「ユー・エス・ジェイは限界のないチャレンジができる環境です」。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのブランドPR担当が感じる仕事の魅力【合同会社ユー・エス・ジェイ】
所属部署:マーケティングコミュニケーション部 Brand PR
経歴:パーク集客とブランド構築に繋がるPR戦略を担当。スーパー・ニンテンドー・ワールド/シーズナルイベント/中長期施策などのPRをリード。TV番組の戦略立案~実行。
「将来の“なりたい自分”がまだわからない」ーーそんな悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#お仕事図鑑」。
今回は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で働く先輩社会人にインタビュー。
マーケティングコミュニケーション部でブランドPRを務める白石彩華さんに、日々の仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!
――白石さんはどんな学生時代を過ごしていたんですか?
大学では商学部でマーケティングについて勉強しながら、スカッシュというスポーツのサークル活動や学生生協に所属して新入生の不安を解消し入学のサポートをするプロジェクトにも励んでいました。
また、「学生のうちにいろんな文化を体験したい」と考えてたくさん海外へ行ったり、カリフォルニアへ短期留学にも行っていました。
――学生時代に一番頑張ったことを教えてください。
一番はやはりスカッシュですね。中学1年生から始めたのですが、当時は学校や部活が終わった後に、夜3時間ほど練習して帰宅する……といった生活をずっと続けていました。
スカッシュは2020年の東京五輪の競技候補に入っていたので、日本代表となり五輪出場を目指して頑張っていたのですが、残念ながら、競技種目になりませんでした…。
ただ、スカッシュのことはすごく好きだったので大学でも続け、大学では全日本学生選手権の団体戦で準優勝もできました。あまりスポーツをしないタイプのように見られますが、以前はトライアスロンをしていたこともあったくらい、スポーツ好きなんです(笑)。
――仕事で役立っている学生時代の経験はありますか?
スポーツはもちろん試験などをこなすうえで、目標を達成するために、ゴールから逆算して練習・勉強内容、スケジュールを考えていました。仕事では、各部署の様々な人を巻き込んで大きなアウトプットをだします。
目標を立てて、その達成のため周りをポジティブに巻き込みがらつきすすむ”計画性”や”推進力”や”リーダーシップ”は、社会人になってもとても大事ですし、とても役立っています。
――就活前にやっておいたほうがいいことがあれば教えてください。
学生時代だからできる様々な経験を積むために、何事にも挑戦して、いろんな人と話すことだと思います。
就活では自己分析で悩むと思いますが、様々な局面に対峙することで、自分の強み、弱みを知ることができますし、いろんな人と話せば、多種多様な価値観を知ることもでき、社会で役立つような幅広い知見をもてますからね。
――今の会社を選んだ理由は何だったんですか?
まずは、扱っている商材がテーマパークであること。もともと人を喜ばせることが好きで、スカッシュは「この記録を出せば家族が喜ぶ」という気持ちが原動力でしたし、友人の誕生日などでサプライズを企画するのも大好きでした。
自分が楽しめる仕事がしたかったので、ゲストの幸せそうな顔が近くで見ることができるユー・エス・ジェイのマーケティングの自分にぴったりだなと思ったんです。
また、ユー・エス・ジェイのマーケティング部は、1年目から大きなプロジェクトに挑戦できる環境があるので、圧倒的な早さでマーケティング力が身につけられるという点も魅力的でした。
――今のお仕事の内容を教えてください。
パークの集客やブランド構築などといったブランドPRを担うマーケティングコミュニケーション部に所属していて、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」やシーズナルイベント、他にも複数の中長期施策に関するプロジェクトでPRのリーダーを務めています。
具体的にはテレビやWEBニュース、雑誌などといったマスメディアを通してユー・エス・ジェイの魅力を発信し、皆さんに「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きたい!」と思ってもらうための戦略を練っています。
――この仕事ならではの特徴的な作業はありますか?
