訪れた記録が、ミュージアムを支える力に 。ミュージアム応援Webメディア「ペレログ」を公開!#Z世代ピック
こんにちは!リリースピッカーのわおんです。皆さんはミュージアムや展示に訪れた際、どのように記録をつけていますか?私はチケットの裏側に一言を書いたり、日記帳に書き残したりしていますが、中々整理することも、その後に活かすこともできず困っていました。そのため、欲しいなと思っていた機能が搭載されたミュージアム応援メディアが制作されていることを知ってぜひ皆さんに知ってもらいたいと思いピックアップしました。
株式会社つなぐるは、動物園・水族館・植物園・博物館・美術館・科学館などの魅力と活動を伝えるミュージアム応援Webメディア「ペレログ」を、2026年7月31日に公開した。
あわせて、施設へのチェックインやデジタルスタンプで訪問を記録できるiOS/Androidアプリの事前登録受付を開始した。アプリは2026年8月中の公開βを予定している。
「ペレログ」は、記事から次に訪れたい場所を見つけ、実際に足を運び、その記録を集めて再訪へつなげる、「めぐる、集める、応援する。」体験を提供するミュージアム応援プラットフォームである。
一人ひとりの来館を後押しするとともに、施設情報の掲載や取材記事の制作、情報発信・集客支援などを無償または低価格で施設へ提供する。訪れた記録が、ミュージアムを支える力になる。その循環をつくることがペレログの目的だ。
背景
動物園で動物たちの姿に見入る。水族館で海の世界に触れる。博物館や美術館で歴史や作品と出会う。私たちが楽しんでいるこうした体験の裏側で、ミュージアムは展示の公開にとどまらない役割を担っている。動物園や水族館は種の保全と繁殖に、博物館や美術館は資料の収集・保存・修復と研究に、科学館は科学教育に取り組んでいる。その営みは、文化や自然、学術を次の世代へつなぐ活動として日々続けられている。
しかし、こうした活動を取り巻く環境は厳しさを増す。公益財団法人日本博物館協会が2026年3月に公表した「令和6年度 日本の博物館総合調査」速報版 ※1では、回答施設の77.4%が「財政面で厳しい」、73.2%が「職員数が不足」、60.8%が「広報・PRが十分でない」と回答した。また、博物館界全体の課題として、76.1%が「市民・国民が博物館を支援する体制ができていない」と回答している。
一方で、国立科学博物館が2023年に実施したクラウドファンディング ※2は、開始後9時間で目標額の1億円に到達し、最終的に約5.7万人から約9.2億円の支援を集めた。この事例は、ミュージアムの活動を応援したいと考える人が広く存在することを示している。
施設側には財政・人員・情報発信の課題があり、利用者側には応援したい気持ちがある。両者を日常の「訪れる」「記録する」という体験からつなぐために、当社は「ペレログ」を立ち上げた。
※1 公益財団法人日本博物館協会「令和6年度 日本の博物館総合調査 調査結果の概要(速報版)」
※2 独立行政法人国立科学博物館「クラウドファンディングの成果ご報告」
サービス概要
ペレログは、ミュージアムの魅力や活動を伝えるWebメディアと、訪問を記録するミュージアム応援アプリの2つで構成される。利用者の「めぐる、集める、応援する。」という体験を一つにつなげる。
1. Webメディアで「めぐる」
Webメディアでは、動物園・水族館・植物園・博物館・美術館・科学館などを対象に、ミュージアムの楽しみ方や社会的な役割を伝える特集・コラム・取材記事を発信する。
季節ごとに表情を変える動物や植物、入れ替わる展示。同じ館でも、訪れるたびに新しい発見がある。エリアや館種、季節、興味関心など、さまざまな切り口から「次に行きたい場所」と出会えるメディアを目指す。施設情報は、内容を確認しながら順次拡充していく。
2. アプリで「集める」

2026年8月中に公開予定のアプリでは、訪問先でチェックインし、デジタルの「ミュージアムスタンプ」を集められる。御朱印を集めるように、一つひとつのスタンプが「いつ、どの施設を訪れたか」を残す、自分だけの記録になる。
主な提供予定機能は以下のとおりだ。
・GPSまたは施設に掲示されたQRコードによるチェックイン
・訪問ごとのデジタルスタンプ
・「水族館編」「美術館編」のように館種などに応じて記録をまとめるスタンプ帳
・訪問した施設と日時を振り返る訪問履歴
・Webサイトとアプリで共通して利用できるアカウント
・チェックイン、スタンプ収集、訪問履歴などの基本機能は、無料で提供する予定である。
3. 施設を「応援する」
ペレログでは、特別なことをしなくても、「訪れて、記録する」こと自体が施設の応援になる。
まず、来館そのものが応援だ。入館料や売店・カフェでの利用、そして再訪が、施設の運営を直接支える。次に、集めたスタンプや訪問の記録をシェアすることも応援である。一人ひとりの記録が、施設と新しい来館者との接点をつくる。
訪れることが施設の収入となり、記録が新しい来館のきっかけとなり、利用者の応援がペレログを通じた施設支援につながる。この循環を継続的につくることが、ペレログの目指す応援のかたちである。
アプリの正式な配信日、ストアURL、今後提供を予定している「応援メンバー」制度の内容については、確定後に改めてお知らせする。
代表コメント
株式会社つなぐる 代表取締役 山本 真基
ミュージアムは、楽しい思い出をくれる場所であると同時に、文化や自然、学術を未来へつなぐ、社会にとって大切な場所です。その活動が、経済面や人手、情報発信の課題によって十分に届かなくなることは、大きな損失だと考えています。
一方で、国立科学博物館のクラウドファンディングが示したように、ミュージアムを応援したい人は確かにいます。必要なのは、特別な寄付の機会だけでなく、普段の生活の中で施設を知り、訪れ、関わり続けられる入口です。
ペレログは、その気持ちを施設に届くかたちに変えるための仕組みです。まずは近くのミュージアムを訪れて、最初のスタンプを記録するところから、一緒に始めていただけたらうれしいです。
編集/わおん(ガクラボメンバー)
























