【ワークショップ潜入レポート!】必要なのは〇〇を予測する力?!理想のキャリアを手に入れる方法

学生の窓口編集部

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就活で進みたい業種を決めたあと、どこをポイントに企業選びをすればいいと思いますか?規模、業績、提供しているサービスの知名度……たくさんの要素がありますが、つい抜けてしまいがちなのが「将来性」。企業を取り巻く情勢の変化はめまぐるしく、たとえ業界トップの企業に入社できたとしても、果たして10年後もトップであり続けるかどうかはわからない時代になったからです。

とはいえ目の前にある資料やデータから企業情報を読み解くには、コツが必要。そのコツを会得する知識が身につくのがCMA(日本証券アナリスト協会認定アナリスト)という資格です。そこで今回は「日本証券アナリスト協会」とマイナビ学生の窓口がコラボイベントを開催!2人の講師をお招きし、就活に役立つ “理想のキャリアを手に入れる方法”を「将来性の予測」という観点から伝授してもらいました。

CMAとは??

企業価値を正しく分析するための企業財務に関する知識、マクロ・ミクロ経済、資本市場や金融商品の仕組み、投資理論に至るまで幅広い知識が身につく金融・資本市場におけるエキスパートの資格。CMA資格者は、証券会社や銀行などの金融機関はもちろん、企業のIR(投資家向け広報)担当者や経理・財務担当者、M&A担当者や経営企画部門、金融系システムエンジニア、会計士、社外取締役などさまざまな分野で活躍中!企業情報を読み解く力がつくので、金融業界志望でない人にも就活やキャリアアップで役立つ知識が得られます。
CMAについて詳しく知る!

企業選びで重要なポイントって?

大手IT企業からベンチャー企業まで、さまざまな企業でキャリアを積みながら「どうすれば活躍できる人材になれるのかを学んできた」という合同会社ウィングのCEO有坂享紀さんが、「自分の理想のキャリアを着実に、早く手に入れる方法」をテーマに、企業選びのポイントをレクチャーしてくれました。

有坂さん「就活の際は“安定した会社”やブランドという観点で選びがち。でも過去5年間で正社員を減らした企業ランキングの上位は、実は就職ランキングでも上位の会社なんです

それはつまり、冒頭でも述べたように「安定性を重視して就職先を選んだつもりでも、将来も安定しているかは分からない」ということ。企業の未来を予想するには、日本社会の変化と企業の将来の競争力を予測することが大事だと有坂さんは言います。

サラリーマンとして約40年働く上でまず知っておきたいのは、企業の業績や成長性は時代とともに変化していくということ。これまでの日本は終身雇用制が有効だったので大きな企業に入れば安定した将来を約束されましたが、人口が減少しグローバルでの競争力が必須となってくるこれからの社会では、「未来の課題への対応力」が企業にも問われていくのです。

そこでポイントになるのが、今回のテーマでもある「IRなどの企業情報からそれらの情報を読み解く」ということなんですね!

実在の企業を例に企業情報を読み解いてみよう!

続くワークショップパートでは、実際にある国内大手の同業他社情報を比較し、各企業の「人口構成の変化に対する対応力」を整理してみることに。
 

まず人口変化から起こる問題として考えられるキーワード(「晩婚化」や「高齢者の増加」など)をピックアップ。事前に配布された情報シートはもちろん、自分のスマホでも検索しながら、これらの企業はピックアップしたキーワードに対して対策を立てているのか立てているのであればどんな対策なのか、またそれらの問題に対応した事業が展開されているのかを調べ、どんどん書き出していきます。

取り組みがあれば○(1点)、その中で一番取り組んでいそうな企業には◎(2点)、取り組みがないもしくは見つけられない企業には×(0点)をつけていくことで、人口の変化への対応力を(簡易的ではありますが)数値化でき、客観的な比較が可能に!

