Mac版Excelでフリーズや起動しないなどのトラブルの対処法

更新:2019/09/10

ITスキル

MacのExcelを使用中、ファイルから立ち上がらない、フリーズする、画面表示が乱れるなどのエラーが現れます。こんなトラブルが起こったら、どうすればいいのでしょうか?

起動・動作が遅い時の対処法

ExcelやPCを再起動することで動作が軽くなることはありますが、それでも問題が改善しないこともあります。

原因はいろいろと考えられますが、今回は

「PCのスペック不足」
「アドインによる負荷が大きい」
「フォントファイルの重複」
「設定ファイルの破損」

などの原因の対処法を紹介していきます。
明確な原因がわからないときは、以下の手順を試してみてください。

PCのスペック不足の場合

Excelの「環境設定」にある項目のうち、不要で負荷をかけやすい項目のチェックを外します。
※とくに、以下の3つの項目は外しても作業に大きな影響がありません。

【1】「環境設定」→「編集」→「操作をアニメーションで表示する」をクリックします。

mac エクセル トラブル対応

この項目は、見た目になめらかに見せるため、クリックなどの動作をアニメーション表示するものです。したがって、このチェックを外すとそっけない動きになりますが、PCの負荷は減り、作業そのものには全く影響しません。

【2】「環境設定」→「オートコンプリート」→「オートコンプリートを使う」をクリックします。

mac エクセル トラブル対応

オートコンプリートとは、いわゆる予測変換のような機能で、同じ文字列があれば自動で補完してくれるものです。
しかし、同じ内容を何十回と入力するような場合でもない限り重宝する機能でもありませんので、外しても問題ありません。

【3】「環境設定」→「保存」→「自動バックアップ」をクリックします。

mac エクセル トラブル対応

この機能も作業自体には影響しませんが、自動バックアップを外してしまうと、こまめに保存しない限り、突然のフリーズや電源OFFによってデータを失ってしまう可能性があります。
心配な場合はこの項目のチェックボックスは残しておくか、10分→30分のように間隔を長めにして負荷を減らすと良いでしょう。

アドインの負荷が大きい

アドインはExcelの機能を拡張するものですが、不要のものは無効にしても問題ありません。

【1】メニューバー「ツール」→「Excelアドイン」をクリックします。

mac エクセル トラブル対応

【2】できるだけチェックを外します。

※特別に使っているアドインがなければ、基本的にすべてチェックを外してOKです

フォントファイルの重複

フォントファイルが重複していると、エクセルのテキスト入力が極端に遅くなることがあります。そのため、入力だけが極端に遅い場合は以下の手順で重複するフォントファイルを削除してみましょう。

【1】Excelファイルを一旦閉じて、「Finder」→「アプリケーション」→「Font Book」と開きます。

mac エクセル トラブル対応

【2】メニューバー「編集」→「使用可能な重複項目を検索」をクリックします。

mac エクセル トラブル対応

【3】アプリの指示に従い、「自動的に解決」→「重複するフォントファイルをゴミ箱に入れますか?」→「OK」とクリックします。

設定ファイルの破損

設定ファイルを削除することで問題が改善されることもあります。

【1】Finderのメニューバー「移動」→Optionキーを押しながら「ライブラリ」を選択します。

mac エクセル トラブル対応

【2】「Preferences」フォルダ内の「com.microsoft.office.plist」ファイルを削除します。

mac エクセル トラブル対応

【3】「Caches」フォルダ内の「Microsoft」フォルダを削除します。

mac エクセル トラブル対応

【4】ゴミ箱を空にし、Macを再起動します。


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