一人暮らしに最適なカーペット・ラグ・マットの選び方! 素材やサイズはどうする? 3ページ目
■カーペット・ラグ・マットの選び方3.一人暮らしにあうサイズ
カーペットとラグの違いで取り上げたように、カーペットは床全面に敷くこともありますが、ラグは部分的に敷くタイプです。一人暮らしを始める場合のカーペット選びには、どのようなライフスタイルになるかも考えてチェックしてみましょう。
<防音や寒さ対策としてはカーペット>
2階以上のお部屋にお住まいになる場合や、保温性を期待した寒さ対策などの場合には、床面に敷き詰めるカーペットを利用する人も多くいます。この場合、ベッドやテレビボード、チェストなどの家具も、カーペットの上に配置することになります。しかし、床から下階に伝わる音を少しでも抑えるのに役立つので、床全体に敷きたい場合は防音用のカーペットもおすすめです。
夏には収納してしまうということもあるカーペットは、冬には防寒・保温で登場します。一人暮らしのお住まいにも、カーペットを敷くことで光熱費を抑えるアイテムとして貢献してくれます。防寒や保温効果を期待する場合には、部屋の大きさに合わせて敷き詰めるカーペットがおすすめです。
<おしゃれやモダンな部屋づくりにはラグが最適!>
一人暮らしに多いサイズの部屋は、6帖や8帖。ベッドが約1帖で、テレビボードが0.5帖。さらに、チェストやシェルフなどで0.5帖使うとすると、家具などで2帖は埋まってしまいます。そのため、部分的に敷くラグの3帖未満という大きさは、部屋のアクセントとしても、一人暮らしの部屋づくりにもおすすめのサイズになります。
ベッドやテレビボードなどの家具をよけて、テーブルやソファの配置に合わせて敷くことができるラグ。毛足の長いタイプのラグや、素材感を活かしたラグも部屋をおしゃれに魅せてくれます。部屋のアクセントにするなら、個性的なデザインのものを選んだり、素材感の強いものを敷いて季節感を楽しんだりすることもできます。
■カーペット・ラグ・マットの選び方 まとめ
一人暮らしを始めるときには、早めに準備したいカーペットやラグ・マット。好みやデザインもさまざまですから、引っ越し前から自分のイメージするお部屋に合ったデザインや素材をチェックしてみましょう。使うほどに味の出てくるカーペット、高級感のあるラグなど、インテリアとして楽しめるものがたくさんあります。家具やカーテンを選ぶのと同じように、カーペットやラグ・マットもしっかりチェックしましょう。
・執筆:高橋美布
建築や設計デザインの経験を活かして、インテリアやリノベーションにかかわるコラムを執筆中。「和」の魅力を海外でもアピールしながら、海外のインテリアや家具の魅力、部屋作りも伝えたいと思っています。