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カリエド駅からすぐの南北を走るリサール通りを東西に分かちあっているのが西側のチャイナタウン、東側がキアポです。チャイナタウンの親善門とスペイン人建立のキアポ教会が印象的な2つの街は、中国、スペイン、フィリピンの3つの国の文化を感じられる場所です。

チャイナタウンには薬局や食料品店、中国料理店が並び散策しているだけでも楽しくなってしまうエリアです。小腹が空いたら食べ歩きしながら巡ってみましょう。またここからリサール通りを挟むとキアポ教会があり、さらに進むとキンタ・マーケット、もっと進むとマラカニャン宮殿があります。人通りも多く、イスラム教徒の多いゴールデン・モスクもあり、多種多様の人々が行き交います。治安はいいとは言えませんので大きな通りを明るいうちに散策しましょう。

フィリピンのおすすめ観光地7.キアポ教会

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キアポの中心、スペイン人が建立したキアポ教会は、17世紀にメキシコから持ち込まれたと「ブラック・ナザレ像」がある教会で有名です。ブラック・ナザレ像は、黒い木で作られた等身大のキリスト像で、ナザレ像の前では信者が祈りを捧げたり、キリストの足に手を添えて祈ったりしています。この像は触ると病気が治る、奇跡が起こると言われているためにキリスト像に手を添え、回復を祈るようです。

1月9日には「ブラック・ナザレ・フィエスタ」が行われブラック・ナザレ像が神輿のように担がれ、周辺を練り歩き多くの信者で盛り上がります。国民の80%がカトリック教徒というフィリピンでは、黒い肌のキリスト像が自分たちに近い存在であることが人気のひとつにつながっているようです。

フィリピンのおすすめ観光地8.ゴールデン・モスク

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スペインに占領される前の時代、16世紀までフィリピンはイスラム教徒の土地でしたが、占領後急速に進んだキリスト教化がきっかけで、イスラム教徒はキリスト教に改宗させられました。しかし一部独自にイスラム教を信仰し、子孫達へ教義していた人たちが存在し、その人々の心の拠り所として1976年に建てられたのがゴールデン・モスクです。

ゴールデン・モスクは広々としていて、マニラに住むイスラム教徒たちが毎日祈りを捧げています。自由に見学できますが寄付が必要です。肌を露出した服装での出入は控えるようにして下さい。

フィリピンのおすすめ観光9.マラカニャン宮殿

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マラカニャン宮殿は、マルコス大統領を退陣させたきっかけのエドゥサ革命で市民が大勢宮殿に押しかけた、あの宮殿です。現在は、歴代の大統領の功績や写真の展示などが行われる大統領記念博物館で、一部見学可能となっています。

かつてはスペイン貴族の別荘で、スペインやアメリカの統治下時代には官邸としても機能していたマラカニャン宮殿は、見学の際予約が必要ですので、事前予約を忘れずに行いましょう。

フィリピンのおすすめ観光10.サン・オウガスチン教会

世界遺産に登録されているサン・オウガスチン教会はフィリピンで一番古い石造の教会で、有事の際は要塞として利用することも想定されていたため、幾多の地震や戦争にも耐えられた頑丈な造りの教会です。

教会内部の祭壇は、イタリア人建築家のデザインでバロック様式のフィリピンではめずらしいデザインになっています。祭壇左にはスペイン人初代総督レガスピが眠り、礼拝堂もあります。シャンデリアが灯るとより美しい壁画や内装が見え、ここがフィリピンのキリスト教信者にとって、神聖な特別な場所であることが理解できます。隣接する博物館も宗教画の展示があり大変興味深いです。