好きなものを真ん中に置く。いちご大福研究会の“偏愛”を覗いたら奥深い世界が見えてきた!
こんにちは! ガクラボメンバーのみさきです。
大学のサークル活動は多種多様で、名前を聞いただけでどのような活動をしているのか気になるサークルがたくさんあります。「早稲田大学いちご大福研究会」もその一つです。「いちご大福について研究をしているのかな?」とは予想できますが、どんな活動をしているのかは想像できませんよね。そこで今回はオンラインでインタビューを行ってきました!
早稲田大学いちご大福研究会って?
早稲田大学いちご大福研究会はいちご大福を中心に活動するインカレサークルです。今回、幹事長の鈴木由希奈さんと副幹事長の藤原和華さんに、活動についてお話をうかがってきました!
――まず、「早稲田大学いちご大福研究会」(以下、いちご大福研究会)について、教えてください。
鈴木さん いちご大福研究会は2016年に設立されました。現在は70名ほどがサークルに在籍しています。インカレのサークルなので、早稲田以外の学生もいますし、学部、学年に関係なくいろいろな学生が集まっています。なかには留学生のメンバーもいますね。
活動の主な内容は、「いちご大福研究会」という名前のとおり、いちご大福を中心としています。いちご大福の食べ比べや試食会を行ったり、都内の和菓子屋さんを回っていちご大福を調査したり。過去にはカフェでコラボメニューを開発したり、マルシェに出店したりしたこともあります。
また、春には必ずいちご狩りをするほか、合宿も春休みと夏休みの2回、開催しています。
――お二人がいちご大福研究会に入ったきっかけは何ですか?
鈴木さん 私は入学前からSNSで存在を知っていたんです。こんなにニッチな活動をしている面白いサークルがあるんだと思い、入学したら入ろうと決めていました。
藤原さん もともとお菓子作り系のサークルに入りたかったんですが、早稲田大学の中でもたくさんのサークルがあるので迷っていたなか、とても目を引く「いちご大福研究会」という名前に惹かれて入部しました。
――いちご大福のどんなところに惹かれますか?
鈴木さん いちご大福と一括りに言っても和菓子屋さんによっても大きな違いがあって、たとえばお餅の硬さとか、いちごの甘さとか、サイズ感とかもまったく違います。そういった細かな違いを調べることが楽しいです。このサークルでしかできないことだと思います。
藤原さん 私はいちご大福の形に魅力を感じています。最近はクリームの入った洋風のいちご大福もいろいろとありますが、まるで大福とショートケーキを掛け合わせたような和洋折衷で、その形が素敵だなと思うんです。そうしたいちご大福に日々触れることができるサークルの活動を楽しんでいます。
いちご大福は甘みと酸味のバランスを抜きに語れない!
―――お二人が考える「良いいちご大福の条件」を3つ、教えてください。
藤原さん まずは、甘みと酸味のバランスがいいことだと思います。たとえば、いちごとあんことお餅のそれぞれの甘さや薄さ、厚さのバランスが良いことですね。また、切ったときの断面の美しさも重視しています。切るときは糸を使うのですが、そのプロセスも含めて楽しめるのがいちご大福だと考えています。3つ目としては、その作り手ならではのこだわりが感じられるということがポイントになってくると思います。
鈴木さん 藤原さんと似てしまうんですけれど、いちご大福は普通の大福じゃなくて中にいちごというフルーツが入ったものになっているので、その大福にいかに合うかということになった場合、甘みと酸味のバランスが一番大事だなと思います。いちご大福は何といっても、いちごが主役だと思うので、自分たちでつくるときにも、いちごの甘さに対してあんこの甘さや量を調整して、一番合う配合を見つけることが理想です。
あとは、味だけではなく私たちは見た目も重視しているので、断面やサイズ感を見て「かわいい!おいしそう!」って思えるビジュアルも大切にしています。また、個人的にはあんこも結構大事だなと思っています。私たちのサークルの中でもつぶあん派かこしあん派か、みたいな議論は毎回あるんですけど、「良いいちご大福」って人によって違うと思うので、自分なりにこのあんこが一番いちごと相性がいいなとか、このあんこが好きだなっていうあんこの種類が見つかったら、それが条件の1つになるのかなと思います!
――では、お二人にとって「理想のいちご大福」といえば?
鈴木さん あんこは粒あん、お餅の味もしっかりしたものが好きです。一般的にあんこといちごがは甘めになっているものが多いので、個人的には、お餅には砂糖があまり使われておらず、本来の味がしっかりしているようなものが理想です! いちごはやっぱり大きければ大きいほどいいので、真ん中にドーン!といちごがあって、断面もかわいく見えるいちご大福がいいなと思ってます。
藤原さん 私はこしあん派なんです(笑)。白あんを使った白いいちご大福もすごくかわいくて、いいですね。あと、生クリームを使ったものが好きです! 生クリームのいちご大福は、和菓子というよりも洋菓子の範疇に入るかと思うくらい、とても華やかでかわいいお菓子になっています。そして、お餅は薄めのほうがいちごや中のクリームを楽しめる感じがしていまます。
巨大ないちご大福や究極のいちご大福に挑戦!
