IF関数では、ひとつだけでなく、ふたつ以上の条件を組み合わせた設定もできます。実際のビジネスの現場では、ふたつ以上の条件を設定したり、さまざまな追加の関数を仕込んだりと、IF関数はさまざまな応用をされていますので、少しずつ使える技術のバリエーションを増やしていきましょう。
今回は、複数の条件を設定する場合の、IF関数の具体的な使い方についてご解説いたします。
前回の記事、基本から覚える「IF関数」にて、IF関数の記述方法を紹介しました。
基本の書き方では、「〇に当てはまる場合は真の値を返し、当てはまらなければ偽の値を返す」というものでしたが、今回は「〇かつ×ならば」、「〇もしくは×ならば」というように複数の条件を判断して値を返す、「AND関数」と「OR」関数について、学んでいきましょう。
IF関数で複数条件を設定する場合には「AND」、もしくは「OR」を使います。
「AND」は設定した条件の両方に当てはまる場合に、答えを返すもの。
「OR」は設定した条件のどちらかに当てはまる場合に、答えを返すようにするものです。
※条件は2つ以上設定でき、それぞれの条件はカンマで区切りながら続けていきます。
ここでは以下の画像を例に、AND関数の記述方法を解説します。
→関数式「=IF(AND(B4>80,D4>=140),"合格","")」を入力
→ E4セルの右下にカーソルを移動→「+」の形になったときに、下へドラッグすると、結果が反映されます。
OR関数の求め方
→ 関数式「=IF(OR(B4>80,D4>=140),"合格","")」を入力
→ E4セルの右下にカーソルを移動→「+」の形になったときに、下へドラッグすると、結果が反映されます。
今回は、IF関数で「AND」や「OR」を組み合わせて、複数条件を設定する方法について解説しました。
Excelのオートフィル機能を使えば複雑な関数式も簡単にコピーできますので、これらを組み合わせて効率よく表作成をしてみましょう。
(学生の窓口編集部)