声優にはない味がある!? タレントが声を当てて成功している洋画5選
洋画の吹き替えにタレントが起用されることがあります。この吹き替えがうまくいけばいいのですが、残念ながら否定的な意見が聞かれることの方が多いですね。では、タレントが声を当てて成功したのはどんな作品でしょうか。「成功!」といわれることの多い作品をピックアップしました。
●『アナと雪の女王』
エルサ:松たか子
日本でも大ヒットした『アナと雪の女王』ですが、日本語吹き替え版では主役の一人エルサを松たか子さんが担当しました。さすが女優という演技力もさることながら、挿入歌『レット・イット・ゴー ~ありのままで~』での歌唱力、またそのハマり具合は素晴らしいものです。松たか子さんが歌う同曲の動画はYouTubeで1億回以上再生されています。
●『モンスターズ・インク』
ジェームズ・P・サリバン:石塚英彦
マイク・ワゾウスキ:田中裕二
『モンスターズ・インク』はピクサー長編アニメーション映画の第4作。日本語吹き替え版では、青い毛むくじゃらのモンスター「サリー」役を石塚英彦(ホンジャマカ)さん、一つ目のモンスター「マイク」役を田中裕二(爆笑問題)さんが担当しました。この主役二人の吹き替えには違和感がなく、コミカルさといい雰囲気といい役柄にぴったりです。
●『ジョニー・イングリッシュ』
ジョニー・イングリッシュ:山口智充
『Mr.ビーン』で有名なローワン・アトキンソンがイギリスMI7の秘密諜報(ちょうほう)員ジョニー・イングリッシュを演じたコメディー映画です。同作の日本語吹き替え版では主人公ジョニーを山口智充さんが担当しました。山口さんは物まね、ギターの演奏もこなす器用で多芸な人ですが、その特徴はこの吹き替えでも十二分に発揮されています。そのハマり具合はさすがぐっさんというところです。
●『シュレック』シリーズ
シュレック:浜田雅功
絵本『みにくいシュレック』を原作とするコメディー映画で、最終作『シュレックフォーエバー』まで計4作が製作されました。このシリーズの主役シュレック役は浜田雅功(ダウンタウン)さんが担当しています。音声監督から細かい注文を受けた浜田さんは、何度も「お前がやれ」と言いそうになったそうですが(笑)、とにかく最終作まで声を担当し続けました。その頑張りもあってか、関西弁ですが味のある仕上がりとなっています。
●『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
ホークアイ:宮迫博之
アイアンマン、キャプテンアメリカなど、マーベルヒーローが集結して全世界的な危機に立ち向かう『アベンジャーズ』。アベンジャーズの中に地上最強の射手「ホークアイ」というヒーローがいます。日本語吹き替え版では、ホークアイ役を宮迫博之さんが担当しています。この宮迫さん版のホークアイは自然で、その演技もなかなか堂に入ったものでした。否定的な意見もありますがポジティブな反応も多数あり、タレントさんの吹き替えとしては成功例といえるのではないでしょうか。
タレントが吹き替えを担当してうまくいっている作品を探すほうが難しいなんて言われます。あなたは、タレントが吹き替えた洋画でうまくいったものというと、どんな作品を挙げますか?
(高橋モータース@dcp)