移住先のデンマークに夫婦で暮らしているfuminatsujiさん。48平方メートルのお部屋には、ベッドスペースやワークスペースなど、さまざまなエリアが設けられています。


fuminatsujiさん
部屋数がないので、ものを極力少なくして空間を広く使うのがこだわりです。玄関から入って左手にオフィススペース、その奥にはリビングスペースをつくっています。
大きな家具できっちりと仕切るとどうしても圧迫感が出てしまいますが、fuminatsujiさんはさりげなくエリア分けをしているため、部屋が広々として開放的な印象です。また、ワークスペースなら作業が楽しくなるように、リビングスペースなら落ち着いて過ごせるようにと、それぞれの用途に合わせた工夫もばっちり。さっそく、各エリアごとにポイントを見ていきましょう!
ワークスペースには“好き”を取り入れてやる気をアップ
ファッションエディターとして活躍するfuminatsujiさんは、お部屋の中央にワークスペースを設けています。リモートワークなどでおうち時間が増えた昨今、fuminatujiさんのワークスペースづくりが参考になりそう!

fuminatsujiさん
基本的に毎日自宅で仕事をしているので、オフィススペースは家の中心的存在。ここで過ごす時間が一番長いからこそ、カラフル&ポップなインテリアで気分が上がるよう意識しました。
床に敷かれたカーペットが、さり気なくエリア分けの役割を果たしてくれています。
白い丸テーブルや高さが変えられるアクリルチェアなどの主要アイテムは、トータル20,000円ほどで全て「イケア」で購入したそう。大きな家具はシンプルなデザインにすることで、 全体に統一感が出てカラフルな小物が映えています。パソコンひとつで作業ができるから、見た目もすっきりするコンパクトなサイドテーブルをデスクとして活用する、という方法もスペースを有効活用したい人におすすめです。
白い丸テーブルや高さが変えられるアクリルチェアなどの主要アイテムは、トータル20,000円ほどで全て「イケア」で購入したそう。大きな家具はシンプルなデザインにすることで、 全体に統一感が出てカラフルな小物が映えています。パソコンひとつで作業ができるから、見た目もすっきりするコンパクトなサイドテーブルをデスクとして活用する、という方法もスペースを有効活用したい人におすすめです。
また、モチベーションを上げたいときには、写真のようにミラーボールを置いてパーティー感を演出することも! fuminatsujiさんのように、ワークスペースに気分が上がるアイテムを置いたり好きなカラーを取り入れたりするとやる気が湧いて作業がはかどりそうです。
落ち着いた色味をベースにした、リビングスペース
ワークスペース横にあるのが、ご飯を食べたり映画を見たりして過ごすという、リビングスペース。こちらにも、アートなポスターやクッションなどでカラーを取り入れることを欠かしません。色を使いながらも、ソファを落ち着いたトーンにすることで、リラックスして過ごせる心地いい空間をつくりあげています。すべてを明るい色で揃えるとごちゃついた印象になるので、空間全体のバランスを見ながら配色を決めるのがポイントです。
ソファやライトは現地のイケアで調達したもの。お部屋が広く見えるようにと、テーブルはアクリル素材の透明なものをセレクトしたそう。お部屋の狭さで悩んでいる人は、このような透け感のある家具を取り入れてもいいかもしれません。
ソファやライトは現地のイケアで調達したもの。お部屋が広く見えるようにと、テーブルはアクリル素材の透明なものをセレクトしたそう。お部屋の狭さで悩んでいる人は、このような透け感のある家具を取り入れてもいいかもしれません。
ベッドルームは高さを抑え、広々空間を演出
リビングスペースの向かいにある、ベッドスペース。大きな窓を塞がないようベッドはマットレスを床に直置きしています。高さのあるベッドは存在感がでてしまいますが、ローベッドなどならお部屋になじみ圧迫感が出ません。まったく仕切りをつくらない開放的なインテリアにもぴったりマッチしています。
加えて、大きな窓にかかったパステルカラーのカーテンが、やわらかな雰囲気をプラス。
窓には、アートやキャンドル、ミラーボールなど、お気に入りの雑貨をディスプレイ。1日の終わりと1日の始まりに好きなものが目に入ると、幸せな気分になり豊かな毎日を送れそうですね。
加えて、大きな窓にかかったパステルカラーのカーテンが、やわらかな雰囲気をプラス。
窓には、アートやキャンドル、ミラーボールなど、お気に入りの雑貨をディスプレイ。1日の終わりと1日の始まりに好きなものが目に入ると、幸せな気分になり豊かな毎日を送れそうですね。
模様替えでベッドを部屋の隅に移動してからは、照明として「HAY」の「NEON TUBE LED」を導入。場所を取らなくても存在感のあるライトを探し続けた結果、蛍光灯にたどり着いたそう。あえてそのまま置くことで、韓国のカフェのようなかわいらしが演出されています。個性的なお部屋を目指すなら、このような大胆なディスプレイをしてみるのも手です。
まとめ
fuminatsujiさんのお部屋は、ワンルームの中でも用途に合わせたエリア分けがされていましたね。ワークスペースで集中して作業をしたら、リビングスペースのソファでのびのび過ごすなど、メリハリのある生活が送れそうです。大きな家具で仕切りをつくるレイアウトもありますが、開放的な空間で過ごしたいのなら、fuminatsujiさんのように境界線をきっちり付けずソフトにエリア分けをする方法がおすすめです。おうち時間が増えたいま、ライフスタイルに合ったお部屋づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
※写真は全てfuminatsujiさんより提供