「決して人のせいにはしない」助け合いながら良いモノを作る雰囲気がある。MIXIで働く若手社員たちが語る会社の魅力

編集部:ぜんや

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「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業 で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回は株式会社MIXIで働く先輩社会人たちにインタビュー。加藤修悟さん、久野文菜さん、水谷涼香さんの3人に、日々の仕事内容や学生時代に 取り組んだことについてお話を伺いました!


MIXIならではの強み、仕事内容、やりがいについて聞いてみた!

ーーまず、簡単な自己紹介をお願いします。

久野:
最大6人までのクローズドSNS、『miatto』(みあっと)というアプリの開発を担当しながら、他部署の新規事業アプリにも携わっています。

水谷:
『モンスターストライク』いうスマホゲームのプロモーションを担当しています。本日はよろしくお願いします。

加藤:
VantageスタジオのRomi事業部で、『Romi』(ロミィ)という会話AIロボットを作っています。よろしくお願いします。

ーー普段の具体的な仕事内容について教えてください。

加藤:
『Romi』というのは雑談できるロボットで、その裏側にはサーバーがあるのですが、僕はエンジニアとしてサーバー周りの機能の追加やwebページを作ったりしています。

水谷:
MIXIにビジネス職として入社してから2年間、『モンスターストライク』のマーケティング部に所属し、テレビやSNSなどで流すCMのディレクションやキャンペーンの企画・制作を担っています。

久野:
『miatto』のサーバーエンジニアとして、ユーザーに喜んでもらうためのアイデアを出したり、そのアイデアを形にしてみたり、実際にどうユーザーに使ってもらっているかの検証などをしています。

ーー今までの仕事のなかで、印象に残っているエピソードなどはありますか?

水谷:
制作したCMに対して、「面白い」「笑った」など、たくさんリアクションをいただけたことですね。そのときに担当していたのがアニメのコラボCMだったのですが、アニメのセリフがうまくハマって好反応をもらえたときは印象的でした。

加藤:
『Romi』には、「こういう話をしてほしい」とユーザーから指定できる機能があって、例えば「占いをしてくれ」と言ったらそれに応えてくれるのですが、以前はその仕組みはなかったんです。僕が面白そうだと思って作り始めたのですが、最終的に会社から「出そう」と言ってもらって公開できました。一般的には企画を作る人が仕組みを考え、それをエンジニアが実装するものですが、完全に逆を行くフローだったので印象に残っています。

久野:
最近、『miatto』のアプリで「ステータス機能」をリリースしました。友達が今どこにいるかを位置情報で知らせる機能なのですが、このプレスリリースを見た友人たちが実際にアプリを入れてくれて、今もまだ使い続けてくれているのが嬉しいですね。普段の生活に溶け込んでいくことって、こんなに面白いんだって思いました。

ーー皆さんのお仕事は、どんな人に向いていると思いますか?

久野:
エンジニアの場合、そもそもプログラミングができることが前提になってしまいますが、「ユーザーがこういうものを求めていたらうれしいよね」ということを考えたり、実際に作れたりする人でしょうか。常に「もっとこうしたらいいな」と考えられる人は向いていると思います。

水谷:
どうすればユーザーが『モンスターストライク』をダウンロードしたくなるのかということに向き合って、自分なりの答えを見つけようとすることが大事です。マーケティングの難しいところは、明快に正解が出ないことが圧倒的に多いんです。そこに対して、自分なりの考えをもって向き合い続けることが大事かなと思います。

加藤:
「エンジニアだからプログラムしか書かないよ」という人だと難しいかもしれません。エンジニアでもアイデアを出してみる、絵は描けなくても伝える努力をする、といったことが大事だと思います。僕も絵は苦手だけど、なんとかイメージを伝えられるよう頑張っています(笑)

ーー社内はどのような雰囲気なのでしょうか?

加藤:
一年目からでも裁量を持って仕事ができる雰囲気ですね。人間的な面では温厚な人が多いと思います。派遣で来てくれた人も、「こんなに治安のいい職場は初めてです」と言っていました(笑)

久野:
人がとても優しいですね。私が何回か大きな失敗をしているのですが、私を責めるのではなく、「こういう仕組みになっているのが悪いんだな」と、運用フローを改善しようとしてくれます。決して人のせいにしない、という社風がすごくありがたくて、「よし、次も頑張ろう」って思えます。

水谷:
私も穏やかで温かい人が多いと感じています。あとはチャレンジできる環境があることでしょうか。一年目に主担当としてキャンペーンを担当することになったのですが、一年目でここまでチャンスを与えてくれる環境も珍しいと思います。もちろん、先輩がしっかりサポートしてくれていました。

ーーMIXIならではの強みをどこに感じていますか?

