「3月は別れの季節」は本当だった?! 離婚がいちばん多いのは3月

編集部:はまみ

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「別れの季節」と言われる3月。卒業などで離ればなれになる人が多いことからこう言われていますが、実は結婚しているカップルにとっても「別れ」が訪れることが多い月なんです。なぜ3月になると離婚件数が増えるのでしょうか? 届出月別にみた離婚件数の統計をご紹介します。

■3月に離婚が増える?

厚生労働省による平成21年度「離婚に関する統計」の平成20年の届出月別離婚件数及び構成割合では、離婚したカップル全体の10.3%が3月に離婚していることがわかっています。また親権を持つ子どもがいるカップル、子どもがいないカップルの離婚時期それぞれについても同様3月に離婚するケースが最も多かったようです。

また子どもがいるケースで離婚の多かった月が3月に次いで、4月、10月。子どもがいないケースで離婚の多かった月が3月に次いで4月、10月、12月でした。

■3月に離婚を決めるカップルが多いのはなぜ?

子どものいるカップルの場合、自分たちが離婚することで子どもに悪影響を及ぼさないかどうかが、まず一番に気にかかることではないでしょうか。特に離婚した場合母親が子供の親権を持つことが多いため、子どもは母親の旧姓を名乗らなくてはならなくなることがあります。

名前が変わって家庭の事情が周囲にばれてしまい、それが理由で子どもが学校でいじめられないか、周囲から偏見の目で見られるようにならないか、やはり気に掛ける親は多いのではないでしょうか。そのため子どもへの配慮の面から3月に離婚する親が多いのではないかと考えられています。

■子供がいないカップルも3月に離婚?

4月といえば会社の組織変更や人事異動がもっとも増える月。離婚するカップルが増え、大人の社会では離婚そのものは珍しくないことと認識されるようにはなりつつあるものの、それでも名前が変わったことが理由で会社の人にプライベートなことを探られるのはあまり気持ちがいいものではありません。そのため子どもがいない夫婦が離婚する場合にも会社環境が変わる4月前のタイミングで、離婚を決めるカップルが多いのではないかと考えられています。

また共働きの夫婦では、会社環境が一変することで夫婦それぞれに負担やストレスがかかり、それが理由で夫婦仲に悪影響を及ぼすこともあるようです。

厚生労働省による平成25年の人口動態調査によると離婚件数は年間23万1,383組。離婚率はやや下がり傾向にあるようですが、それでも毎年約20万組以上のカップルが離婚という決断を選んでいます。これからの時代は仕事だけでなく夫婦仲もリスクマネジメント意識が必要? 夫婦円満でいられるように、お互いに努力することが欠かせない時代になってきたのかもしれません。

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