仕事や勉強でゾーンに入るには? 気が散って仕方ないときに集中力を上げる方法
仕事でも勉強でも、鬼のように集中できるときもあれば、まったく集中できずスマホを見たり、コーヒーを飲んでみたりしながら時間だけが過ぎていく……ということもあります。そして、残念ながら前者の「鬼のように集中」できるタイミングは滅多に訪れないのが現実ではないでしょうか。
しかし、脳の性質をうまく利用すれば、集中したいときにパッと集中することは可能です。そのメソッドをまとめてみましょう。
■ 集中できる時間帯に集中する
脳は起きているとき、常に一定のテンションを保っているわけではありません。覚醒しているときもあれば、休息モードに向かっているときもあります。もし集中して取り組みたいことがあるなら、この集中できる時間を狙うと良いでしょう。時間帯としては、午前10時〜昼前くらい、午後6時〜7時くらいの2回のタイミングがあります。
逆に集中するのに向かないタイミングは、昼食後と午後9時以降。昼食後は血流が消化のために胃に集中しているので、脳はその分ボーッとします。また9時以降は、少しずつ脳が休息に向かって動いている時間。あまり効率は良くありません。
■ 体の不快感を減らす
頭や歯が痛いとそのことばかり考えてしまって、まるで仕事にならないということは珍しくありません。不調を抱えていると、脳はついそちらに意識を集中させてしまうもの。そのため、集中力は低下してしまいます。
同様のことは、腰痛や肩こり、肌のかゆみなど、不調とは言えないような軽いことでも起こりがちです。集中力をキープしたいなら、運動やマッサージ、肌のケアなどをして症状が気にならないようにしておきましょう。
■歩く
忙しく、ずっと机に向かって仕事をしているような状態が続くと、頭が疲れて集中力が散漫になってしまうことがあります。こんなときは、早歩きでしばらく散歩してみると良いでしょう。
早歩きで激しめの散歩をすると、脳の疲れたところが“一回休み"の状態になります。15分程度歩く頃には、かなりスッキリとして集中力を取り戻せるようになるでしょう。
いかがでしたか? 「締め切りが迫ってこないと集中できない」というギリギリマニアの人も、毎回それではストレスがたまることもあるでしょう。上記のテクニックをうまく使って、自分の集中力は自分で上げていきましょう!
(文/赤木麻里)