映画通も唸る! 評価が高い名作SF映画ランキングTop10 2ページ目

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■第5位 SFコメディ映画の進化形「メン・イン・ブラック3」

人気SFコメディ映画シリーズ「メン・イン・ブラック」の第3作目。第2作目から約10年ぶりに製作された続編で、2012年公開当初は興行的に伸び悩みますが、その内容の充実ぶりから徐々に集客を伸ばした作品。

月面にあるルナマックス銀河系刑務所から、ボグロダイト星人のボリスが脱獄、地球に潜伏することに成功します。一方、異星人を監視する極秘組織「MIB」のJは、相方Kが単独捜査をしていることに気づき、真相を問いただしますがKは答えません。そんなとき、二人はボリスの襲撃を受けます。ボリスは逮捕される原因を作ったKへの復讐を果たすため地球へ来ていたのでした。
Kの態度が気になったJは本部で過去の情報を照会、しかし翌日になると、Kはこの世に存在しなかったことにされてしまっていました。それが、ボリスによる歴史改変であると気づいJは、Kが殺害される前日、40年前までタイムトラベルをすることに。

「メン・イン・ブラック」といえSFコメディ映画の人気シリーズですが、本作はシリーズの売りであるコメディの要素を失うことなく、さらにSF的な仕掛けとドラマ性が加わった快作です。前作、前々作のような勢いで押し切る内容を期待したファンも多くいたことでしょうが、単なるヒットシリーズの焼き直しに終わらなかった点が、この映画の場合は功を奏したのかもしれません。過去に隠されていた、KとJのコンビ成り立ちに感動した人は意外と多いのではないでしょうか。

監督: バリー・ソネンフェルド
脚本: デヴィッド・コープ、ジェフ・ナサンソン、イータン・コーエン、マイケル・ソッチョ
製作 : ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
音楽 : ダニー・エルフマン
出演者: ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン

■第4位 SF映画の技術革新を推し進めた「アバター」

舞台は22世紀、地球から遥か遠く離れた衛星パンドラ。この星には希少な鉱物資源が存在し、資源開発公社RDA社が人材派遣を行っています。

宇宙船に乗ってパンドラにやってきた元海兵隊員のジェイクは、パンドラの原住民ナヴィとコミュニケーションを目的とした「アバター計画」に急死した兄の後を継ぎ参加しています。専用装置によって人造生命体「アバター」に意識を憑依させることで、ジェイクはナヴィたちと同じ容姿、言語を手に入れることができます。ジェイクはナヴィの娘ネイティリと親しくなります。ナヴィの生活、思想に触れたジェイクは、やがてナヴィ、そしてネイティリに惹かれるようになります。しかし、鉱物資源の確保が第一の任務と考えるRDA社、ナヴィを蔑視するクオリッチらは、兵器を駆使した強硬な手段により、パンドラ、ナヴィの征服を実行に移します。

ジェームズ・キャメロン監督が「タイタニック」以来、12振りに満を持して2009年に公開したSFアドベンチャー大作。世界的な規模ではじめてデジタル3D上映が展開された作品で、興行成績は史上歴代1位の27億8800万ドルを記録しています。
今でこそ、高度なVFXは大作SF映画の定番となっていますが、「アバター」は先駆けであるにも関わらず、VFXの完成度では現在でも最高峰の作品に挙げられます。
映画の冒頭、ナヴィの造形に違和感をおぼえた人も多いかもしれませんが、ストーリーが進むにつれ、ナヴィたち、ネイティリがどんどん美しい生き物のように感じられます。終盤になると人間が憎くて憎くて堪らなくなるということに。それほど作品に力があるということではないでしょうか。

監督: ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン
製作 : ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー
音楽 : ジェームズ・ホーナー
出演者: サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、ミシェル・ロドリゲス、ジョヴァンニ・リビシ

■第3位 シュワちゃん代表作にしてシリーズ最高傑作「ターミネーター2」

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の大人気シリーズ「ターミネーター」の第2作目。監督は1作目に続き、ジェームス・キャメロン。

第1作目で描かれた世界から約10年の歳月が過ぎ、かつてターミネーターと死闘を繰り広げたサラ・コナーは一人息子ジョン・コナーを授かっています。しかし、サラはやがて起こることになるスカイネットとの戦争に警鐘を鳴らすうち、精神病患者と診断され警察病院に収監を余儀なくされています。あるとき少年ジョン・コナーのもとに2体のターミネーターが現れます。1体は10年前にサラ・コナー暗殺のために現れたT-800、1体は最新のターミネーターT-1000。かつてサラの命を脅かしたT-800ですが、今回はサラ、ジョンを救うよう未来で改造されての登場。そしてT-1000がサラ、ジョンの命を狙う最強の敵として登場します。

