素っ裸から兵士まで! ドラクエシリーズの主人公の「初期装備」を比べてみた
人気RPG『ドラゴンクエスト』シリーズ。これまでに10作のナンバリングタイトルが発売されています。今回は、このドラクエシリーズの歴代主人公の「初期装備」について調べてみました。さて、一番恵まれている主人公は誰なのでしょうか?
■ひどいのは「I」、バランスが良いのは「IV」、恵まれているのは「VIII」?
今回は、オンライン専用の『ドラゴンクエストX』を除く、1-9作目までの主人公の初期装備を調べてみました。
※リメーク作で初期装備が異なる場合はオリジナルを優先
●『ドラゴンクエスト』の主人公
・装備なし
記念すべき初代タイトルの主人公ですが、なんと装備なし。棒切れ一つ持っていませんし、布一枚も羽織っていません。ひどい仕打ちです。
●『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』の主人公
・ローレシアの王子:かわのよろい
IIにおける主人公のローレシアの王子は「かわのよろい」だけを装備していました。この後王様から「どうのつるぎ」をもらえるので、「I」よりはかなりマシになりました。ちなみに仲間になる2人は、
・サマルトリアの王子:こんぼう、かわのよろい
・ムーンブルクの王女:ひのきのぼう、ぬののふく
こうした初期装備。直前までイヌにされていたムーンブルクの王女は、その場の有り合わせ感がすごいですね。
●『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の主人公
・どうのつるぎ、たびびとのふく
「III」の主人公の初期装備は「どうのつるぎ」と「たびびとのふく」。これぞ初期装備といえるオーソドックスなものですね。ちなみに、ルイーダの酒場で加えることのできる仲間は、初期装備が「ぬののふく」だけ。限界まで仲間を作成して引っ剝がして売る、という鬼畜行為も行えました。
●『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の主人公
・どうのつるぎ、ぬののふく、かわのぼうし
「IV」の主人公(勇者)の初期装備はこのようになっています。胴装備は貧弱ですが、代わりに「かわのぼうし」を装備しています。頭部装備があるのは珍しい事例でした。ちなみにこの作品は章立てになっていて、第1章で操作することになる王宮戦士ライアンは「どうのつるぎ」「かわのよろい」という初期装備でした。
●『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の主人公
・ひのきのぼう、ぬののふく
「V」の主人公は幼年期スタート、また父に守られているというのもあり、初期装備はかなり貧弱。このまま最初の洞窟で無理をすると、すぐにゲームオーバーになるレベルでした。
●『ドラゴンクエストVI 幻の大地』の主人公
・ひのきのぼう、ぬののふく
前作に引き続き、「VI」でも主人公の初期装備は貧弱セットでした。最初のお使いでかなり苦戦した人も多いのではないでしょうか。
●『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の主人公
・ぬののふく
ついに初期装備が「ぬののふく」だけになりました。主人公が暮らしているのはモンスターのいない平和な島ですから、武器を持つ必要がなかったのかもしれません。
●『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』の主人公
・兵士の剣、布の服、バンダナ
元王宮の兵士という経歴の主人公のため、武器は「兵士の剣」を装備しています。特徴的なのは「バンダナ」ですね。キャラクターの外見に合わせた初期装備といえるでしょう。
●『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の主人公
・どうのつるぎ、天使の服、天使のタイツ、天使のブーツ
「IX」の主人公は天使なので、装備も武器以外は天使シリーズで統一されています。ただその能力はこれまでの貧弱装備と同クラス。それでも装備品目が多いだけマシかもしれません。
オンライン対応の「X」を除く9作品の主人公の初期装備はこのようになっています。初期装備ですのでどれも弱いものばかりですが、装備なしの「I」以外では「VII」が一番貧弱といえますね。
ただ、「VII」は最初から仲間がいる分心細くないかも……。序盤のゲーム難易度を加味すると、序盤から厄介な敵が多くあっさり全滅する可能性が高い「VI」が一番貧弱といえるかもしれませんね。
(中田ボンベ@dcp)