久野:
普段はSlack(スラック)でコミュニケーションをとっているのですが、チャンネルがジャンルによって細かく用意されていて、わからないことはそこに投稿すれば、それぞれの専門分野に強い先輩たちが答えてくれます。これはエンジニアとしてはとてもやりやすいですね。みんなに助けられながら自分も成長できるという点は、この会社の強みだと思います。

加藤:
MIXIはコミュニケーションに関連した事業を展開していて、社内でもコミュニケーションが好きという社員は多いと思います。エンジニアといえば暗い部屋でコツコツ作業しているイメージがあるかもしれませんが、うちでは実際に久野さんのようにキラキラしている人も多いです。

水谷:
さまざまなスケールの事業があるので、ユーザーが多いサービスもあれば、新規事業の分野もあります。いろんなところに携わるチャンスがあるというのが、キャリアを積む上では魅力的だと感じます。実際に『モンスターストライク』で経験を積んだ後に、新規事業に関わるというキャリアを選んだ方もいますし、挑戦できる環境が整っていることが魅力ですね。

ーー現在、課題に感じていることはありますか?

水谷:
これまではCMでのプロモーションを担当してきましたが、マーケティングは領域が広く、まだ足りていないスキルもあることが課題です。例えばデジタルにおける施策やマーケティング戦略を考えるところなど、スキルを高めていきたいと思っています。

加藤:
もっとアンテナを広げたいと思っています。今はそんなに英語が得意じゃないところもあって、日本語以外の情報がなかなかインプットできないんですが、今後は英語も勉強して、海外の文献も臆せず参考にできるようになるくらいアンテナを広げたいと考えています。

久野:
私は今年の4月に異動し、初めてサーバーサイドを担当することになったのですが、それまではずっとクライアントサイドのアプリ開発を担当していたので、今は何から何まですべてが課題という状態です(笑)。いずれはクライアントサイドとサーバーサイド、どちらもスラスラと作れて爆速でユーザーに提供できるといいなと思っています。

「学生時代に一番頑張ってきたことは何?」それぞれの学生生活を振り返り!

ーー皆さんは、どんな学生時代を過ごしていたんですか?

加藤:
いろいろとものづくりをしていて、例えば「塩と砂糖を絶対に間違えないデバイス」などを作ったり、エアコンを音声で操作してみたりして遊んでいました。

久野:
私はJAZZサークルでピアノを弾いていたのですが、ピアノの音を耳コピしたいときになかなか聞き取れないのが嫌だったので、「ピアノの音など自分の聴きたい楽器を耳コピしやすくするアプリ」を作るなど、自分にとっても欲しいものを作ることに熱中した学生時代でした。

水谷:
学生時代は課外活動に取り組んでいました。最初は教育系のNPOでインターンをして、地元の川崎でラジオ番組を立ち上げ、高校時代の友達と一緒に発信するなど、地域活動に取り組んでいました。その後は自分で利益を生み出すところに興味が湧いて、Webサービス会社でのインターンや、SNS運用の仕事をしていました。

ーー学生時代に一番頑張ってきたことは何でしょう?

久野:
卒業するために、機械学習の研究と修論を頑張りました。あとはアプリを作ったり、作ったアプリをどう広めるかを考えたり、ユーザーの意見をどう活かすかといったことも学んだので、当時の経験は今もすごく活きていると思います。

水谷:
私はやっぱりラジオ番組ですね。それまではあまり自分が主体になってものごとを始めたり、動かしたりする経験がなかったので、そういう意味でもすごく自分が変わるきっかけになりました。そこでいろんな世代の人と関わる機会を持ったり、ゲストの話をまとめたフリーペーパーを作ってクラウドファンディングしたり……当時の活動が今の仕事にも繋がっていると感じています。

加藤:
アイデアをアイデアで終わらせずに、できる限り形にしようと頑張っていました。大学院の研究も頑張っていましたが、どちらかというと飽き性なので、「研究はこれくらいにして、こんなものを作ってみよう」と、アイデアが降ってきたらできる限り手を動かすようなことをしていました。

ーー学生時代に取り組んだことで、今の仕事に役立っているものはありますか?

