただ漠然と都会は楽しそう、というだけで就活をしていると内定がもらえないまま楽しく就活して終わってしまうかもしれません。どうして首都圏なのか？をしっかり認識しておきましょう。また、首都圏で就活するとなると、情報の収集は必須となってきます。実際の企業の外観だけでも先に見ておきたいと感じても実現できないのが地方の就活生となるでしょう。あらかじめ、ネットや書籍で知りたい企業についての情報をしっかりと収集してください。企業の収益や、景気についてなど、給料目的の場合には、しっかり把握しておく必要があります。

■お金は多めに必要

地方の学生が首都圏で就活するためにはある程度のお金は必要になります。すべてのお金を両親が出してくれる学生もいるかもしれませんが、基本的には、自分でアルバイトをしたお金でまかなうことが多いですね。就活を進める際には、金銭管理をしっかり行い、都心に出てくる回数をあらかじめ決めた上で効率よく就活を進めるようにしてください。宿泊の際には、親戚の家にアポイントメントを取ったり、格安なカプセルホテルを利用したりする必要があります。

昨今では、就活生用のシェアハウスも存在するので調べておくと良いでしょう。移動の出費もバカになりません。高速バスの利用なども視野に入れておくと良いですね。また就活中でも、スケジュールを調整することで、短期のアルバイトなどを行うことができます。もしもの場合には、検討してみてください。就活中に費用が不足することは避けるように、就活前には多めに費用を用意して、計画的に活動するようにしましょう。

■体力と精神力は鍛えておくべし

地方の学生が就活する場合には、度重なる移動により体力を消耗しがちです。健康管理は必須項目と言えます。また、何社も受けているのに内定がなかなか取れないなどの精神的な疲労も想像以上のものがあると理解してください。「上京しての就職は無理かも」などと気弱になる場合もあるかもしれません。もしも、首都圏での就職を希望して、強い意志がある場合には、精神的にも心を強く持つ必要があるでしょう。自信を持って、就活を行うことが鍵になります。面接担当者には自信のない学生よりも、目的意識と強い意志のある学生の方が印象が良く写るものです。

■仲間がいると心強い

首都圏でも就活を行う場合には、地元で就職を決める友だちが多い中で孤立しがちかもしれません。久々に友だち同士で集まった際にも「内定出たよ」などと話す友だちが多くいることでしょう。友だととの集まりでくじけそうになってしまう場合もありますよね。そんなときのために、同じように首都圏で就活を行う仲間を持っておくと心強く感じることでしょう。情報交換を行うことも可能になります。就活の最中に友だちを作ったり、就活のポータルサイトで情報を交換できる友だちを持つことも必要です。困ったとき、内定が決まったときなど苦しみや喜びを分かち合える仲間を作っておくと、いざというとき安心です。