フィリピンのおすすめ観光地20選! 歴史と文化を学べる注目スポットは? 4ページ目
フィリピンマニラの郊外メトロ・マニラにある「パヤタス」は、ゴミの山に住む人々を指します。貧困のため親に捨てられたストリート・チルドレン達や、内戦、自然災害で家を失った人などもここで生活し、ここに集められたゴミの中から拾ったものをお金に換金することで生計を立てています。
近代化が進むフィリピンの裏側でまだこのような現実があることは、知っていながらも、目を背けてしまう現実です。フィリピンには麻薬取引や強盗殺人、窃盗などがまだまだ蔓延し、国内情勢も治安も安定してはいませんが、訪れることでわかることもありますので、一度マニラ旅行に出かけてみて、空気感を感じてみることもいいのではないでしょうか。
フィリピンのおすすめ観光12.イントラムロス
フィリピンの城塞都市、イントラムロスは、スペイン統治下にできた城塞で当時の暮らしも垣間見ることのできる街です。内部にあるマニラ大聖堂やサン・オウガスチン教会、バハイ・チノイなどがあります。
サン・ディエゴ要塞は、イエズス会の神父様が建設したもので近くには日本軍が残した大砲跡も残っています。スペイン時代の面影を残しながら、壁の内側で暮らしていた人々の歴史に思いをはせることができるでしょう。サンチャゴ要塞は、ホセ・リサールの記念館も合わせてみるとフィリピンの悲しい歴史、第二次世界大戦の凄まじさがわかります。
徒歩またはペディキャブ(自転車タクシー)、カレッサ(馬車)、タクシーで回ると効率的です。料金交渉などもできますので相場を探りつつ料金決めを行いましょう。
フィリピンのおすすめ観光13.エルミタ
ツーリストベルトと呼ばれている旅行者の街、エルミタはホテルや旅行会社、コンビニに両替所と旅行者が便利に過ごせる場所で、リサール公園やフィリピン大学などもあり賑わいを見せています。ショッピングはロビンソン・コマーシャル・コンプレックスという大きな複合施設があり、お土産も購入できる便利なモールがあります。吹き抜けの開放的なインテリアは大変居心地がよく、清潔です。ボウリング場や映画館があり混雑しています。
しかしながらまだ、エルミタは全体的に治安がいい場所ではないため、夜間の女性の一人歩きはおすすめできません。スリや物乞いをする人もいるため、明るいうちの行動がいいでしょう。
フィリピンのおすすめ観光14.パサイ市
ニノイ・アキノフィリピン国際空港があるパサイ市は、地方への長距離バスターミナルが集中するエドゥサ駅、ロハス通りのナイトクラブ、国際展示場、2015年オープンのカジノ施設シティ・オブ・ドリームス・マニラなどがある都市です。
中でもフィリピンローカルの市場、バクララン・マーケットはマニラ一大きなマーケットで、家庭用品、衣料品、食料品などなんでも揃っていて庶民の台所事情を見るのには大変興味深い場所です。水曜市と日曜市は人で溢れかえっていて超混雑しています。スリも出没するので注意を払いましょう。
フィリピンのおすすめ観光15.サン・フェルナンド
パンパンガ州の都、サン・フェルナンドは、イースター(復活祭)とランタンフェスティバルで有名な街で、マニラのキアポから中距離バスでおよそ1時間30分の場所にあります。
サン・フェルナンドのイースターは、聖金曜日のキリストの受難の日に、国内からたくさんのキリスト教信者が訪れます。そしてそのイースターは、世界でも稀に見る奇祭で、キリストの磔の刑を再現するかのような祭りです。最後には十字架に磔にし、手足を本当に杭で打つという日本人にはとても衝撃的なクライマックスを迎えます(磔にされる人は立候補制だそうです)。
そしてランタンフェスティバルは、フィリピンの祭の中でも代表的な祭で12月に行われます。大型の紙製などのランタンに灯をともしランタンの美しさを競うものです。深夜の暗闇に灯るランタンの灯は本当に美しい光景です(優勝したランタンは二度と同じものができないように燃やすのが伝統的なルールだそうです)。サン・フェルナンドの二大祭り、ローカルルールがわかりにくい部分もありますがとても興味深い祭りで、世界中から観光客が訪れます。