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工務店やハウスメーカーのモデルルームデザイン、DIY工房のデザインを行う。作品の商品販売や各地でのワークショップ、講演、DIY実演など、幅広い分野で活躍中。
カラーボックスはアイデアしだいでアレンジ自在
2つ、3つと同じ大きさのカラーボックスを組み合わせることで、収納×机・カウンター・ドレッサーなどにアレンジができます。またボックス内の収納を見せたくないときは、ぴったりサイズの収納ボックスを利用したり扉付きカラーボックスを選んだりすることで、収納率もアップし、デザインアレンジの幅も広がります。
カラーボックスでドレッサー

カラーボックスを両側に設置して天板をのせるだけで完成します。天板がずれないように、カラーボックス内側からビスを打つか、天板とカラーボックスの間に滑り止めシートなどを挟んでおくと安心ですよ。
カラーボックスでキッチンカウンター

扉付きや扉別売りなどのバリエーションも豊富で、棚を仕切るレールなどのオプションアイテムもあります。最近はサイズ展開も増えてきたので、用途に合わせた高さも選べます。キッチンで使う天板は、お掃除しやすい素材の化粧合板か、無垢材を使う場合はしっかりと塗装で保護しておきましょう。
カラーボックスでデスク

机にアレンジする場合は、椅子とのバランスを考えて高さに注意しましょう。天板は素材と机の幅にもよりますが、15㎜以上の厚みが必要です。しっかりとビスで固定するか、滑り止めシートを使いましょう。またお部屋のイメージに合わせてカラーボックスの側面や裏側にリメイクシートなどでデザインするのもおすすめです。
カラーボックスDIYのポイント
カラーボックスDIYの耐久性を考える
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デスクやカウンター天板に使うときの厚さ
- メラミン化粧合板など 厚さ1.5㎝以上が望ましい
- 無垢板や集成材:厚さ2㎝~3㎝位が望ましい

天板の厚さのほか、2つのカラーボックスの間は80㎝ぐらいまでがおすすめです。あまり広くすると天板がたわんできます。幅を広く使いたい場合は、カラーボックスの数を増やして補強しましょう。
カラーボックスの高さを調整するには
使用時の高さを調整したいときは、一般的なサイズではなく50cmや100cmと高さが違うカラーボックスを探してみましょう。このとき奥行きが約25~30cmあると安定します。
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カラーボックスの高さ調節方法
- 目的に合わせて必要なサイズのカラーボックスを購入する
- 横向きで2段重ね、本体同士をビスなどで固定し壁際に配置する
- レンガやブロックを下に入れるときは左右と中央にも入れ安定させる

メーカーによっては、サイズ展開が豊富になってきています。使用目的に合わせ、適切なサイズ選びをおすすめします。組み合わせによっては、壁面収納も可能です。また横にして使うことで、ベンチシートにアレンジしたり、テレビボードにアレンジしたりバリエーションも広がります。
DIYアイテムの選び方
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DIYアイテムの選びのポイント
- ベースとなるカラーと柄を選ぶ
- DIYに合わせてネジなどを揃える
- 電動ドライバーがあるとベスト
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天板選びのポイント
- キッチンカウンター:メラミン化粧合板
- デスク・ドレッサー:無垢板・パイン集成材
合板なので木材が固く耐水性・耐久性が高い
キズや汚れに強く部屋に温かみもプラス

ナチュラル系統でまとまっているお部屋ならば、カラーボックス素材に無垢の木材をプラスすることで、お部屋に温かみがプラスされます。また希望の天板サイズがないときは、ホームセンターなどでカットしてもらうこともできます。
カラーボックスDIYでミニクローゼットを作る
コンパクトなクローゼットは、洋服と小物の収納力がアップするだけでなく、本来のクローゼットと用途を分け、一度着た服を掛けておくなど使い道も広がります。また、横幅を自由に決められるカラーボックスDIYをすることで、デッドスペースの有効活用にもなります。
カラーボックス以外のアイテムは、100均とホームセンターで購入できるので事前に用意しておきましょう。
用意するもの
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カラーボックス:2台
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杉板:2枚(幅150×長さ1230×厚さ24mm)
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ステンレスパイプ:1本(直径16㎜/長さ400㎜)
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ソケット(直径16㎜パイプ用):2個
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ダイソー板(400×250×9mm):1本
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ケース各種(ダイソー):7個
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フック(ダイソー):1個
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ビス:スリムビス4㎝ 16本・極細スリムビス4㎝ 8本・(パイプ用の付属ビス1㎝6本)
DIYスタート
カラーボックスでDIYしよう
一番のメリットは、設置するスペースに合わせてDIYできる自由度の高さです。天板サイズさえ合わせれば、あとはカラーボックスの位置を調整するだけの手軽さは魅力です。
もう1つのメリットとしては、分解が簡単なことです。ネジやビス穴が気になるときは、組み合わせる位置を変えたり、壁紙を貼ったりすることでカバーできます。まとめて2つ購入することに抵抗がある人もいるかもしれませんが、再利用できることも考えてチャレンジしてみてください。