測量士になるには? 資格や試験について知ろう 2ページ目
測量士、または測量士補になると、測量業者の下で働くことになります。測量士補の場合は、上で説明したように、補佐として経験を積み、測量士を目指します。
測量士の場合は、その測量業者の下でさらに経験を積んで昇進するか、他の同業者へ移る、また他業種への転職なども挙げられます。転職の場合は、測量の経験を生かして建設系の仕事をする、また宅地建物取引士や土地家屋調査士など、建築関連の資格を取得して転職するというパターンも見られます。
■測量士の給与はどうなっている?
厚生労働省が公開している「平成28年賃金構造基本統計調査」には、「測量技術者」の給与についてのデータが記載されています。測量士という名目ではありませんが、参考にご紹介します。
※平均年収は「きまって支給する現金給与額」を12倍し、そこに「年間賞与その他特別給与額」を加え計算
●企業規模10人以上の会社に勤める測量技術者
平均年齢:44.1歳
平均勤続年数:15.0年
平均年収:457万2,800円
●企業規模10-99人の会社に勤める測量技術者
平均年齢:44.4歳
平均勤続年数:14.6年
平均年収:439万7,600円
●企業規模100-999人の会社に勤める測量技術者
平均年齢:40.3歳
平均勤続年数:14.6年
平均年収:493万3,600円
●企業規模1,000人以上の会社に勤める測量技術者
平均年齢:45.9歳
平均勤続年数:20.2年
平均年収:592万7,600円
引用:厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」
⇒http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103_&tclassID=000001062209&cycleCode=0&requestSender=estat
測量技術者の平均年収は、最低でも約440万円、最高で約590万円と、サラリーマンの平均年収が400万円といわれていますので、それよりも高給です。やはり専門的な技術・知識が必要ですから、給料も高くなるのでしょうか。また、平均勤続年数が長いことも特徴です。
測量士になるための方法や年収などをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。建設に関して欠かせない仕事ですし、手に職を付けるという意味でも、取得を目指してみるといいかもしれませんね。
(中田ボンベ@dcp)