時間の都合により駆け足の進行にはなりましたが、自分の手を動かし、なじみのある実在の企業を使って分析してみることで、「現時点で業績がいい(または知名度の高い)企業」と「実際に人口の変化への対応力として数値の高い企業」はイコールではないということがリアルに体感できるワークでした!

この方法はスマホ1台あれば誰にでもできるものなので、実際の企業選びの際にぜひ活用してみては?

あの人気企業もしっかり「将来性」を予測していた!

第二部では、「モンスターハンター」「バイオハザード」など人気タイトルを多数開発しているゲームメーカー・株式会社カプコンより、山城紀之総務部長をお招きし、講演が行われました。(山城さんは、総務部長でありながらCMA資格者でもあります!)

CMA資格を羅針盤として、移り変わりの激しいゲーム業界の現状や株式会社カプコンの企業理念などをトーク。企業の成長性を読み解く重要なキーワードとして「ROE(自己資本利益率)」のお話も。

山城さん「ROEは企業が自己資本に対して年間どれだけ利益を得てきたかを表す数字で、企業の成長率を測ることができるもの。上場企業は一般的に8%達成を求められていて、業績が悪くなると数字は低くなります。例として、株式会社カプコンの2018年度のROEは14.4%と、高い実績を見せています。ROEなどの数字の読み解き方は、CMA資格の勉強の過程で分かるようになります。就職でどの企業を選ぶかもそうですが、自身の成長や、資産形成のためにもROEを観点に考えていってほしいと思います」

第一部の“企業の将来の競争力”とリンクし、「カプコンでは10年後、20年後の世の中を見据え、何が成長事業か考えています」というお話も。その取り組みのひとつとして、今後世界で伸びていくと考えられているeスポーツの現状や将来性なども熱く語ってくださいました。

講演の最後には、質問タイム!

Q. CMA資格は学生時代に取得できるものですか? 取るのは難しいですか?

私自身は社会人で取得しました。学生時代に取れれば良いのですが、正直簡単ではありません。ただこの資格は、金融機関はもちろん、どんな事業会社に行っても役に立つリテラシーが身につきます。仕事だけでなく、個人の資産を形成するのにも役立つので、どんな人生を送るにしても無駄にならない資格だと思います。

Q. 総務の仕事とCMA資格はどう関連するのですか?

総務の仕事の1つに「株主総会の開催」があるのですが、株主の中でも会社に対して特に忌憚のない言葉をくださるのは「機関投資家」というプロの投資家の方々。その多くがリテラシーとしてCMA資格を持っていることが多いので、会社側としてその方たちと対話するにあたり、資格があると対等のベースで話せると実感しています。また、この資格を学ぶことを通じて、資本主義の世の中で生きていくにあたり何をベースに考えていくのかが確立される気がします

※機関投資家……銀行や保険会社、政府系金融機関など、大量の資金を使って株式や債券で運用を行う投資家のこと。

Q. 就職が失敗だと気付いたらどう挽回する?

どんなことでもそうですが、失敗しても、あとから笑い話やエピソードとして使える可能性もあります。そういう痛い経験があるからこそ、将来できることもあるので、言い方は無責任ですが、ご縁のあるところに就職して、どこでもぶつかってみるのがいいと思います。ひとつだけ言えるのは、ぶつかってみた瞬間に、自分から一歩下がるのではなく、一歩前に出て、嫌な状況でもいったんは面白がってみること。それでも失敗だと思ったら、何が失敗だったのかとことん客観的に状況を分析し後からネタとして使えるようにした上で、次へ向かったらいいんじゃないでしょうか。

まとめ

有坂さんと山城さんのお話に共通していたのは、現状だけでなく未来の企業の姿を予測する力を身につけることの大切さ。その力を身につけるために、CMA資格に向けての勉強が役に立ちそうです。今の時代を生き抜く武器として、また自身の将来の羅針盤として、CMA資格を目指してみるのもいいかもしれません!

CMAについて詳しく知る!

他の先輩CMAのインタビューを見る!

日本証券アナリスト協会のHPはこちら

提供:公益社団法人 日本証券アナリスト協会

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