「仮面ライダー」「戦隊モノ」日本を代表する特撮作品って英語だとどんなタイトルなの?
あなたは特撮作品をどのくらい見たことがありますか?実は、海外でも日本の「特撮作品」がブームとなっています。
特撮の代名詞である大怪獣ゴジラや仮面ライダーがハリウッドで実写化されたり、戦隊モノのアイディアがハリウッド映画にも採用されたりとさまざま!
特撮作品のタイトルを英語版でも知ることで、外国人の方とのコミュニケーションのきっかけになるかもしれません!
そこで今回は、日本を代表する特撮作品の英語版タイトルについてご紹介します。
日本が誇る特撮作品が世界を巻き込んでリメイク中!
日本の「オタク文化」の中で人気なのはアニメだけではありません。海外では日本の「特撮作品」も人気を博しています。
『仮面ライダー』シリーズや『ウルトラマン』シリーズ・『ゴジラ』といった怪獣特撮などさまざまな特撮作品のファンがいます。
現在、MarvelコミックスやDCコミックスに代表されるがアメリカのコミック作品(アメコミ)が日本でも映画上陸などで話題になっていますよね。
実は、私たちの知らないところで日本の特撮作品が多々リメイク・英語字幕付きで公開・配信されているんです。
あの『仮面ライダー』シリーズも堂々の人気っぷり!
怪獣特撮作品の金字塔でもある「ゴジラ」がハリウッドで多々リメイクされているのは有名な話かもしれません。
それだけでなく、戦隊モノがハリウッドでは映画にもなった『パワーレンジャー』としてリメイクされており、シリーズ化されています。
さらに、最近ではアメコミ映画作品監督も愛する「仮面ライダー」シリーズが英語字幕付きで配信されたりと、なにかと話題を呼んでいます。
特撮作品を配信するプラットフォームまで登場!
2020年夏には、アメリカにおいて日本の特撮作品の英語字幕付き作品に特化した動画配信サービス「TokuSHOUTsu」と呼ばれるものまで登場!
最近では動画配信サービスがメジャーとなっていますが、昭和・平成・令和の日本の特撮作品も吹き替えまたは字幕で配信されたりと、海外でも支持を集めていることが分かります。
日本を代表する特撮作品の英語タイトルは?厳選10作品
そんな特撮作品ですが、英語ではどんなタイトルに訳されているのか、気になりますよね!
今回は編集部が厳選した特撮作品の英語版タイトルを厳選して10作品分ご紹介します。
有名タイトルから「まさかあの作品が⁉」というビックリのタイトルまで網羅していますので、外国人との話題のタネにもおすすめですよ!
1)『仮面ライダー』
・『MASKED RIDER』 ↓ ・『KAMEN RIDER』 |
仮面ライダーは、アメリカでは最初『仮面ライダーBLACK RX』をベースにした作品『MASKED RIDER』というタイトルで放送されていました。
その後『MASKED RIDER』から日本語版表記『KAMEN RIDER』に改められ、『仮面ライダー龍騎』のリメイク作品である『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』が製作されています。
アメコミ映画ファンならおなじみのジェームズ・ガン監督も仮面ライダーのファンだそうですよ!
