2020年12月16日 更新

カラーボックスで手軽に食器棚をDIY! 準備方法や作り方を解説

一人暮らし用のキッチンは、なにかと狭いものです。かといって既製品の食器棚は、限られたスペースにマッチしないこともありますよね。そこで、手軽に購入できるカラーボックスを使ったDIY食器棚の作り方とポイントを紹介していきます。

1Kでも申し訳ないほどのスペースしかないキッチンも多く、廊下兼用となるとなおさらスペースの使い方は悩むポイントです。カラーボックスDIYだと「棚+物を置くスペース」を同時に確保でき収納力をアップできます。カラーボックスで作るDIY食器棚のコツをDIYクリエイターのchikoさんにお聞きしました。
chiko DIYクリエイター、インテリアデザイナー、空き家DIYリノベプロデューサー

工務店やハウスメーカーのモデルルームデザイン、DIY工房のデザインを行う。作品の商品販売や各地でのワークショップ、講演、DIY実演など、幅広い分野で活躍中。

http://wagonworks.blog.jp/

なぜカラーボックスで食器棚を作れるの?

DIYにカラーボックスを使うメリットは、棚3段の製品ならサイズがわかること。
もちろんメーカーによって多少誤差があったり、扉の有り無しで幅が違う製品もあったりしますが、一般的に販売されている製品サイズは、「奥行き約30cm・幅は約42cm」でほぼ同じです。そのためカラーボックスを置きたい部屋のスペースを測れば、設置スペースを割り出すことができます。

また、本格的なDIYじゃなくとも、カラーボックスを2つ使って間に板を渡すことで、食器棚やテーブルなどを簡単に作ることができるのです。DIYといっても板を付ける位置を決める、板を固定するなどの最小限で済むことも魅力となります。
chikoさん

組立や解体も手軽にできるので、お引越しなどでも扱いやすいです。また、一人暮らしの食器やフードストックにちょうどよい収納スペースで、カラーボックス用の収納ラックやボックスなどが各メーカーから販売されているので、自分スタイルにカスタマイズできるのもメリットです。

  • DIYを始める前にスペースを確認しよう!

まず、今回のDIYを始める前にカラーボックスを2つ置くスペースがあるか確認しましょう。
カラーボックスの寸法は、前述のとおり「奥行き約30cm・幅は約42cm」です。横幅は2つ並べるので約84cm、あとは自分の部屋のスペースに合わせてカラーボックス間のスペースを足せば横幅がわかります。

ワンルームの場合は、キッチン周りだけでなくリビングも設置スペースに使えます。玄関と同じ動線上にある1Kの場合は、通路が確保できることを確認しておきましょう。

収納する食器を決めておこう

自分が使っている食器類のサイズを確認し、食器棚に収納するものをチェックします。
3段のカラーボックスの1つの棚は、「横幅約40cm・縦約27cm・奥行き約28cm」です。このサイズより大きなお皿などは収納できないので気をつけましょう。

コーヒーカップやガラスのコップが多い場合は、ワイヤーバスケットなど収納性が高い棚を追加しましょう。お皿が多いときは、お皿を立てて収納できるスタンドなどを利用すると、収納力がアップします。スプーンや箸など小物が多いときは、収納ボックスを使ってまとめると便利です。

カラーボックスを2つ使っても収納力には限りがあります。食器棚に入りきらないほど食器類があり、まったく使ってないときは、思い切って処分するのも整理収納の方法です。使用頻度の優先順位を決めて、検討してみるのもいいでしょう。
chikoさん

設置する場所はキッチンのスペースを確認して、幅を決めてから天板の仕上がりサイズを決めてください。食器はよく使う頻度が高いものは取り出しやすい上の方へ収納するとよいですよ。

カラーボックスの選び方

希望の色に近い色のカラーボックスを選ぶ

カラーボックスは、自分の好きな色を選ぶのもひとつの手ですが、キッチンや部屋のインテリアに合わせることも考えておきましょう。

自分のキッチン周りが、白を基調としたデザインならばボックスも同系統の白か、木目を活かしたナチュラルなどがおすすめです。黒を基調としたキッチンのときは、黒や茶などシックなものがマッチしやすくなります。ワンルームの場合は、同じスペースにある家具や家電のトーンと合う色を選びましょう。
chikoさん

人気のホワイト色はどんなインテリアにも合うのでおすすめです。男前インテリアが好みなら、ダークな木目もよいでしょう。また、カラーボックスにピッタリサイズの収納ボックスも、素材がワイヤーやラタン、布、プラスチックなど、種類が豊富。インテリアに合わせて素材を替えてみるとデザイン的にも楽しめます。

カラーボックスでカウンター式食器棚を作ろう

カラーボックスで「カウンター式食器棚」を作るための準備と組み立てのポイントを見ていきましょう。製作時間の目安は、カラーボックスの組み立てが15分、食器棚の組み立てが40分程度です。

まずは材料と基本的な道具をそろえよう

DIYの材料は、ホームセンターや100円ショップで購入できます。今回は、プレーンなカラーボックスと、扉付のカラーボックスを使います。食器棚にあると便利な引き出しなどを追加するので、引き出しレールなども用意しておきましょう。
  • 材料

