専門家も納得。進化する冷凍食品
28日のキャスト(朝日放送)では、進化する冷凍食品について放送。
最近は、専門家もうなるほど、美味しい冷凍食品が増えているそうだ。冷凍食品のエキスパートである、山本純子さんは、「急速凍結技術の高度化とメーカーの開発努力で冷凍食品はどんどん美味しくなっています」という。
冷凍食品にかける企業努力は、目を見張るほど向上している。
山本さんが「これは凄い!」と絶賛しているのが、マルハニチロの「あおり炒めの焼豚炒飯」。まるで、高級中華料理店の料理長が作ったような味で、東京にある有名中華料理店の赤坂離宮のオーナーシェフの味を再現。この商品は、開発スタッフが、具材を入れるタイミングや調味料を入れる瞬間をストップウォッチで計測して作られたもの。米、卵、焼額、ネギなどを国産の素材にこだわり、コクのある風味に仕上げた。スパイスもきいて、卵のまろやかさも、本物そのものだとか。
日清のどん兵衛「鴨だしそば」は、100円前後の値段なのに、本格的な味。茹で上げ直後に急速冷凍しているため、蕎麦の風味が損なわれず、歯応えのよさ本格的。ダシにもこだわり、かつおぶしをふんだんに使い合鴨の風味がきいている。レンジて1分加熱するだけで、食べられる手軽さ。中央に窪みを入れて、熱が均等に伝わるように工夫した。
また、テーブルマーク社の「ごっつ旨いお好み焼き」も、あなどれない。「にっぽんお好み焼き協会」から認定された製法で、機械は職人の手を再現して作られている。それに対して、大阪のお好み焼き職人は、「そんなこと(おいしく)はできない。それができたら仕事がなくなる」と否定。しかし、実際に工場を見学すると、その精巧さに驚きを隠せないようす。中はふっくら、外はしっかりと焼き、短時間て仕上げ冷凍としたキャベツに、エビとイカの旨みが、染み込んで、食欲がそそられる。さらに、試食して「本当に美味しいです。焼き具合とかキャベツの感じとか凄いです。今度店でこれをチンして出しましょうか」と職人も納得の味のようだ。
他にも、続々と新商品が登場し、来月には女性向けに冷凍グラノーラも発売される。
冷凍食品は、手軽だが美味しくないと思っている人も多い。しかし、今の時代は値段が安くても、不味ければ売れない。美味しくなった冷凍食品は、ちょっと手抜きしたいときや、ひとり暮らしの強い味方となりそうだ。