世界の有名スポットの日本版! 日本の◯◯8選「マチュピチュ→竹田城」「万里の長城→鬼ノ城」
日本各地には、海外の世界遺産や有名観光地に「どこか似ている気がする……」というスポットがあります。よく「日本の○○」とPRされていたりしますが、ではどんな「日本の○○」があるのかご存じですか? 日本の海外の有名スポットにちなんだ場所をご紹介します。
●日本のマチュピチュ⇒竹田城
ペルーにある世界遺産の『マチュピチュ』。空中都市と呼ばれ、多くの日本人観光客も訪れる人気のスポットです。そんなマチュピチュに似ている日本のスポットが、兵庫県朝来(あさご)市にある「竹田城」。竹田城は山の頂上にあるため、まれに雲海に包まれます。その景色がまるで空に浮かんでいるように見えることから、日本のマチュピチュと呼ばれているのです。
●日本の万里の長城⇒鬼ノ城(きのじょう)
中国を代表する世界遺産『万里の長城』に似ている日本のスポットが、岡山県総社市にある『鬼ノ城』です。鬼ノ城は飛鳥時代に築かれたといわれている山城。周囲を取り囲む全長2.8キロの城壁や、頂上に続く石畳がまるで万里の長城のようなのです。貴重な遺産ですが、ハイキングコースとしても開放されているので、実際に歩くことも可能。雄大な景色も楽しめます。
●日本のカッパドキア⇒浄土松公園
『カッパドキア』はトルコの中央アナトリアの世界遺産地域。奇妙な形をした巨岩がそびえる不思議な景色が広がります。そんなカッパドキアに似ているといわれている日本のスポットが、福島県郡山市にある『浄土松公園』です。ここにはキノコのような形の岩など、奇岩が点在する場所があり、この光景がまるでカッパドキアのようだといわれています。
●日本のナイアガラの滝⇒吹割の滝
世界三大瀑布の一つとされている『ナイアガラの滝』。カナダとアメリカの国境部分に位置し、毎年多くの観光客が訪れます。このナイアガラの滝に似ているといわれている日本のスポットが、群馬県沼田市にある『吹割の滝』です。高さ7メートル、幅は30メートルとスケールはナイアガラの滝に及びませんが、水が美しく落下する様は本物さながら。これからの季節は紅葉も楽しめます。
●日本のグランドキャニオン⇒日本キャニオン
アメリカのアリゾナ州に広がる『グランド・キャニオン』ですが、実は日本に「似ている!」といわれているスポットがあります。それが青森県西津軽郡深浦町にある『日本キャニオン』です。日本キャニオンは凝灰岩の岩肌がむき出しになったU字谷。同じようなむき出しの岩が広がるグランド・キャニオンにちなんで、日本キャニオンと名付けられました。
●日本のエアーズロック⇒古座川の一枚岩
オーストラリアの人気観光スポットの一つ『エアーズロック』。世界でも有数の大きさを誇る一枚岩です。和歌山県にはこのエアーズロックのような一枚岩があり、「日本のエアーズロック」と呼ばれています。これは和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)古座川町の「古座川の一枚岩」と呼ばれるもの。高さは約150メートル、幅は約800メートルと本家とサイズは大きく違いますが、その雄大さは見ものです。
●日本の自由の女神像⇒おいらせ町の自由の女神像
ニューヨークのシンボル『自由の女神像』は、パリなど世界各地にレプリカが建てられています。日本にもレプリカがあり、有名なのは東京お台場の「台場の女神」でしょう。しかし実は他にもレプリカがあり、例えば青森県上北郡おいらせ町のいちょう公園にも「自由の女神像」があります。これは本物の4分の1のサイズ。「ももちゃん」という愛称で呼ばれているそうです。
●日本のヴェネチア⇒富山県・新湊内川
イタリアの人気観光地『ヴェネチア』。町の中を運河が走る水の都です。日本にも「ヴェネチアのようだ」と評されているスポットがいくつもあります。有名なのは富山県の『新湊内川』でしょう。ヴェネチアのように町中を運河が流れ、そこを船が行き交います。他にも福岡県の柳川や京都府の伊根町なども日本のヴェネチアと呼ばれています。
海外の世界遺産や有名観光スポットに似ていたり、同じような雰囲気のある「日本の○○」を紹介しました。「本場に行くのはちょっと……」という人は、まず国内のスポットから楽しんでみてはいかがですか?
(中田ボンベ@dcp)