加藤:
学生時代に培った力は、プロトタイピングする上で役立っています。企画から話が降りてきたときに、本当に実現できるかどうかをその場である程度判断できる力などもついたと思います。

ーーMIXIに入社を決めた理由を教えてください。

水谷:
就活中はインターネットサービスに携わりたいというのが軸でした。いろんな会社を受ける中で、MIXIの雰囲気や空気感が魅力的だったのが最終的に入社を決めた理由です。個々人が競い合って成し遂げるのではなく、協力していいものを作るという雰囲気がいいなと思いました。

久野:
そもそもMIXIのことを知ったのが、MIXIが手掛けている『minimo』や『家族アルバム みてね』というアプリが好きだったからなんです。ユーザーのことをすごく考えている印象があったし、ユーザーのフィードバックをたくさんもらえる会社なんだろうなと思いました。また、面接を受ける中で人の良さを感じたこともあり入社を決めました。

加藤:
『Romi』に携わりたかったというのがかなり大きな理由です。また、一風変わった新規事業にも投資できる力がある、というのも大事でした。あとは、殺伐としていない良い雰囲気の中で仕事がしたいと思っていたこともあり、MIXIに入社しました。

ーー何か学生時代にやっておいたほうがいいことがあれば教えてください。

久野:
まずはエンジニア職であれば大前提としてプログラムを書いて作ることが大事で、そのうえで人に使ってもらって、フィードバックをもらうといいと思います。実際に作ったら、どういう技術を選定して、何を考えて作ったか、自分ですべて話せるようにまとめておくことも重要だと思います。

水谷:
興味あることに熱中して取り組むことでしょうか。自分がやりたいことに一所懸命向き合えば、それが自分の強みになると思います。就活準備としては、やはり自己分析が大事で、自分が何をしたいのかということにしっかり向き合うこと。就活対策だけでなく、就職した先で心地よく働くためにも大事だと思います。

加藤:
とにかくアウトプットすることが大事だと思います。特に、エンジニア系の人以外にもわかりやすい形で成果物を見せられると、アピール力に繋がると思います。「こんなすごいコードを書きました」というのではなく、「こんな面白いものが作れました」という形で見せられれば、プログラミングができない人からも「ほう、そんなものを学生でも作れるんだ」と思ってもらえると思います。

学生からのQ&Aコーナー

ーー「この仕事をして本当によかった」と感じたことがあれば教えてください。

加藤:
RomiチームではTwitterの反応を見ていますが、新しくリリースした機能に告知前に気付いてくれる人たちもいるんです。そういった、熱意のあるユーザーの反応を見れたときはやっぱり嬉しいなと思います。

久野:
私も同じですね。Twitterだけでなく、TikTokとかで話題になっていたりすると嬉しいですね。

水谷:
私も反応が返ってくるのが嬉しいですね。プロモーションとしては、やっぱり何かしら反応したくなるものを作るべきだと思っているので、反応がないときはいつも反省しています。

ーーMIXIのエンジニアは修士卒が多いのでしょうか?

加藤:
自分の部署は修士卒も多いですが、全体を見ると専門卒も多いと思います。

久野:
高専卒の人も博士卒の人もいるので、同期の年齢もかなりバラバラですね。

加藤:
「この同期の人は自分よりちょっと年上かな」と思ったら、とても年上だったということもありました(笑)

ーー入社時の部署への配属はどのようになっているのでしょうか?

水谷:
私の入社時は、本人の希望を聞いて配属してもらえるような分け方でした。

ーー最後に、学生の皆さんにメッセージをお願いします。

加藤:
エンジニアは思いついたものをとりあえず形にすることが大事ですし、プランナーも自分の思いを伝えられないといけません。これらはどの会社でも通じる能力だと思うので、そこを伸ばしていくと素晴らしい社会人になれると思います。今日はありがとうございました!

久野:
ここにいる3人は、学生時代からポートフォリオをまとめていました。皆さんも自分が取り組んできたことはちゃんとまとめて、いつでも「自分はこういう人です」とアウトプットできる状態にしておくと、「この人はめちゃくちゃできる人だな」と思ってもらえると思います。頑張ってください!

水谷:
就活のために何かしなきゃいけないということではなく、自分はどういう人間なのかということを伝えられるようにしておくことが重要かなと思います。私は文章が苦手だったので、大学生活で取り組んできたことはチラシのデザインにしてまとめていました。アウトプットの方法は、みなさんも自分の強みを活かすといいと思います。応援しています!


取材:清水 碧
文:猿川 佑
編集:学生の窓口編集部
取材協力:株式会社MIXI

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活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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