2)『ウルトラマン』
『Ultraman』 |
ウルトラマンは英語でもそのまま『Ultraman』という表記です。
ちなみに、作中に登場する科学特捜隊は「SSSP(Science Special Search Party)」という名前になっています。
余談ですが中国ではウルトラマンは『奥特曼』という表記なのだそうです。
3)『恐竜戦隊ジュウレンジャー』
『Mighty Morphin Power Rangers』 |
戦隊ヒーローの最初のハリウッドヒット作は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』がベースの『Mighty Morphin Power Rangers(邦題:パワーレンジャー)』です。
『Mighty Morphin Power Rangers』の登場以降、アメリカでは最初の「Power Rangers」シリーズという位置付けで、日本の戦隊ものをベースにした作品が作られていきました。
4)『侍戦隊シンケンジャー』
『Power Rangers Samurai』 |
前述の通り、特撮ヒーロー「Power Rangers」シリーズはハリウッドでも数多く製作されています。
日本でも人気だった『侍戦隊シンケンジャー』をベースにした作品もあり、『Power Rangers Samurai』というタイトルで放送されました。
”Samurai”とついていることから、英語が苦手な人でも『侍戦隊シンケンジャー』だと分かりやすいのが嬉しいですよね。
5)『忍者戦隊カクレンジャー』
『Mighty Morphin Alien Rangers』 |
「Power Rangers」シリーズの中には「Power Rangers」と付かない作品もいくつかあります。
例えば、日本の『忍者戦隊カクレンジャー』をベースにした作品は『Mighty Morphin Alien Rangers』として放送されました。
6)『マグマ大使』
『The Space Giants』 |
戦後におけるマンガの第一人者と呼ばれている手塚治虫(てづかおさむ)が生み出した”マグマ大使”も特撮映画化されています。
特撮『マグマ大使』はアメリカなど海外で放送されており、タイトルは『The Space Giants』に変更されています。
タイトルだけでなく登場人物の名前も変わっていることから、何も知らずに映画版を見た際は変化に驚くかもしれません。
ちなみに、原作マンガ『マグマ大使』の英語タイトルは『AMBASSADOR MAGMA』です。
7)『人造人間キカイダー』
『Android Kikaider』 |
仮面ライダーと同じ原作者・石ノ森章太郎(いしのもりしょうたろう)が手掛けた『人造人間キカイダー』は、英語でもそのまま『Android Kikaider』の表記です。
続編の『キカイダー01(ゼロワン)』も「Kikaider 01」とそのまま!
ちなみに『人造人間キカイダー』はハワイでの人気がとても高く、人気再熱の経緯があったことから以下のような「キカイダーの日」まで制定されています。
2002年4月12日 | ハワイ州知事によって毎年4月12日が「ジェネレーション・キカイダー・デイ」と制定 |
2007年5月19日 | マウイ島市長によって毎年5月19日「キカイダー・ブラザーズ・デイ」と制定 |
8)『快傑ライオン丸』
・『The Vigilant Lion Knight』 ・『The Extraordinary Lion Knight』 ・『Swift Hero Lion Knight』 ↓ ・『Kaiketsu Lion-Maru』 |
昭和47年~昭和48年にかけて放映され、日本でも人気だったアニマルヒーロー系特撮『快傑ライオン丸』の英語タイトルは、現在では日本語表記と同じ『Kaiketsu Lion-Maru』に収まっているようです。
当初は『The Vigilant Lion Knight』または『The Extraordinary Lion Knight』・『Swift Hero Lion Knight』というようにさまざまな翻訳がなされていたようですが、『仮面ライダー』と同じく最終的には日本語表記に落ち着いたのだと考えられます。
9)『ガス人間第1号』
『THE HUMAN VAPOR』 |
人間が変身する「怪奇空想科学映画シリーズ」の第3弾として放送されたのが体をガスに変質できる男が主人公の『ガス人間第1号』です。
アメリカでも放送され、そのときの英語タイトルは『THE HUMAN VAPOR』でした。
vaporは蒸気や霧といった意味なので、ガスというより「霧人間」といった感じなのでしょうか。
『ガス人間第1号』は日本だけでなく、アメリカでも大ヒット!
その後、アメリカでは続編が企画されたものの、残念ながら映像化には至っていません。
10)『怪獣総進撃』
『DESTROY ALL MONSTERS』 |
『怪獣総進撃』は1968年8月1日に日本公開された「昭和ゴジラ」シリーズの中でも、モスラやキングギドラなど最多の怪獣登場数を誇る作品です。
「ゴジラ」シリーズファンにとってはまさにオールスター感謝祭だと言っても良いでしょう。
アメリカでの公開時は『DESTROY ALL MONSTERS』というストレートなタイトルになっていました。
ちなみに、日本版タイトルは企画段階では「怪獣忠臣蔵」という、なんとも底抜け感のあるタイトルだったそうですよ。
まとめ
今回は編集部が厳選した日本が誇る特撮作品の英語タイトルを厳選10作品分ご紹介しました。
昭和から平成・令和にかけて特撮ファンを絶えず生み出し続けている有名タイトルは、海外でも人気を博していると聞くと、日本人としてなんだか嬉しいものがあることでしょう。
昔は現地でもヒットするよう、大幅なアレンジが施された英語タイトルになることが多かったようです。
しかし最近では『仮面ライダー』や『快傑ライオン丸』のように、タイトルを日本語版に準拠させ、そのまま英字表記にして放送されることが多い傾向なのでしょうか。
それだけ日本の特撮作品がありのままの形でファンに浸透しているということなのかもしれませんね。
マイナビ学生の窓口編集部