弁護士になるには? 司法試験だけではダメ?! 意外と知らない資格と年収をチェック 3ページ目
弁護士資格取得後は、弁護士・法律事務所へ就職するのが一般的です。もちろん、必ず就職できるわけではないので、中には弁護士資格を取得しても就職できないという人もいます。とはいえ、いきなり個人でやるのはさすがに難しいですから、せっかく弁護士資格を持っていても、就職浪人として過ごす人も少なからずいます。
最後に、気になる弁護士の収入ですが、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」に、企業規模別に「弁護士の給与」を調べたデータがあります。ここで公開されている「きまって支給する現金給与額」を12倍したものに「年間賞与その他特別給与額」を含め、おおまかな年収を計算してみました。金額は以下のようになっています。
●企業規模10人以上の会社に勤める弁護士
平均年齢:35.6歳
平均勤続年数:6.6年
平均年収:1,095万3,500円
●企業規模10-99人の会社に勤める弁護士
平均年齢:35.5歳
平均勤続年数:6.7年
平均年収:1,107万1,800円
●企業規模1,000人以上の会社に勤める弁護士
平均年齢:37.9歳
平均勤続年数:3.6年
平均年収:674万1,400円
⇒データ出典:厚生労働省「平成27年賃金構造基本統計調査」の「職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001058843&cycode=0
「企業規模10人以上」と「企業規模10-99人」の場合は、1,000万円超えです。1,000人以上の規模の大きな会社に勤めている場合は約674万円と、大きく落ちますが、それでもサラリーマンの平均年収といわれている約400万円を大きく超えていますね。やはり弁護士はお給料の高いお仕事と言えそうです。
弁護士になるにはどうすればいいかをご紹介しましたがいかがでしたか? 将来弁護士を目指す方はぜひ参考にしてみてくださいね。
(中田ボンベ@dcp)