春物は秋に着こなせる? 女子大生に禁断の着回し術を伝授!
みなさん、季節ごとに衣替えをしていますか? 整理好きな女子なら、シーズンごとにきっちりとワードローブの整理をやっていることでしょう。でも、サークルに女子会、そしてレポート提出と忙しい女子大生。できることなら、ワードローブをもっとスッキリとさせて、着たいときに着たい服がさっと選べるようになるといいですよね。ここでは、目からうろこの着回し術をご紹介します。
■春の服と秋の服を共通にする
季節が変わる度に、「着るものがない!」と思って、ついつい洋服を買い足していませんか?その買物、本当に必要でしょうか?考えてみたら、春と秋の気温は、ほとんど同じ。それなら、春と秋のアイテムを共通にして、効率よくファッションコーデできる方法があるのでは?
春のアイテムと秋のアイテムは、パッと見ただけでは、区別がつかないものが多いです。長袖のブラウスやシャツ、Tシャツなど、色や素材こそ多少の違いがあるけれど、デザインは、ほとんど同じものが多いです。
データによると、東京月別平均気温では、4月と11月がほとんど同じ、そして5月と10月もやっぱり、ほとんど同じなのです。ということは、気温に合わせて考えると、春も秋も同じファッションを着ても何ら問題ないということです。しかし、日本には四季があります。自然の景観や花々に四季折々の美しさがあるように、ファッションでも季節が変わるごとに、その季節らしく装うことは日本ならではの文化です。
そこで、ワードローブをスッキリさせ、かつ季節らしいファッションで装うために、春と秋に兼用できる「春秋共通アイテム」を揃えてみましょう。洋服の枚数もミニマムに抑えられ、何よりも衣替えがぐんと楽になります。ほかのアイテムとの組み合わせで春らしさ、秋らしさのコーデを楽しめます。さあ、ワードローブの中の春秋に兼用できるアイテムをピックアップしてみましょう。
■春秋共通アイテムをそろえるときのポイントは?
では、春秋共通アイテムをそろえるときに、気をつけるポイントは何でしょう? まず、コーデしやすい季節感のない色をおすすめします。白、黒、ベージュ、紺色などのベーシックな色です。次に、秋物アイテムに多い毛羽たちのあるような起毛素材は春には向かないので避けましょう。また、一目見て春や秋を感じさせるようなプリントや柄が入っているアイテムも共通アイテムには向きません。以上の点に気をつけて、今あるワードローブから「春秋共通アイテム」を選んでください。
■「春秋共通アイテム」に、春らしさ、秋らしさを感じさせるコーデのコツは?
次に、「春秋共通アイテム」を使って、春なら春らしさ、秋なら秋らしさを感じさせるコーデのポイントをおさえておきましょう。どんなアイテムを組み合わせたらいいでしょうか?
春らしさのあるアイテムって?
・明るいパステルカラー
・秋には、ほとんどお目にかかれない花柄などの季節感あるアイテム
・足元は軽やかに。明るめのパンプス、暖かい日ならサンダルでもOK
秋らしさのあるアイテムって?
・秋のイメージは、ボルドーなど深みのあるカラー。深いグリーンもいいですね。
・起毛素材のもの。温かさを感じさせてくれるアイテム
・温かみのある足元に。ショートブーツやマニッシュなデザインのローファーに濃い色のタイツなど
「春秋共通アイテム」には、トップスに限らず、春アウターのデニムジャケットやミリタリーブルゾン、トレンチコートも仲間入りできます。春アウターでも中に着るものをモノトーンにすると、秋らしい雰囲気になります。デニムジャケットにグリーン系やカーキ色のボトムを合わせても秋っぽさが出るでしょう。反対に春っぽいパステル系やホワイトのパンツとカットソーにも、トレンチコートがネイビーなどの深い色なら、コートを羽織るだけで秋色コーデが完成!
「春秋共通アイテム」は、いかがでしたか? 季節が変わる度に「着るものがない!」と慌ててワードローブをひっくり返しているあなた。そろそろ、自分に似合う、アレンジしやすい定番を決めて「春秋共通アイテム」を揃えませんか? おしゃれ女子なら季節やトレンドはおさえておきたいけれど、「春秋共通アイテム」はベーシックなものに。今あるアイテムを見直すことから始めましょう。あれこれと買物しなくてもおしゃれができますよ。