ドキドキ? イライラ? 片思いのなんともいえない感情を整理する方法
人が恋愛をしてつらくなるのは、相手が「自分の思うようにならないから」といわれています。特に片思いのときは「うまくいかない」と感じることも多く、相手のちょっとした態度にドキドキしたかと思うと、イライラしたり、落ち込んだり、一喜一憂しやすいものです。ここでは、片思いのときに生じやすい感情との向き合い方について紹介します。
■期待が大きすぎるとイライラが増える
まず、大事なことは「人は自分の思うようにならない」という当たり前のことを改めて頭に置き、受け入れることです。人は気づかないうちに、実にさまざまな期待をしながら人とかかわっています。「こうすれば、こうなるだろう」あるいは「こうなってほしい」というある意味で勝手な、時には過度な期待です。
また、“愛されたい"という愛情欲求は際限がありません。「もっと、もっと」と求めるレベルが高くなっていくので心が満たされないことが増えてしまい、イライラが続きます。
イライラは他の人のせいではなく、自分の大きすぎる期待が生み出しているようです。
■何に対してイライラしているのか?
イライラしたり、腹立たしくなったり、怒りのような感情が湧いたときは、その感情の原因を知るようにしましょう。多くの場合、怒りの「根っこ」のところには別の感情があるといわれています。相手がいった言葉に苛立ったとき、その言葉で侮辱されたように受け止めれば「悲しさ」や「悔しさ」、あるいは「不安」になると怒りで相手を攻撃することもあるのです。
自分は何を気にしてイライラそているのか? に気づけずにいると、いつまでも怒りに振り回されてしまいます。しかし、原因を知ることができると強い怒りが少なくなり、たとえ強い怒りがあっても怒りに向き合いやすくなります。自分が心の奥の方で気にしていることに気づくのは辛さもありますが、感情と向き合うには必要なことです。
また、片思いのときは彼の何気ない言葉や行動にもさまざまな意味づけをしてしまい、一喜一憂してしまいます。ちょっとしたことでウキウキすることもあれば、深刻に考えすぎて不安や落ち込みが強くなるといった不安定さが片思いの辛いところです。しかし、冷静に考えると、「心配しすぎ」ということもありませんか?
自分の考え方が偏っていないか?など客観的に自分を知ることが感情の整理に役立ちます。
■嫉妬する自分を受け入れる方が解決につながる
もし、あなたが嫉妬心に苦しんでいるなら、そのことを素直に受け入れることから始めませんか?「そんなの格好悪い」「嫉妬するなんて醜い!」といった抵抗があるでしょうか?しかし、嫉妬している自分が実際にいるなら、それを受け入れる努力をしましょう。
繕う自分よりも「ありのまま」に自分を受け入れる方が嫉妬心の解決や自分の魅力を引き出すことにつながります。また、嫉妬心を抑え込むだけでは、どこかで歪んだ形になって現れたり、むしろ強くなってしまったり、困った事態を作りやすいようです。
そして、嫉妬心の解決には「人と比べていない?」と自分に聞いてみましょう。いつも自分を誰かと比べる癖、あるいは、人を優劣で評価する癖が自分にないだろうか?などのチェックをおすすめします。また、自分を卑下しすぎていないか?も大切なチェックポイントです。
よりステキな女性になるには、人との比較よりも自分の魅力に気づく努力をし、その魅力を大切にすることによって内面から輝くことを目指しましょう。
片思いのときはドキドキというトキメキの一方で、不安やイライラで辛いこともあるでしょう。不安やイライラと向き合うには、自分が気にしていることや考え方などをまず点検することが重要になります。また、受け入れがたい自分の姿に戸惑うことがあっても、受け入れる努力が必要です。自分を受け入れると解決策を実践できるようになり、やがて自信にもつながっていきます。