日本代表もいる! 全国レベルの強豪・東洋大学の鬼ごっこサークルとは?
誰もが一度は遊んだであろう「鬼ごっこ」。日が暮れるまで必死に追いかけ合った! という人もいるでしょう。そんな懐かしい子供の遊びである鬼ごっこですが、実は全国大会が行われるなど、「スポーツ鬼ごっこ」というニュースポーツとして注目されているのです。今回は、そんなスポーツ鬼ごっこの強豪である、東洋大学の鬼ごっこサークル「逃亡作戦」をご紹介します。
■創部1年目でまさかの全国準優勝!?
今回、逃亡作戦の代表である東洋大学文学部3年・小田島あやめさんにお話を伺いました。
――「逃亡作戦」の活動内容を教えてください。
小田島さん 「スポーツ鬼ごっこ」という鬼ごっこを競技化したニュースポーツを主に行っています。他にもケイドロや氷鬼といったさまざまな鬼ごっこを楽しみ、時には鬼ごっこのイベントを開催して子供たちに鬼ごっこを教えたりしています。
※スポーツ鬼ごっこ
チームごとに分けられたフィールドを舞台に、追い掛けっこをしながらお互いのお宝を奪うスポーツ。
――サークル発足のきっかけはどんなことだったのでしょうか?
小田島さん このサークルは2013年に当時3年生だった先輩がたった1人で立ち上げました。最初はテレビ番組の『逃走中』を模したゲームや、普通の鬼ごっこを行っていたのですが、スポーツ鬼ごっこと出会い、その競技の面白さに取り付かれてしまいました。そして練習を重ねて「スポーツ鬼ごっこ全国大会」に臨んだ結果、創部1年目にもかかわらず準優勝してしまったんです。そこから、全国制覇を目指して部員一同日々プレーを磨くようになりました。
――普段はどんな練習をされているのですか?
小田島さん 練習では、アップに2、3種類の鬼ごっこをして、その後は部員でスポーツ鬼ごっこの実践練習を行うことが多いです。大会前には自主練としてランニングや、坂ダッシュをやります。
――運動部さながらの練習なのですね。
小田島さん 周囲からは「鬼ごっこのために坂ダッシュするの!?」と驚かれますね(笑)。
■3年目で日本代表を輩出するほどの強豪に成長!
――逃亡作戦の活動実績を教えてください。
小田島さん 主な実績としては、スポーツ鬼ごっこ全国大会準優勝、Nスポ杯(NHK主催大会)優勝などです。また、スポーツ鬼ごっこの国際大会に出場するための日本代表を4人輩出していることも挙げられます。特にNスポ杯は公式戦初優勝ということで喜びもひとしおでした。最近は新聞などのメディア取材を受ける機会が増えていてうれしいです。
――鬼ごっこの面白いところ、また魅力を教えてください。
小田島さん 鬼ごっこは男性も女性も関係なく楽しむことができます。また特別な道具が必要ないのですぐに始められ、ルールもその時々に応じて柔軟に変えられます。単純だからこそ奥が深くてハマってしまう。この度量の深さが鬼ごっこの魅力だと私は思いますね。
――将来こういったことをやってみたい、など今後の展望はありますか?
小田島さん 大学対抗戦をやってみたいです。全国各地の大学に鬼ごっこサークルは存在するので「鬼ごっこサークル最強決定戦」が開催できたら面白いな、と思います。あとは「女子大生鬼ごっこ大会」もぜひやりたいです。
――これを読んでいる同じ大学生、また高校生や中学生に一言お願いします。
小田島さん 逃亡作戦は創部3年目の発展途上のサークルです。鬼ごっこに興味を持ったそこのあなた! ぜひ一緒に鬼ごっこしませんか? 個性豊かな部員たちが熱くお待ちしております!
――ありがとうございました!
創部3年目ながら、全国的な強豪に成長した逃亡作戦。2015年度の全国大会は残念ながらベスト8という結果だったそうですが、2016年はぜひ全国制覇を期待したいですね。また、強豪だけに、鬼ごっこサークルを作るための参考にと他の大学の学生が見学に来ることもあるそうです。もし自分の大学に鬼ごっこサークルを作りたいという人は、見学を申し込んでみるのもいいかもしれませんね!
取材協力:東洋大学 鬼ごっこサークル「逃亡作戦」
逃亡作戦のHP
⇒http://ameblo.jp/toubousakusen/
(中田ボンベ@dcp)