「ゴディバ」「ピエール・マルコリーニ」など高級ブランド多数! ベルギーのチョコレートはなぜおいしいの?

学生の窓口編集部

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ベルギーには2,000軒以上のチョコレートショップがあるそうです。ベルギー産のチョコレートは高級品として世界中で珍重されています。日本でも、ベルギー産のチョコを愛している人は多いのではないでしょうか。今回は、ベルギーとチョコレートのお話です。

■ベルギー産のチョコレートはこんなにある!

ベルギーのチョコレートには長い歴史があり、その中で多くの工夫が凝らされた製品が生み出されました。

例えば、さまざまな詰め物をした一口サイズのチョコレートを作り、それを複数個まとめてきれいにパッケーシする。今では当たり前に見られるものですが、この一口サイズのかわいいチョコレートはベルギーの発明で、これを「プラリーヌ」といいます。

現在でも、ベルギーのチョコレートメーカーは切磋琢磨(せっさたくま)してさまざまな製品を生み出しています。そのチョコレートメーカーを紹介しましょう。

●ゴディバ(Godiva)

1926年創業

今や日本でもすっかりポピュラーなチョコレートメーカー。ラッピングなどにもこだわった製品を生み出し、その名は世界中に広がりました。

●ノイハウス(neuhaus)

1857年創業

「プラリーヌ」はこのノイハウスの3代目、ジャン・ノイハウスさんの発明です。また、「パロタン」というチョコレート専用の箱もノイハウスから始まりました。

●ヴィタメール(Wittamer)

1910年創業

「選び抜かれた最高の素材で仕上げたおいしさを目の届く範囲だけに届けたい」という初代の言葉を守ってきたメーカー。世界初の2号店は実は日本にあります!

●メリー(Mary)

1919年創業

初代のマスター・ショコラティエは、マリー・ドリュック夫人という女性で、彼女のレシピを受け継いだチョコレートは今も健在です。日本では『マダム・ドリュック』というブランド名で知られています。

*……これは日本には先に「メリーチョコレート」が存在したためです。

●ヴァンデンダー(VAN DENDER)

1957年創業

父親のお店を継いで、自らも製菓修業をしたエルマン・ヴァンデンダーさんが運営しているメーカーです。エルマンさんは、ベルギー王室の皇太子の結婚式でウエディングケーキを担当するほどのすご腕です。

●ガレー(Galler)

1976年創業

天才と称される職人ジャン・ガレーさんがつくった比較的新しい会社ですが、現在では「王室御用達」の称号を手に入れています。

●レオニダス(Leonidas)

1913年創業

ギリシア人の菓子職人レオニダス・ケステキディスさんが創業しました。100年以上も良質なチョコレートを作り続けている老舗です。

上で紹介したのは、2014年11月15日発表のベルギー王室御用達に選ばれたメーカーですが、他にもクオリティーの高い製品を作っている会社があります。

例えば、

コート・ドール(COTE DOR)

コルネ(Corne)

ジャン=フィリップ・ダルシー(Jean-Philippe Darcis)

ドゥバイヨル(DEBAILLEUL)

ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)

ベルコラーデ(Belcolade)

ローレン・ジャボール(Laurent Gerbaud)

などのメーカーは日本でも知られるようになっています。なにせ2,000軒以上のショップがあるので挙げれば切りがないのですが、これらのブランドネームが冠された製品があれば、それはベルギーのおいしいチョコレートというわけです。

■ベルギー産のチョコレートがおいしいのには訳がある!

ベルギーはもともと「コンゴ」を植民地にしていた歴史があります。コンゴはチョコレートの原材料である「カカオ豆」の一大生産地なのです。この経緯から上質なカカオ豆を入手しやすいという優位性があります。

この上質なカカオ豆をもとにした「カカオパウダー」を用いて作られるチョコレートですからおいしくないわけがありません。また、ベルギーでは「チョコレートの品質」に対する目が厳しいのです。「カカオパウダー100%以外は認めない」という志向があり、クオリティーの高さを国を挙げて守っているといってもいいでしょう。

■名探偵もチョコレートに因縁あり!

ベルギーの素晴らしいチョコレートはフィクションの世界にも登場します。アガサ・クリスティが創造した名探偵「エルキュール・ポアロ」はベルギー人という設定です。ポアロさんは、若かりしころベルギーで、チョコレートにまつわる事件(『チョコレートの箱』)に遭遇したことがあります。

この物語は、ベルギーのチョコレートがヨーロッパでも屈指のクオリティーを持っていることを背景にしているのです。今では、日本のバレンタインデーでもベルギー産のチョコレートは珍重されていますよね。

(高橋モータース@dcp)

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