恋人に対するイライラを解消! 彼氏・彼女に上手に不満をいう方法
恋人に対する不満、ちゃんと伝えていますか。長続きするカップルは、不平や不満を相手にも上手に伝え、お互いの関係がもっとよくなるよう自然な努力を続けています。不満のぶつけ過ぎは、恋人とぎくしゃくする原因にもなるだけに、時にはこらえることも必要です。伝えるべき不満と、流すべき不満についてまとめてみました。
■好意とお返しのバランスが崩れると、流せない不満に変わる
恋人に対する不満は、細かく数え上げていけばきりがありません。相手が相当な人格者であればまた別ですが。では流せる不満と、相手に改善を望む流せない不満との間には、どのような違いがあるのでしょうか? それは気配りや気遣いが、一方通行になっている場合です。私はこれくらい「やってあげて」いるのに、相手はその好意に甘えるばかりで少しも返してくれないとなった時、流せない不満となります。互いに受け取る好意とお返しのバランスが崩れると、不満だけがたまるようになります。
■ふたりの関係を悪化させる不満は、流してはいけない
付き合い始めの頃は、好意のやりとりも過剰になりがちです。その後、できることとできないことの見極めを経て、好意とお返しのちょうど良いバランスに落ち着きます。ところが付き合いが長引くにつれ、ちょうどいいはずだったバランスが崩れていきます。どちらかが、手を抜いてしまうからです。お返しをしなくても、これくらいは自力で何とかするだろうという信頼の裏返しでもありますが、信頼も度を過ぎれば相手への依存に変ります。依存された方は、以前とは違う相手の態度に不満を抱きます。この種の不満は、ふたりの関係を悪化させる要因にしかならないので、流してはいけない不満です。
■流してはいけない不満を相手に伝える時のポイントは?
お互いさまで済む不満は、流しても問題ない不満です。自分にできないことを相手にだけ求めるようでは、恋人との関係も長続きしません。流してはいけない不満の場合も、できるだけ穏便に相手に伝えましょう。その際、相手の人格に踏み込んだ発言は厳禁です。「だからあなたor君はダメなんだ」という言い方は避けましょう。批判めいた言い方を選ぶと、ことばが必要以上に鋭くなりがちです。「こうしてくれるともっと嬉しい」と、ポジティブな伝え方を心掛けましょう。流せない不満を相手に伝える目的は、好意とお返しのバランスを、再調整することです。ふたりの間を行き来する、好意の総量を増やすことを目指しましょう。
付き合う期間が長期に渡ると、どうしても相手に対する新鮮味は薄れていきます。好意とお返しのバランスの再調整で、久しく返ってこなかった好意が返ってくると、新鮮な驚きが味わえます。再調整を重ね、ふたりの関係をメンテナンスし続けることで、より深い信頼関係を築くことができます。