【理系研究室訪問】英語が飛び交う国際派! 東京大学生産技術研究所松永研究室に潜入してみた!【学生記者】

わこ
2017/12/07
授業・ゼミ
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目次
  1. 東京大学生産技術研究所の正門! さあ中に入っていきましょう!
  2. 二つ目の研究室へ移動!
  3. キャンパス内の施設「デザインラボ」って何!?
  4. 松永先生に研究や学生に対する思いを聞いてみた

【理系研究室訪問】英語が飛び交う国際派! 東京大学生産技術研究所松永研究室に潜入してみた!【学生記者】

こんにちは! 中央大学3年のわこです。

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みなさんは、理系研究室と聞いて「どんな機器があるの?」「理系の学生は普段研究室で何をしているの?」と思ったことはありませんか? この記事は、理系研究室に関するさまざまな疑問について直接研究室訪問をしてその真相を探っていく「理系研究室訪問」企画の第二弾です! 今回訪れたのは、東京大学生産技術研究所松永研究室。ここでしか見られない珍しい設備などもたくさん見ることができましたよ! もちろん、先生や学生さんのお話もたくさんご紹介していきます。

東京大学生産技術研究所の正門! さあ中に入っていきましょう!

【理系研究室訪問】英語が飛び交う国際派! 東京大学生産技術研究所松永研究室に潜入してみた!【学生記者】

今回訪れた「東京大学生産技術研究所」は東京都目黒区にあります。東京大学といえば赤門がある本郷キャンパスが有名ですよね。こちらも、歴史を感じるかっこいい雰囲気です! 松永研究室では、松永先生を中心に合計9名の研究員、学生さん、技術スタッフさんたちが血管を人工的に作製して疾患組織の解明に関する研究をしています。この先にはどんなおもしろい光景が待っているのか? 早速入ってみましょう!

研究室の中には見慣れない機器がいっぱい!

【理系研究室訪問】英語が飛び交う国際派! 東京大学生産技術研究所松永研究室に潜入してみた!【学生記者】

高橋特任助教に案内していただいたのは二つの実験室。まず、一つ目部屋では主に細胞実験をするための土台や材料を作っているそうです。まず目についたのは、大きなガラスが貼られたテーブル。

【理系研究室訪問】英語が飛び交う国際派! 東京大学生産技術研究所松永研究室に潜入してみた!【学生記者】

高橋特任助教:これは「ドラフト」という装置です。目的の分子を作るために行う"合成"をする際に使います。その中で毒性のある有機溶媒を使用することもあるので、外側からガラスの内側へ空気が入るようになっていて、内側の空気は絶対に外側へ漏れないようになっています。そうすることで毒性物質が外に出ることがなく、私たちの健康を守ってくれています。

わこ:わぁ、頼もしいですね! ドラフトの隣にあるこの機械は何ですか?

【理系研究室訪問】英語が飛び交う国際派! 東京大学生産技術研究所松永研究室に潜入してみた!【学生記者】

高橋特任助教:こちらは「凍結乾燥器」といい、材料の中から水分を除いて保管してくれます。実は水分を除くという作業は意外と大変なんです。水の沸点は100℃ですが、タンパク質は70℃で変性してしまいます。なので、普通に水を蒸気にしようと沸騰させてしまうと、タンパクも壊れてしまうんです。

わこ:たしかにそうですよね! では、この機械ではどんな方法で水を除くのですか?

高橋特任助教:圧が低いところだと、同じように温度を上げていっても固体が液体にならずにいきなり気体になる昇華という性質を利用しています。水を凍らせて氷の状態にしてから圧を下げ、真空状態で温度を上げることによって、氷は水にならず水蒸気として外側に飛んでいきます。ドライフルーツを作る工程を考えてもらえると一番わかりやすいかなと思います。

わこ:なるほど! 実際にどんなものを乾燥しているのですか?

高橋特任助教:「ゲル」と呼ばれる寒天のようなものです。私たちは細胞をくっつけるときに親和性の高い「ゲル」をたくさん使用します。ゲルには、たくさんの水分が含まれていて、実験のためにはとてもよいのですが、その分長期保存したいときは腐りやすいです。それを腐りにくい状態にするため、この機械で乾燥させています。

わこ:そうなのですね!

次に大きなクリップのようなものが付いた機械を発見!

【理系研究室訪問】英語が飛び交う国際派! 東京大学生産技術研究所松永研究室に潜入してみた!【学生記者】

高橋特任助教:これは、ゲルを挟んで引っ張ることで強度を測ります。強度のほかにもどんな性質があるのかを調べることができます。

【理系研究室訪問】英語が飛び交う国際派! 東京大学生産技術研究所松永研究室に潜入してみた!【学生記者】
▲この部分でゲルを挟んで測ることができる

【理系研究室訪問】英語が飛び交う国際派! 東京大学生産技術研究所松永研究室に潜入してみた!【学生記者】

高橋特任助教:これはqPCRという機械で、細胞内のRNA(リボ核酸)を定量的に量ることができます。細胞には一つひとつ核というものがあり、その中に含まれるのがよく聞く「DNA」です。このDNAから、タンパク質の合成などに必要な情報を取り出して伝達しているのが、「RNA」と呼ばれるものなんです。そのRNAの量を測ることで、さまざまな条件で実験した結果をはっきりと比較することができます。

わこ:へぇ! こちらの研究室ではどのような実験で細胞内のRNAを測る必要が出てくるのですか?

高橋特任助教:まず自分たちで人工的な血管の組織を作ります。そして、そこにがんの因子や、抗がん剤などを入れて、病気の状態や治る過程を見るんです。そこでRNAを測定することで、病気に関わる因子や、抗がん剤の効果がどうなのかを調べることができます。逆に、あらかじめある因子を欠損させた細胞から組織をつくり、そこからどう回復するかについて研究する場合もあります。

わこ:こんなにコンパクトなのに研究にはなくてはならない存在ですね! すごい!

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わこ
中央大学
趣味は、舞台・美術鑑賞でアニメや漫画を見ることも大好きです!特技はスキーで技術向上を目指しています。後悔しないように大学生のうちにたくさんの経験をしたいと思っています。主に文化に関する記事を書いていきたいです。
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