社会人になると、法事・法要に参加する機会が増えるものです。お通夜・お葬式からは日数が過ぎていますが、どんな服装で行けばいいのかわからない人もいらっしゃるかもしれませんね。今回は、法事に出席する際の服装マナーをご紹介します。
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【例文付き】 法事・法要の挨拶 恥をかかないポイントは?
法事・法要とは、故人の冥福を祈り供養するために命日に行う行事です。仏教では亡くなった翌年の「一周忌」以降の決められた年度に行う法要を「年忌(ねんき)法要」といいます。満2年目の「三回忌」までは友人・知人などを招いて行われますが、満6年目の「七回忌」以降は規模も縮小されていきます。それに伴って服装も正式な喪服から簡略化されるのです。
一般的に、一周忌の法事までは喪服を着用します。まず礼服とは、冠婚葬祭等の儀式のときに着る服のことで「フォーマルウエア」といいます。礼服は格式で分けられており、正礼装、準礼装、略礼装、平服と区別されます。この礼服の中で、葬儀や法事等に出席するための服が「喪服」です。喪服は格式によって正喪服、準喪服(ブラックスーツ)、略式喪服(ダークスーツ)というように区別されます。
法事に出席するとしても、故人の遺族なのか、友人・知人なのかでどういった服装がふさわしいかも変わってきます。
遺族の場合、三回忌までは喪服で参加するのが一般的です。一般的な礼服であるブラックスーツ、白いワイシャツ、黒いネクタイ・靴下・靴という組み合わせです。スーツはシングルでもダブルでも構いません。
女性の場合は黒無地のスーツやワンピースが基本です。ストッキングや靴は黒いものを選びましょう。ノースリーブやミニスカートなど、肌の露出が多いものはふさわしくありません。
七回忌以降の法事では略式喪服、喪服でなくても地味な色の服装でも構いません。死後年月を重ねるうち、法事の規模も小さくなり、服装も簡略なものになっていきます。
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