【例文付き】 法事・法要の挨拶 恥をかかないポイントは?

更新:2018/11/06

対人マナー

法事・法要のあいさつ

法事・法要に出席したことはありますか? 法事・法要は故人の冥福を祈り、供養をするための行事です。人が亡くなりお葬式が終わると、決められた日にちごとに法要が行われます。今回は法事・法要でどのような挨拶をすればよいのか、恥をかかない挨拶のポイントをご紹介します。

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■法事・法要とは

法事・法要とは、故人の冥福を祈り、供養するための仏教行事です。故人があの世で良い報いを受けられるように、この世に残された者が供養をします。「忌日(きにち)法要」は死後7日ごとに49日まで行います。その後100日目に「百箇日(ひゃっかにち)法要」を行い、それ以降は「年忌(ねんき)法要」といって年単位の法要になります。一般的に遺族、親族以外の友人・知人が参列するのは「三回忌」まで。その次の「七回忌」以降は法要の規模を縮小していきます。

■法事の挨拶【例文】

法事・法要の際にどのような挨拶を行えば良いのか、その例をご紹介します。法事の際の主催者を「施主」(せしゅ)といいます。一般的には葬儀の主催者「喪主」(もしゅ)と同じ人が務めます。法事の際の施主から参列者に向けての挨拶、一般の参列者として招かれた際に遺族に向けて行う挨拶です。

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●開催時の挨拶

本日はお忙しい中をお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。これより〇〇〇〇(戒名)の××回忌(△△日)の法要を始めさせていただきます。

※参列者に法要開始を告げた後は、僧侶に向かって「よろしくお願いいたします」と一礼します。季節の言葉などは交えず、シンプルにまとめましょう。

●終了の挨拶

おかげさまをもちまして、〇〇〇〇(戒名)の××回忌(△△日)法要を無事に終えることができました。これより、ささやかではございますが別室にてお食事をご用意いたしております。故人の思い出話などを交えて、お時間の許す限りごゆっくりお召し上がりください。本日は誠にありがとうございました。

●法事に招かれた場合の挨拶

本日はご法要の席にお招きいただきまして恐縮です。
※参列者の挨拶では「ありがとうございます」という言葉は避けて「恐縮です」「恐れ入ります」と言いましょう。

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法事・法要の挨拶について、例文とともにご紹介しました。一般的に友人・知人が法事に招かれるのはごく限られた期間です。参列する機会も多くはないですが、社会人としてはきちんとした挨拶ができないと恥ずかしい思いをすることになります。法事は特にマナーが大切なので、招かれた際には事前に確認しておくのがいいでしょう。

(藤野晶@dcp)

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