アボガド? アボカド? 間違って使用しているけど「もうどっちでもいいよ」と思う言葉
森のバターともいわれる「アボカド」。正しくはアボ「カ」ドですが、「アボガド」でも通じるのでそう発音している人もいるのではないでしょうか。このアボガドのように「正直通じればどちらでもいいだろう」と思う言葉はないでしょうか!?
■通じればいいんじゃない? 間違っていても使用している言葉たち
社会人416人に、「『アボカド』と『アボガド』のように、正直どちらで発音してもいいと思う言葉はありませんか?」というアンケートを行ったところ、75人から「ある」と回答がありました。挙がった言葉を紹介します。
●雰囲気(ふんいき)を「ふいんき」
・別に伝わるからいいと思う(32歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・本当はふんいきだけど、意味は通じるから(29歳男性/農林・水産/事務系専門職)
声に出す際は、「ふいんき」と言っている人がたくさんいるような気がします。
●茨城県の「いばらき」を「いばらぎ」
・茨城は「き」より「ぎ」の方が言いやすい(35歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・なんでいばらぎじゃ駄目なのかが分からない(33歳女性/小売店/販売職・サービス系)
茨城県の場合は「いばらき」が正解です。
●「バドミントン」を「バトミントン」
日本で作られた言葉じゃないんだからどちらでもいいと思う(35歳男性/情報・IT/技術職)
正式な読みはバドミントン(badminton)です。外国語なので、まあ良いかというスタンスの人が多いですね。
以上が複数回答が寄せられた言葉です。確かにこれらの言葉はどちらでもいい気がしますね。
次に少数回答の中からピックアップしてご紹介します。
●「的を得る(まとをえる)」と「的を射る(まとをいる)」
(24歳女性/食品・飲料/専門職)
的を射るが正解だという説が有力ですが、諸説あるので的を得るが間違いというわけでもなさそうです(三省堂の国語辞典第七版によれば、「的を得る」が立項されています)。
●「フィーチャリング」を「フューチャリング」
(55歳男性/電機/技術職)
フィーチャリング(featuring)が正しいようです。しかしフューチャリングと言う人もいらっしゃいますね。
●「ビビンパ」を「ビビンバ」
(45歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)
韓国語の発音を片仮名表記にすると「ピビムパプ」になるので、ピビンパが近いかもしれません。
●「ピッツァ」を「ピザ」
(32歳女性/金融・証券/営業職)
イタリア語読みだと「ピッツァ」という表記が正しいのでしょう。ただ、日本ではピザで通じますよね。
●「ニラレバ」を「レバニラ」
(33歳女性/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
本場中国ではニラレバというそうです。前後が違うだけで別の料理になった感じがしますよね。
●「マネジャー」を「マネージャー」
(23歳男性/運輸・倉庫/その他)
英語のスペルがmanagerなのでマネジャーが近い発音になりますが、マネージャーを使用している人が多いですね。
●「マック」と「マクド」
(31歳男性/電力・ガス・石油/営業職)
これは関東と関西でのマクドナルドの略し方の違いですよね。
いかがでしたか? 皆さんの回答を見てみると、外国から来た言葉は、日本人が言いやすい発音を使っているような気がしますね。通じればそれでいいから直さないのでしょう。これを読んでいる皆さんは、「間違って使用しているけど、もうどっちでもいいよって思う言葉」はありますか?
調査期間:2015/8(学生の窓口調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:416件
(吉田ハンチング@dcp)