他のマーケティング部の部署では、消費者について分析するのですが、PRではメディアの深層心理やニーズについて分析するのが特徴です。メディアの方に、取材に来ていただけるようなPR戦略やコミュニケーションプランを作成し、露出の必然性を生み出すための努力をしています。
また、テレビ局の方など、社外のステークホルダーとの関わりが強いのも特徴的ですね。
――実はあまり知られていない仕事の「秘密」があれば教えてください。
皆さんもテレビ番組でユニバーサル・スタジオ・ジャパンが取り上げられているのを見たことがあるかと思いますが、番組はテレビ局が独自で作っていると思われがちです。
でも、番組を見て、パークに行きたい!と思ってもらえるような番組を作るために、ユー・エス・ジェイのマーケティングフレームワークに基づいたPR戦略をPRチームが緻密に練り上げているんです。
――どういうときに仕事のやりがいを感じますか?
自分が担当したテレビ番組やニュースリリースなどを家族や友人たちが見て、みんなから「あのアトラクション面白そうだね!」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きたくなった!」といった反響をもらえたときはやりがいを感じます。
また、ユー・エス・ジェイはイベント数も多く、入社1年目から多くのプロジェクトに関われるので、そのぶん多くの感動や達成感が味わえるのも大きなモチベーションになっています。
――この仕事の面白いと思う点、魅力は何でしょう?
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンから生まれる社会的価値や、周辺コミュニティへ与える影響度などが想像以上に高く、かつ多岐にわたるので、自分が発信することが世界中に発信されることになります。世界最高のエンターテイメントを集めた場所で、限界のないワールドクラスのチャレンジができる環境があることが魅力ですね。
――この仕事では、どんなスキルが求められますか?
まずはトレンドに敏感になること。近年はトレンドの変化も早いので、適宜リサーチし、最適なコミュニケーションを図ることで、消費者に「パークに行きたい!」という思いを持っていただかなければなりません。
共感性も大切だと思います。YouTubeやSNSなどコミュニケーションが多様化・複雑化していく中で、これまで以上に共感性が求められています。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは“物”ではなく、“時”という体験価値を売っているので、パークでの時間や体験を通じて得られるエンドベネフィットまで、深く共感してもらうことが重要です。
――これまでで一番印象に残った仕事は何ですか?
スーパー・ニンテンドー・ワールドの開業の瞬間にPRとして携われたことです。
当時は、とにかくオープンの瞬間の熱気を多くの人に届けたいと考えていたので、全国で放映される番組での生中継を誘致しました。自身で戦略~実行まで担当した番組だったので、すごく印象に残っています。家族や友人からの反響も大きくて、大きなやりがいも感じました。
人を笑顔にできる仕事がしたかったので、オープン当日に来場されたゲストが「本当にマリオの世界だ!」と喜ぶゲストたちの満面の笑みが見られたこともすごく印象に残っています。リアルタイムでゲストのリアクションを見ることができるのは、テーマパークビジネスならではの醍醐味ですね。
――オフタイムの過ごし方を教えてください。
私は旅行が好きなので、旅行することが多いですね。47都道府県を制覇したいと思っています。すでに42都道府県を訪れることができたので、今度はまだ行けていない東北地方に出掛けたいと思っています。あとはキャンプや登山などのアウトドアにもハマっていますし、動画コンテンツを見るのも大好きですね。
――プライベートの中で仕事に活かされているなと思うこはありますか?
例えば旅行中はインスタでその地域の流行をリサーチすることが多いのですが、そこで面白い情報をキャッチできたときは、「パークでのPRに活かせないかな」と考えたりしています。テレビやCMを見ているときも同じで、番組と通してトレンドをキャッチしたり、CMを見て、その企業が伝えたいメッセージを考察したりして、戦略思考を磨いてます。
――最後に、大学生へメッセージをよろしくお願いいたします。
学生時代は、社会人生活より時間も自由もありますし、何事にも挑戦できる大切な時期です。ぜひいろんな経験をして、「こういうことをしたら自分は楽しいんだ」という気付きを得られるといいんじゃないかと思います。
そして、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは本当に楽しいエンタメを扱っていますし、とても成長できる環境なので、「仕事してみたい」と興味を持っていただければ幸いです。思いっきり学生生活を楽しんで、ぜひパークにも遊びにきてくださいね!
※記事内容及び社員の所属は取材当時のものです。
文:猿川佑
編集:学生の窓口編集部
取材協力:合同会社ユー・エス・ジェイ