若者の結婚離れと言われるけど……20代男女の「未婚率」はどれぐらい?
結婚しない男女が年々増加していると言われてきましたが、2010年にはとうとう未婚率が6~7割以上に増加したと言います。なぜ未婚率が年々上がり続けているのか、今回は20代後半の未婚率についてご紹介します。
■20 代後半の未婚率は男性7割、女性6割
20代後半といえば仕事にも慣れ、社会人としても地に足がつき「そろそろ結婚しようか」なんて2人の意思が一致しやすい時期。しかし現代の20代後半・男性、女性は男性のおよそ7割以上、女性の6割以上が未婚なのです。
総務省統計局による「国勢調査」によると25~29歳の男性未婚率が2010年では71.8%、25~29歳の女性未婚率が60.3%という結果になっています。結婚適齢期であるはずの20代後半で結婚する人がこれほど少ないのは一体なぜなのでしょうか?
■現在の結婚は、30代前半が勝負?
同調査によると30~34歳の男性未婚率が47.3%、30~34歳の女性未婚率が34.5%となっています。20代後半には半分以上を超えてきた未婚率が、男女ともに30代前半では半分を下回る結果となっています。
30歳といえば女性は出産を意識しやすいターニングポイント。また男性にとっては、20代を卒業しそろそろ大人として身を固めたくなる時期。昔は周囲の目を気にして早めに結婚したい、と考える女性が一定数いたものの、今は人それぞれに自由な生き方が許される時代。自然と「出産」や「家庭」を現実問題として考えられるまで、そのタイミングを待つ人が多いのかもしれませんね。
■結婚をもっとも意識しやすいのはアラサー
女性は30代前半に結婚に踏み切る人が多いことから、アラサー年代の女性は「結婚に焦りを感じる」環境にいる人が多いと伺えます。ちなみに35~39歳の30代後半では、女性の未婚率が23.1%。少なくとも30代後半までの女性は5人に4人は結婚済みという状態になります。
また35~39歳の30代後半男性・未婚率は35.6%。婚期まっさかりの30代前半女性が少し年上の男性を結婚相手として探していても、独身男性でない可能性が高いかもしれませんね。
いかがでしたか? 必ずしも世間の流れに合わせる必要はないですが、結婚のタイミングをいつにするか悩んでいるのであれば、どのぐらいの年齢で結婚するひとが多いのか知ったうえで参考にしてみてはいかがでしょうか。