  • カラーボックス3段(幅41.9×奥行29.8×高さ87.8㎝):1台
  • カラーボックス3段扉付き(幅42×奥行29.8×高さ87.8㎝):1台
  • 追加棚(カラーボックス専用)(39.5×27×1.2cm):1枚
  • カラーボックス用ワイヤーバスケット:2個
  • ワイヤーバスケット用引き出しレール:2セット(2本入)
  • カラーボックス用収納ボックス:2個
  • 収納ボックス用引き出しレール:2セット(2本入)
  • 木材(杉124×15×2.5㎝):2枚(カット済み)
  • 道具

  • 電動ドリルドライバー or 手回しドライバー
  • 紙やすり 180番
  • 塗料
  • オールドウッドワックス ホワイト
  • ビニール手袋
  • スポンジ

DIYスタート

  • 天板をヤスリがけ&塗装する

紙ヤスリで木材の表面をやすり掛けして、滑らかにし、お好みのワックスやニスで塗装します。(今回はオールドウッドワックスのホワイトを使用)しっかりと塗装をすることで、無垢材でのキッチンの水や汚れから木材を保護してくれます。
  • 本体を組み立てる

カラーボックス専用追加板を2台の真ん中に挟むように固定します。カラーボックスに穴が開いている場合は穴を利用し、内側から付属のビスで固定します。穴が開いていないカラーボックスの場合は、ドリルやキリなどで下穴を開けて、そのままビスを打ちこみして固定できます。
chikoさん

カラーボックスの穴の数や位置は、製品によって異なります。穴が必要かどうか判断して購入時にも確認しておきましょう。

2つのカラーボックスに載せる天板サイズに合わせて、ビス穴を開ける位置を印していきます。15cm幅の板を2枚使用するので、まず真ん中に印をして内側3cmぐらいずつと、側面から3cmぐらい離れた位置に印を付けていきます。
もう1台も印をして、ドリルで穴を開けます。奥から板を置き、カラーボックスの内側からビス(35㎜)を打ちこみます。手前の板も同様に取り付けます。
chikoさん

ビス穴は、通しやすくするためなので、手回しのドリルやキリでも大丈夫です。ポイントは、天板2枚使うので、ズレないよう1枚の板に対し内側から4カ所、合計8カ所ビスで留めておくことです。

  • 引き出しを取り付ける

今回使用するのは、引き出し型ワイヤーバスケットとプラスチック製収納ボックスです。
ワイヤーバスケットは、2段分取り付けるためレール4本を取り付けます。バスケットがスベリ落ちないようストッパーピン(※各メーカー説明書を確認)を奥と手間に挿し込んで完成です。
chikoさん

レール位置は穴が開いている場合は、そのまま利用してください。穴が開いてないときはビスで固定します。このとき、バスケット上下の空きスペースを確保してください。

プラスチック製収納ボックスも専用レールが必要です。こちらもレール4本を専用のビスで取り付けます。
  • カラーボックスのカウンター食器棚完成

chikoさん

真ん中のスペースには、ゴミ箱(高さ幅40cm以内)を置くとすっきり収納できます。また、扉付きのボックスは、ホコリを防ぐことができるので使用頻度や用途にあわせて収納する物を決めてみてください。

さらに収納力をアップ!

完成した「カウンター式食器棚」の収納力は、ホームセンターや100円ショップなどで購入できるグッズを使えばもっと便利になります。

布製の収納ボックス

布製の収納ボックスは、大きな材料のストックや使用頻度の少ない大きめのお皿などの収納に役立ちます。

ワイヤーバスケット

レール式ではなく可動性が高いワイヤーバスケットを横に並べられるサイズを2つ用意します。使用頻度の高いグラスやマグカップ、お皿、お茶椀などを収納しておくと取り出しやすくなりますよ。

スクエア収納ボックス

カラーボックス追加板で作ったスペースには、収納ボックスを置きましょう。ここには、小物類やラップ・アルミホイルなど、さっと取り出せる物を収納しておくと便利です。
chikoさん

ワイヤーバスケットやプラスチック製収納ボックスなどは、好みと用途に合わせて選びましょう。固定しない場合のメリットとして、使い勝手や季節に合わせて場所を入れ替えられることが◎。

ファイルスタンド

ファイルスタンドを使うと、縦長の調味料や大きなお皿、背の高いグラスなどが収納できます。すっきりするだけでなく、転倒防止などにもひと役かってくれます。

木製お皿立て

お皿は重ねて収納が、メインの方法になります。ただ積み上げると枚数があるときは、取り出しづらくなってしまいます。お皿立てなどを上手く利用すれば、小さな不便さを解消できます。
chikoさん

本来ファイルや仕切りスタンドは文房具ですが、カラーボックスのサイズにピッタリなので利用してみるのもおすすめです。でもカラーボックスの棚の高さにマッチするかサイズには注意してくださいね。ディッシュスタンドは、カラーボックスの内部に入れるか、天板に置くかで選べるサイズが違ってきます。置き場所と用途を決めて形やサイズを選びましょう!

カラーボックスでオリジナル食器棚を作ろう

部屋によって大きく異なる、かつ限られたキッチンスペースを上手に使った食器棚と、手軽なDIYの相性はピッタリです。2つのカラーボックスを使うことで、横幅を決める天板サイズや、奥行きの調整などが可能になります。

壁面から離せるときは、キッチンと部屋を仕切るアイテムとしても使用できるなど、使い方はさまざまです。自分の部屋に合わせて、工夫するのも楽しいのでみなさんもぜひオリジナル食器棚を作ってみてください!
文・松田政紀(アート・サプライ)

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