卒業式に備えよう! 自宅でできる袴の着付けのコツ

更新:2020/02/03

卒業式

大学もいよいよ卒業シーズン。女性のみなさんの中には、あでやかに袴姿で卒業式に臨む人もいらっしゃるでしょう。しかし、普段から和装しているならともかく、袴の着付けが自分でできるという女性は少ないですね。というわけで今回は「袴の着付け」についてご紹介します。

卒業式に備えよう! 自宅でできる袴の着付けのコツ

一式レンタルする人が多い!

卒業式のためだけに袴など一式を購入するという人は珍しく、多くの人がレンタルで済ませるでしょう。また、必要なものを「一式レンタルする」のがほとんどです。

今回、筆者もこの企画のために「袴姿のための一式」を『和楽庵』でレンタルしてみました。以下のようなものがセットになっています。

卒業式用袴など一式(セット例)

・和装下着
・長襦袢(ながじゅばん)
・きもの(二尺袖)
・半巾帯
・袴
・重ね衿(えり)
・衿芯(えりしん)
・帯板(小)
・腰紐(こしひも)6本
・伊達〆(だてじめ)2本
・着物ベルト(コーリンベルト)
・補整パッド
・タオル4本
・風呂敷
・足袋
・草履
・バッグ

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【保存版】袴の着付けをチェック!

実際には、卒業式の当日にプロに着付けを依頼することが多いのですが、その手順を見てみましょう。『青山きもの学院』の専任講師・坂本久仁子先生に着付けをお願いしました。

1.長襦袢

↑和装下着を着け、「長襦袢」を着たところです。袴から裾がのぞかないよう、長襦袢の裾線はふくらはぎの中ほどです。

↑長襦袢の襟元を整えます。

↑整えた襟元が崩れないように腰紐を胸元にかけます(胸紐ともいいます)。

↑「伊達〆」を締めます。

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2.きもの

↑きものに「重ね衿」を付け、はおります。

↑袴からきものの裾がのぞかないように短く裾線を決めます。

↑腰紐をしっかり結びましょう。

↑「コーリンベルト」と「腰紐」で衿を整えます。

↑「伊達〆」を締めます。

3.袴の丈

↑袴の丈を確認します。

4.帯結び

↑「半巾帯」です。

↑半巾帯を二巻きし、しっかりとひき締めます。

↑テ先を上に重ねます。

↑ひと結びします。

↑羽根を作ります。

↑ヒダをとります。

↑テ先で羽根をくるむようにして引き締めます。

↑テ先の残りを帯の中に収めます。

↑結びあがりです。

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次のページいよいよ帯と袴を着ていきます!

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