「*」(アスタリスク)「?」(クエスチョン)「~」(チルダ)などは、ワイルドカード文字とも呼ばれています。名前はカードゲームで使われるワイルドカードから来ており、”何かの代わりに使える文字”と覚えておけばだいたいあっています。
Excelでは抽出したい文字を検索するときに使ったり、関数の中に含めて使ったりできます。なんにでも使えそうな印象ですが、いくつかの注意点もあります。今回はそんなワイルドカード文字をIF関数で使用する場合の使い方を解説します。
Excelのワイルドカード文字は、検索文字列の一部だけ分かっているときに有効な機能の1つです。
例えば、住所一覧から「東京都~区―」を探したいが、「~以降」が分からないときがあります。
そのさいは「東京都*」というように、不明な部分に「*(アスタリスク)」を付けることで、「東京都~区―」の住所が検索できます。
また「*」以外にも、不明な部分の1文字だけを表す「?(クエスチョン)」、そのままの文字として「*」と「?」を検索したい場合に使う「~(チルダ)」があります。
下の表は、住所に「区」が含まれているときは「〇」、含まれていないときは「×」を表示する、IF関数を使ったものです。
区の文字の前後には、ワイルドカード「*」を使っていますが、表示結果を見ると「IF関数」が反映されていません。
IF関数だけでは、ワイルドカード「*(アスタリスク)」は使えないのです。
「IF関数」だけだと、ワイルドカード「*(アスタリスク)」は機能しませんが、「COUNTIF関数」をあわせて使うと検出できるようになります。
COUNTIF関数は、条件に当てはまるセルを数える関数で、記述方法は以下の通り。
記述方法としては、「IF関数」の中に「COUNTIF関数」を仕込んでいきます。
中身を読んでいくと、まずは「COUNTIF関数」を使い、「区」という文字が含まれているセルの数を数えます。そして、「IF関数」で0より多いセルかどうかを条件式として判断し、あてはまっていれば「〇」、そうでなければ「×」と表示されることになります。
ワイルドカード文字は便利なのでついついなんにでも使ってしまいがちですが、ご説明した通り「IF関数」では、そのまま使うことはできません。
今回紹介した「COUNTIF関数」のように、ほかの関数と組み合わせて使いましょう。
似たような名前の関数なので、最初は混乱するかと思いますが、まずはそれぞれの関数の基本的な使い方をマスターし、IF関数とあわせて使えるものをいろいろ試してみると、どんどん技術の幅が広がっていきますよ。
(学生の窓口編集部)
2021/03/01
ニューノーマル時代で働く女性の肌も変わる?ニュー敏感肌チェックテスト
[PR]2021/02/26
2021/02/22
2021/02/19
新社会人が選ぶべきクレカの最新事情!お得&スマートに使える“デジタルカード”とは?
[PR]2021/02/05