【人事ｘキャリアコンサルタント対談】自分がやりたいこと、そしてそれを実現できる環境を見極めるには

更新:2022/10/03

PR 提供：セイコーエプソン株式会社

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就職活動では、自分の将来のビジョンを明確にし、企業の取り組みなどを理解することが必須。しかし、そうした明確なビジョンが描けないという人も多いはず。そこで今回は、悩める学生に向けて、セイコーエプソン株式会社の人事担当者とキャリアコンサルタントに「就職とキャリア」について本音で語っていただきました。
※2021年3月の長期ビジョンの改定に伴い、ページ内容の一部を変更しています。

（左から）セイコーエプソン株式会社人事部部長中島紀彦さん
セイコーエプソン株式会社人事部課長田中直樹さん
キャリアコンサルタント深澤絢さん

※所属部署・役職は撮影当時のものです。

自分に合う企業選びをするためには？

とにかく行動し、経験すること

――「どんな仕事に就きたいのか分からない」「自分に合った仕事を探す方法が分からない」といった悩みを抱えている学生が多くいますが、こうした学生にはどのようにアドバイスをしますか？

田中さん　これまで経験した中で、自分がどんなことに興味を持ったのか、モチベーションが上がったことは何かを考えた上で実際に行動すると良いですね。そうすることで自分自身を分析することもできますし、将来やりたいことも明確になります。

中島さん　インターンシップは「できるだけ早く、多くを経験すること」が大事です。中には大学1、2年生でも参加できるインターンシップもありますし、同業界、同職種ならば複数の企業を経験すると良いと思います。積極的に参加して実際に仕事を経験すれば、それがきっかけとなって自分がやりたいことが見えてきたり、自分に合う仕事が見つかったりするのではないでしょうか。

深澤先生　じっくりと自分と向き合い、これまでにとってきた行動・選択を振り返ることはとても有効です。自分の基準となる「軸」が理解できますからね。また、インターンシップへの参加など行動を起こした後は、必ず「実際に行動してどうだったのか」を振り返ることも重要です。大学3年生や大学院1年生になってから急に行動を起こすのも避けるべき。「就職」を意識した色眼鏡で見てしまい、純粋な視点で判断ができにくくなるのです。そのため、できるだけ早い時期に行動に移すことも大事なポイントです。

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――インターンシップへの参加は「企業選び」をするためにも重要ですね。

中島さん　弊社でも2週間のインターンシップ(高専学生は加えて3カ月のプログラムも実施)を行っていますが、そうした1週間以上のインターンシップならば、会社の雰囲気や仕事内容についての理解を深めやすいのではないでしょうか。また、基本的なことですが、実際に働いている社員の声を聞くことも企業選びの参考になるものです。他にはメーカーやITの企業だと、「製品や技術」に注目するのも一つのアプローチですね。弊社の場合ですと世界初の製品やユニークな製品も多いので、「製品のファン」という学生も多いですよ。

深澤先生　学生の多くが「自分が受け入れてもらえるのか」といった「職場での人間関係」を不安要素に挙げています。ただ、そうした人間関係は実際にその会社に飛び込んでみないと分からないもの。時間をかけて会社の雰囲気が理解でき、働いている社員と交流できるエプソンさんのインターンシップは、学生にとって非常に良い形だといえますね。

働いている姿、その後のキャリアを意識すること

――最近は学生も企業も職場環境を重視する傾向にあります。エプソンでは、何か取り組みをされていますか？

中島さん　仕事と生活の両面で良い環境の提供に努めています。例えば、社員の住宅環境については、社員用の住宅を用意するのはもちろん、立地についてもできるだけ勤務先から近い場所を提供しています。通勤にかかる負荷は意外と大きいものですからね。

深澤先生　技術職を志望する理系の学生は、「メーカーは地方の広大な土地で研究開発をするもの」と考えている方が多いように思います。研究や開発に集中できる環境を公私の両面で支えてくれる、というのはとても魅力的なことではないでしょうか。

田中さん　余計な部分に時間を削られることなく、仕事とプライベートにメリハリをつけて生活ができますからね。最近は多くの社員がワークライフバランスを重視しますので、弊社としても環境整備にはこれからも注力していくつもりです。

――「育成面」においてはどのような取り組みをしていますか？

中島さん　当社で最も多い職種であるエンジニアの育成が重要です。中でも、ビジネスを牽引するリーダーをエンジニアから育成することを大きなテーマに掲げています。一つの分野を極めるようなスペシャリストも重要ですが、そうしたエンジニアを引っ張り、ユニークな技術をお客様の求める製品・サービスやビジネスに展開できる人材も弊社には必要です。そのために弊社では、エンジニアにもジョブローテーションや、海外現場への派遣などを入社数年の若いうちから経験してもらうよう、仕組みの導入を検討しています。

深澤先生　スペシャリストを目指す学生ばかりではありません。「一つのことばかりだと飽きてしまう」という学生もいます。そうした学生にとっては、入社時点で決め打ちされず、適性を見極めながらキャリアが積めるこうしたシステムは、非常に魅力的だと思いますね。

エプソン先輩社員の”キャリア”を覗く

エプソンが目指す未来とは

”個性”で世界と勝負する

一一”企業”としての「エプソン」はどんな企業だとお考えですか？

田中さん　弊社の魅力は「こだわりを持ってものづくりに取り組んでいること」ですね。特に他社に真似できないような技術、製品を生み出そうとする「創造と挑戦」の文化が脈々と受け継がれていて、「自分で何かをつくりたい・生み出したい」という挑戦意欲を持った学生にとっては魅力的に映るでしょう。また、弊社の製品が全世界で使われているというのも、働く上でのモチベーションとなるのではないでしょうか。

中島さん　若いエンジニアたちも、自分が携わる製品がどのようなお客様価値を生み出すのか、社会的意義を持つのかに関心を持っていますね。育成の話にもつながりますが、自分の仕事にどんな目的があるのか、社内の他の仕事や最終的なお客様に対してどうつながっているのかが明確でないと、働いていてもやりがいを感じられません。弊社の製品は目的が非常に明確です。これは、社員育成でも目的や仕事の意義の明確化を重視しているからこそです。

深澤先生　実際に「その企業が携わっている製品がどのように使われているか」に注目している学生たちは多いですね。若い世代が重要視している「自己肯定」にもつながりますから、働く上では非常に大事な要素といえますね。

――今後どのような企業を目指しているのか、また将来に向けて現在取り組んでいることを教えてください。

中島さん　弊社のビジョンは社会課題の解決に真摯に向き合い、弊社への期待を感じ取り、それらをはるかに超える製品やサービスの提供により、新たな価値を創出していくというものです。そしてその取り組みは、SDGsで目指す持続可能な社会の実現と目的を同じくするものです。
例えばプリンターの分野では、弊社独自のインクジェット技術を磨くことで、世の中のプリンターをレーザー方式からインクジェット方式へとテクノロジーシフトを進めています。オフィスではこれまでレーザー方式が中心でしたが、低消費電力でメンテナンスが容易、かつ、コストパフォーマンスの高いインクジェット方式の製品を生み出しています。布地プリントやラベル印刷、大型看板といった商業・産業用途でも、アナログ印刷からデジタル印刷への移行を推進し、シェア拡大を確実に捉えるべく戦略的な取り組みを進めています。このように、弊社の技術が社会的課題の解決につながり、「なくてはならない会社」になることを目指しています。