【先輩しくじり体験談】フィリピンで15ヶ所も蚊に刺された! 東南アジア旅行の注意点とは【学生記者】
こんにちは、慶應義塾大学環境情報学部4年のみゆです。
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長期休みには海外旅行をする学生が多いですが、「もしも」に備えられるモノも準備していますか? 突然風邪を引いたり、現地でなぜか体調を崩したりすることもあります。ほとんどの方は普段日本で服用している常備薬くらいは持参しているのではないでしょうか。しかし、虫刺されの予防まで気を回して準備する方はあまりいないかもしれません。学生が手軽に行ける東南アジアでは、マラリア・デング熱などの病気を媒介する蚊に刺されるリスクが高いことで知られており予防は必須です。そこで今回は、東南アジア旅行予定の学生にぜひお伝えしたい、現地の虫よけ事情をご紹介します。
■私はここで失敗した! 東南アジア旅行のしくじりポイント
私は以前、フィリピンに2ヶ月ほど滞在していたのですが、1日に15ヶ所蚊に刺されたことがあります。滞在初日から数ヶ所刺されたため、その後は日本から持参した虫よけをつけて外出していたのですが、ほとんど効果はなく結果15ヶ所も刺されることに……。そのときは日本以外の国から来た学生と一緒に過ごしていたのですが、彼らは全く蚊に刺されておらず非常に驚きました。なぜ自分だけ、このような目に遭ってしまったのでしょうか。
■しくじってしまったのはなぜ? 今振り返ってわかった原因
15ヶ所刺された翌日、現地の女性に笑い話としてさされたところを見せました。すると、彼女が「試しにこれを使って1日過ごしたら?」とフィリピンで売られている虫よけを貸してくれました。すると、驚くことにほとんど刺されなくなったのです。その虫よけは特別強力なタイプのものではなく、現地の市販のものでした。
そこで、帰国後に詳しく調べてみたところ、日本の虫よけは海外のものと比較して効果が弱いものしか売られていないそうです。虫よけの効果を示すDEETという値があり、日本ではつい最近まで12%未満のものしか販売できませんでしたが、海外では30%を超える強力なものも普通に販売されています。つまり、私が持参した日本の虫よけは世界標準で言えば効果が弱すぎて全く意味がなかったのです。病気を媒介する蚊に1日で15ヶ所も刺されてしまい、当時は感染を心配しましたが運よく何の病気にも罹患しませんでした。しかし、DEETが30%を超える虫よけを現地で早期に買っておけば、こんなにも蚊に刺されることを防げたかもしれません。変な虫に刺されないように気をつけていたものの、対応が甘かったようでした。海外には日本の虫よけでは対応できない虫がいるので、現地標準のものを使用するのが最善です。