――いちご大福研究会で取り組んだ企画で思い出深いものはありますか?
藤原さん 昨年の企画なのですが、「鏡餅いちご大福」がすごく印象に残っています。パソコンの画面ぐらいある大きさで、牛皮の中にいちごやクリーム、スポンジなどを詰め込んだ夢のいちご大福を作りました! これはとてもいちご大福への愛が溢れた企画だったのではないかと思います。
鈴木さん 私が印象に残っているものは、「究極のいちご大福を作ろう」という企画です! 普段の試食会では市販のあんこを使用しているのですが、その日は小豆を炊いて一からあんこを作りました。また、お餅についても、白玉粉と水の配合を試行錯誤して理想の食感を考えながら作りました。今までの試作会とはちょっと雰囲気が違って、みんな真剣でした。そうして作ったいちご大福はやはり普段とは味がまったく違っていて、すごくすごくおいしくて! 今年度はまだできていないんですけど、絶対にまた実現したいなと思っています。
――いちご大福研究会に入ってよかったと感じたエピソードはありますか?
藤原さん 私はやはりこのサークルに入って、「いちご大福が好き」という仲間ができたことが、一番よかったと感じました。ただ作るとか食べるとかだけではなく、一緒にいちご狩りをしたり、合宿で一緒に花火を楽しんだり、同じ経験を積み重ねることで仲間との絆も生まれるので、仲間と交流できることがとてもいいところだと思います。
鈴木さん すごく珍しいサークルなので自己紹介の時に会話の種になったり、何より覚えてもらえやすかったりするのは、すごくいいことだと思ってます。大学では人とは違うことをしたい、何かを極めたいと考えていたので、大福に詳しくなることができたのは、とても自分の個性になったのかなと思います。学園祭に出店した際にも、来場者の方から「面白いサークルだね」と声をかけてもらったこともありました。いちご大福と言っても本当にいろんな種類があるので、おそらく私たちのサークルしか知らないような、小さな違いなどにも気づくことができて楽しいです。
今後は農家とのコラボや商品開発に挑戦したい
――サークル活動を通じて、どんな学びや変化がありましたか?
鈴木さん 個人的には幹事長という役割を通じて、どうやったらみんなが楽しめるかという視点と、物事を計画的にに進める力が身についたと感じています。より多くのサークル員に楽しんでもらえるように、企画のバリエーションを考えたり、イベントや新歓の準備を入念にしたりといった経験を積むことができました。
藤原さん 鈴木さんに付け加えるとしたら、いちご大福研究会の良い点として企業さんとのコラボやマルシェへの出店をやっている点だと思っています。他のサークルではあまりできない経験を積めるということは、大きな学びになりました。たとえば昨年2月に吉祥寺のいちごマルシェに出店させていただいた際に手作りのシールを販売したのですが、接客での振る舞いは貴重な経験になりました。
――サークルで今後、挑戦したいことや展望を教えてください。
藤原さん 農家さんとのコラボに挑戦してみたいです。私たちの代では無理だとしても、その後の代とかに引き継いでやってほしいなと思います!
鈴木さん 私たちの代ではまだコラボメニューの構想がないので、改めて一から商品開発等をしていけたらなと思ってます。 いちご大福という狭いジャンルの中でも、企画やイベントは無限にあると思うので、挑戦し続けられるようなサークルにしていきたいと思います!
――最後に、読者にすすめたい「ベスト・オブ・いちご大福」を教えてください。
鈴木さん 『大角玉屋』さんの「元祖いちご豆大福(R)」です! 名前の通りお餅に豆が入っているんですが、味のある豆がいちごの甘さ、あんこの甘さをより引き立てていて、他のいちご大福ではなかなか経験できないタイプだと思います。ぜひ食べてみてほしいです!
藤原さん私の場合、いちご大福というよりもフルーツ大福というカテゴリにあたるものにはなってくるんですが、『祇をん ににぎ』さんはおすすめです。いちご大福は春しか食べられないイメージがありますが、こちらのお店では季節を問わず、旬のフルーツを使った大福が食べられるんです。いろんな種類があるので、ぜひいちご以外のフルーツも味わってみてください!
――ありがとうございました!
取材を終えて
いちご大福研究会は、いちご大福への愛が溢れるお2人を中心に活動されていました。そして、いちご大福への強い想いが、多岐にわたる活動として形になっている点に、このサークルの大きな魅力だと感じました! また、過去に先輩がやられていた活動を新たに自分たちらしくやってみようとするその姿勢にも心を動かされました。
⇒「早稲田大学いちご大福研究会」Instagramアカウント
@ichigowaseda
⇒「早稲田大学いちご大福研究会」公式HP
https://ichigowaseda2016.wixsite.com/wsms/home
文:みさき(ガクラボメンバー)
編集:学生の窓口編集部
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