就職活動に新キーワード。「オヤカツ」「オヤカク」って何?
27日の「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ系)では、就職活動に新たなキーワードが誕生していることを放送した。
番組では、元横綱の貴乃花と花田景子夫妻の長男が、大学には進まず、靴職人になるためにイタリアへ修行に行ったことを伝えた。
元々、景子さんは子どもを関取にならせるつもりはなく、長男にはお受験をさせて有名私立幼稚園からエスカレーター式で高校まで通った。
しかし、大学には進学せず靴職人になるためにイタリアへ修行に行かせたそうだ。
イタリアでは、靴職人は社会的な地位が高い職業で、自分のブランドを立ち上げるほどのエリート職。
自分がしたいことをやらせるという教育方針により、イタリア行きが決まったそうだ。
そして、恋愛カウンセラーの羽林由鶴氏は、「景子さんの子育てはすごい成功例だと思います。今、残念ながら就職活動なのにこんな状態が起きています」と、「オヤカツ」、「オヤカク」という新たなキーワードが生まれていると説明した。
「オヤカツ」とは、親が全面支援する就活で、親が会社の面接に行ったり、情報集めをしたり、学生よりも先に活動を行うこと。
「オヤカク」は、内定後に入社意思があるかを、会社が親に確認することだ。
今の時代、子どもの意思を尊重し、見守ることができない親が多いという羽林さん。
そのために、会社に入ってからうまくいかなくなるケースが多いと懸念した。
医学博士の吉田たかし氏も「本人の意思が一番大事」と言いながらも、親は子どもに対して「この職業に就けたい」という希望が多いそうだ。
その場合には、視覚決定論という、13歳まで就かせたい職業の名前で、子どものことを呼び続けるの法が効果的だと明かした。
アメリカの大学で分析した結果では、無意識のうちに擦りまれて、自分の名前と関連している職業に就いたというデーターが出たそうだ。
親が子どものことを心配するのは当然だが、ほどほどにしてほしいもの。
親に確認を取らないと就職できないなんて、自分の意思はどうでもいいということなのだろうか?