セル内での改行や文字の置換など 覚えておきたいMac版Excelの使い方

更新:2019/09/10

ITスキル

表計算ソフトとして便利なExcelですが、使っていて「これってどうするんだっけ?」と悩むポイントが出てくることがありますよね。普段windowsで習うことが多いので、Macだと若干違う部分もあってわからなくなる人もいるでしょう。
今回はセル内で改行する方法や文字を検索して置換する方法、印刷範囲の設定方法など、エクセルをスムーズに使うための機能をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Mac版Excelの使い方

セル内改行する

【1】セル内で改行したい場合、改行したいところで「control+Alt+enter」キーを押します。

Mac版Excelの使い方


ここで「control+Alt+enter」を押すと、

Mac版Excelの使い方

このようにカーソルが下へ移動します。

【2】続けて入力しましょう。

Mac版Excelの使い方

改行のあるデータを入力できました。

セル内の文字列を折り返す

セル内の文字列が長すぎるため、セルのサイズに合わせて折り返したいという場合、メニュー「ホーム」→「折り返して全体を表示する」をクリックします。

Mac版Excelの使い方

セルのサイズに合わせ、文字が折り返されました。

Mac版Excelの使い方

テキストまたは数値を検索して置換する

たくさんのデータの中から、目的の数値や文字列を検索し、別の数値や文字列に置き換えたい場合、以下のような手順で行います。

【1】「command+F」キーを押すか、右上の検索フィールドをクリックします。

Mac版Excelの使い方

【2】検索フィールドに目的の数値や文字列を入力し「enter」キーを押すと、該当のセルが選択されます。

Mac版Excelの使い方

※また、検索フィールドの虫眼鏡アイコンをクリックすると、検索オプションが追加できます。

Mac版Excelの使い方

「高度な検索」をクリックすると、シートやブック全体の検索、行または列での検索、数式・値・メモ・コメントのいずれかのみ検索、などの指定ができます。完全に値が一致するセルだけを検索したい場合、チェックボックスをクリックします。

Mac版Excelの使い方

【3】検索後、置換する場合は虫眼鏡アイコン→「置換」または、「高度な検索」→「置換」をクリックします。

Mac版Excelの使い方

【4】「検索する文字列」に置換したい文字列を、「置換後の文字列」に入力したい文字列を入力します。今回は「アボカド」を「もやし」にしてみます。

Mac版Excelの使い方

【5】「置換」または「すべて置換」をクリックすると、1つのセルまたはシート内のすべてのセルの該当する文字列が置き換えられます。

Mac版Excelの使い方

既定のフォントを変更する

エクセルの既定のフォントを変更したい場合、以下の手順で行います。

【1】メニューバー「Excel」→「環境設定」→「全般」と進みます。

Mac版Excelの使い方

【2】「既定フォント」と「フォントサイズ」を好みのものに変更します。

Mac版Excelの使い方

既定の日付システムを変更する

エクセルの日付システムは、1900年1月1日を起点とする「1900 date system」と、1904年1月1日を起点とする「1904 date system」の2つがあり、2008 for Mac以前のMac用エクセルでは「1904 date system」を採用していました。ただし、現在ではMac版もWindows版と同じ「1900 date system」に統一されています。

日付システムを変更したい場合、以下の手順で行います。

【1】メニューバー「Excel」→「環境設定」→「計算」と進みます。

【2】下部「1904年から計算する」チェックボックスをON/OFFにします。

シート内の印刷領域を選択する

シート内の印刷領域を選択し、印刷範囲を設定するには、印刷したい範囲のセルをあらかじめ選択した状態で、エクセルメニュー「ページ レイアウト」→「印刷範囲」→「プリント範囲の設定」とクリックします。

まとめ

エクセルは「表計算ソフト」として、数多くのデータを処理しやすいように、様々な工夫がされています。今回ご紹介した「視覚的な処理」もその一つで、とくに文書として印刷する際に役立つでしょう。Mac版の操作で困ったら、また確認してくださいね。

(学生の窓口編集部)

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