「ターミネーター」シリーズでもっとも高い評価を受けているのが本作「ターミネーター2」第1作目で、冷徹な殺人ターミネーターを演じたアーノルド・シュワルツェネッガーが、冒頭で敵味方の立場を逆転して登場するという思い切った設定は、当時衝撃を持って迎えられました。

バイク、カーチェイス、銃撃戦などアクションシーンも満載、そして、未来の世界を股に掛けた壮大なシナリオ、T-800とジョンの友情など見所満載の傑作SFアクション映画です。ラストの溶鉱炉のシーンは何度見ても感動ものです。

監督: ジェームズ・キャメロン
脚本: ジェームズ・キャメロン、ウィリアム・ウィッシャー
製作 : ジェームズ・キャメロン
音楽 : ブラッド・フィーデル
出演者: アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン エドワード・ファーロング、ロバート・パトリック ¥

■第2位 群を抜く完成度「ガタカ」

1997年公開のSF映画。監督はアンドリュー・ニコル。原題「Gattaca」はDNA基本塩基の引用から。

舞台は、遺伝子が人の一生の全てを決定することになる近未来。遺伝子工学の発達により、胎児の段階で劣勢遺伝子を除去する施術が可能となっています。しかし、遺伝子除去を受けて優れた能力を持ち合わせる「適正者」と、自然出生で劣勢遺伝子を含んだままの「不適正者」の優劣差別が社会に生まれています。
ヴィンセント・フリーマンは自然出生のため、生まれつき心臓が弱く30歳までの寿命と宣告されていますが、無謀にも宇宙飛行士になるという夢を抱きます。しかし、宇宙飛行士になれるのは「適正者」だけ。
成長したヴィンセントは、宇宙開発局「ガタカ」へ入るため、元水泳選手で現在は下半身不随になっているエリート「適正者」ジェロームと血液などの提供を受ける契約を結びます。ジェロームになりすまし、宇宙飛行士になる夢を叶えようするヴィンセントの運命はいかに。

コアなSF映画ファンの間で高い評価を受けている「ガタカ」。どこか冷たい金属の質感を感じさせる世界観で統一された映像美、物静かで理知的な印象の登場人物たち、全体的なクオリティの高さには驚かされます。キャストのイーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウそれぞれが初々しさ残る演技で、映画の鮮度の高さに一役買っています。
「ガタカ」が評価される理由はSF映画らしからぬ、エモーショナルなストーリー展開にもありそうです。夢をあきらめない、というメインテーマをとことん追求していて、見たあとには必ず何かが残るSF映画の名作です。

監督: アンドリュー・ニコル
脚本: アンドリュー・ニコル
製作 : ダニー・デヴィート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア
音楽 : マイケル・ナイマン
出演者: イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ

■第1位 SF映画の映像遺産「ブレードランナー」

1982年に公開されたSF映画の金字塔。原作はフィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」で、リドリー・スコットが監督、主演はハリソンフォード。

2019年の近未来、地球は酸性雨などの環境悪化のため、宇宙への移住が進み、地球に残った人々は超高層ビルが建ち並ぶ劣悪な環境で暮らしています。宇宙開拓に従事するのは、レプリカントと呼ばれる人造人間たち。感情を持たないとされるレプリカントですが、過酷な労働下で次第に感情が芽生えはじめ、人間に反旗を翻す事態にまで発展します。この暴走したレプリカントの処刑を任されているのは「ブレードランナー」と呼ばれる専任捜査官たち。
あるとき最新のレプリカント6名が人間を殺害して地球に潜伏します。「ブレードランナー」を一時は引退したデッカードでしたが、その能力を買っていた元上司のブライアントから、追跡の依頼を受けます。

1982年公開の映画ですが、未だに冒頭の近未来都市の映像はSF映画の最高峰と断言しても良い出来映えです。「ブレードランナー」が提示したSFビジュアルが後に与えた影響は、映画のみならず各方面のアートにまで及びました。きらびやかなカラー、退廃した建造物、1980年代初頭のサイバーパンクムーブメントを象徴するファッション。すべてが一貫したコンセプトでまとまり、まるで実在の都市を訪れているような気分にさせてくれます。ストーリーは少々難解な印象もありますが、ある意味近未来都市とはミスマッチ感のあるハリソン・フォードがそこにいることで、なぜか安心して鑑賞することができます。

監督: リドリー・スコット
脚本: ハンプトン・ファンチャー、デイヴィッド・ピープルズ
製作 : マイケル・ディーリー
音楽 : ヴァンゲリス
出演者: ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング

SF映画の評価順でいうと、他に「スター・ウォーズ」「バック・トゥー・ザ・フューチャー」という2強シリーズは確実に上位を占めることになると思います。(上位独占になるため今回は他作品から)SF映画通にも評価されている作品はやはり拘りがあり完成度が高いです。ぜひ気になる作品があればこの機会にチェックしてみてください!

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